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VTECは低回転では吸気量が少なく、高回転では吸気量が多くなるようにバルブを変えるのはなぜなのでしょうか。吸気量が多いとトルクが大きくなると思いますが、高回転でトルクを大きくするのはなぜなのでしょうか。どういうシーンなのでしょうか。

A 回答 (5件)

「バルブを変える」のではなく、「バルブのリフト量」を変えるのですね。



低回転時に、リフト量を減らし、空気の入口を狭めることで、混合気が勢いよくシリンダーに入り込み、シリンダーの中に渦を作ります。
それで、混合気を燃えやすくします。
庭にホースで水撒きをする時、ホースの口を狭めると、水が遠くまで届くのと同じ理屈で勢いをつけ、シリンダー内で混合気をかきまぜるのです。
スワールといいます。

高回転時は、大量の混合気がシリンダー内に入り込みますので、意図的にかき混ぜる必要はなく、それならバルブのリフト量を大きくして、吸気抵抗を減らしたほうがいい、という考え方です。

検索してみたら、ちょっと専門的ですが、下記がありました。

http://www.geocities.jp/bequemereise/swirl.html

VTECだけでなく、可変バルタイ全般にいえることです。
ただ、可変バルタイでも、初期のものでは、バルブタイミングをずらすだけで、リフト量が変わらないタイプもあります。
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V-TEC は、低回転高燃費型のエンジンと、高回転高出力型エンジンとの相反する性格のエンジン特性を、カムの作動角の切替により実用化したエンジン名称です。


バルブのリフト量と言うよりも、開弁時間を制御して2つのエンジン特性を活かしています。
(実際にはバルブの開弁曲線にも、変化を付けてあり(他メーカーには無い機能)、現在の3ステージ V-TEC では、低・中・高 3つのエンジン特性を、カムとインテークを可動させて実用化しています)

ですので
・低回転域で燃費を良くし、高回転域では高出力を得る為。
・回転が上がるにつれてトルク(パワー)が下がっていたら、使い物にならないでしょ そんなエンジン。
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ホンダではバルブを制御するものを総称をVTECと言います。

ご質問は2ヶのカムで低速と高速を切り換える型についてですね。

>高回転でトルクを大きくするのはなぜなのでしょうか
トルク×回転数は出力ですので、高回転で大トルクを発生させ大出力を得る為です。

>どういうシーンなのでしょうか
例1.片側1車線での追い越し:短時間短距離で完了しないと対向車と衝突とかカーブになるとかの場面
例2.登坂での追い越し:定員乗車で荷物もあるセダンやミニバンでの登坂追い越し場面

等で加速する場面なので、上記のような場面で追い越しをしないとか、単に加速感を味わうとかをしない人には必要性が少ないという事になります。但し、低速カムによる低速性能の良さから、低速トルク確保とか低速燃費が良いとかの恩恵はあります。
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低回転では、慣性過給効果が働かないので、高回転セッティングのように、バルブリフトが大き(有効開弁角大)かったり、オーバーラップが大きい、吸気遅閉じだったりすると、せっかく入った空気がまた吸気系を逆流して出て行ってしまい、結局空気が入らず、トルクも出ません。

ちなみにVTECのHIバルタイではアイドリングもできません。ゆえにフェール時はLO固定になります。
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高回転域で出力を上げるためには


バルブのオーバーラップを多く取り
バルブのリフト量を増します
ところがこれだと低回転では燃焼が安定せず
出力ダウンとなします
低回転と高回転ではバルブの開け閉め制御の数値が違うのです これを解消したのがVTEC
(バリアブルタイミング リフト エレクトリックコントロールシステム)です 
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