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制御盤に関わる仕事をしている者です。

制御盤内の電線の太さに関する質問をさせて
いただきます。

電源は3相3線200Vの動力の配線で、たとえばモーターの負荷
容量が0.1KWでも、2.2KWまでは電線は必ず2スケを配線する
ように言われていますが、なぜでしょうか?
流れる電流は1Aもないように思うのですが、太い電線を使用
するには何か理由があるのでしょうか?電圧降下のためとか?
ご指導のほどよろしくお願いします。

A 回答 (7件)

材料技術的には先の回答で決まりますが、別の観点では


電気工事の技術指針である「内線規程」で決まっています。
ほぼ法律と同じような電気工事に関する規程です。
3705-10電動機回路の簡便設計で
最低1.6mm、CVケーブルでは2Sqと決まっています。
盤内もこれに沿った仕様で製作されねばなりません。
小容量の電動機の場合でも最低は、より線ならば2Sqです。
機械的強度、多条敷設の熱的電流減少係数、こう長(≒電線長さ)
などを考慮して決まっています。
内線規程は電気工事の規程ですが、盤の配線には法的規程がなく、
JEMか業界の指針程度しかありませんので、
内線規程に沿った施工がされていれば公的にも安全と思われます。
この業界で飯を食っていくのに、内線規程を知らなければ、
自動車の無免許運転とおなじです。
本は自分のお小遣いで買いましょう。自分のためです。
そして、隅から済みまで読みましょう。
盤のことが知りたければ別のサイトで「FAの溜まり場」という
サイトがあります。盤のことはここが一番詳しい回答が得られると
思います。ただし手厳しい批判もありますが、あなたのためです。
勉強しましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
内線規定読んでみます。
まだまだ勉強することがたくさんありますが、
少しずつ取り組んでいきたく思います。

お礼日時:2008/03/27 11:00

NO.2です。



NO.4とNO.5の方とそこへの質問者さまのお礼に対して言わせてください。

まず質問者さまは制御盤の主回路の電線の選定に関してであり、
発注者がどこであれ遵守の規格は【内線規程】【公共建築工事標準仕様書】で
電気屋である限りこれを逸脱することはまずありません。

2sq以内の使用に対して竣工検査で立会官に指摘を受けた場合
いくら議事録(打合せ記録)があってもまず反論できないでしょう。

主回路に対して制御回路(1.25sq以上)は確かに「電流容量」
「電圧降下」などに支障ががない場合はこれらを満足する電線が使用できます。

これを発注者に理解していただくには品質保証部の規格に基づく
試験方法を含む試験成績書でもないかぎり使用許可はでません。

この電線は細線であったり、多芯であったり、コネクタ接続であったり各社様々です。


結論として動力回路の最小【2sq】は必須です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
動力回路は最小2SQ必須ですね。
会社の上司からはそのように教えられていました
が、理由が分からなかったのです。
こういうことだったのですね。参考になりました。

お礼日時:2008/03/28 19:53

No.3で回答したdaiteiです。


内線規程の件をお話しましたが、いくつか意見を書きます。
盤の配線に関しては、電気工事に対する内線規程のような
拘束力をもつ規程や法規はありません。
よって、盤内、装置内、機械内の配線については、
製作者、仕様を決めた発注者などに責任があります。
内線規程の電線サイズは、事故による過電流や短絡電流から
電路≒電線を保護する思想です。
盤内は規制を受けませんので、どのようなサイズや方法を
選択しても、すべて自己責任です。
ですから、なおさらユーザーなどの善意の使用者に対して、
「安全性」を保証しなければなりません。
低コスト、省材料などの要求は当然ですが、
これらは、すべて安全性を担保した上での話です。
材料をケチって、事故に対して不安全な装置や盤を作る
ことはいけません。
通常の運転では、多少の電線サイズの減少は問題にならないでしょう。
2A程度の負荷電流に2SQは過大とも思われます。
しかしこれは通常の運転の範囲の話です。
事故の短絡電流や、電動機の拘束による過負荷電流に対して
脆弱な選定になってしまいます。
電路保護の協調の考え方、事故の発生確率、起きた場合の復旧の方法、
被害の予測など、ぎりぎりの設計がコストダウンになるなら
それは企業の責任範囲ですので進めるのはやぶさかではありません。
しかし、それだけの実証データが、内線規程も読んだことが
ない未熟な技術者に出来るとは思えません。
実績のある公的規格、規程に沿った施工が、
当面は安全で結局は「安い」選択ではないでしょうか?
電線を細く安全が担保できるバックデータを作って、実証できるまでは、盤内、装置内も内線規程に沿った製作をすることが、
よろしいかと思います。安全、安定稼動、保守性は
ユーザーが生産する長い期間に必要な性能です。
それを造る側の安易な考えで曲げてはいけません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
なるほど・・・と思い読んでおりました。
安全とコストダウンの両立は難しいですね。
自分は未熟者ですので、内線規程どおり
に電線を選定したいと思います。

お礼日時:2008/03/28 12:43

追伸:機械装置等の電装に於いては電線の定格電流を基準に低少化設計をしています。


0.5、0.75sq多芯ケーブル等も使います。
制御盤の電線も昔に比べ細くなりつつあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
当方の知るところでは、だいたいの客先や設計者は
定格電流より若干太い電線を指定してくるところが
多いですが、細い電線を使うところもあるんですね。

お礼日時:2008/03/28 12:39

制御系等では、その装置の保護機能の範囲内で極力低少化の努力をし最適化しています。


市販部品等の実装状態を目にし、疑問は当然と思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
当方も客先から日々低少化を要求されております。

お礼日時:2008/03/27 18:04

電線・ケーブルは一般的に「定格電流」「電圧降下」「短絡電流」から決まる一番大きなサイズを選定します。


短絡電流とは電線上位のMCCBとの協調ですが極端に細いと電線がヒューズとなり焼損します。

と言うことで「縦軸=時間」「横軸=電流」のMCCBと特性と電線の特性をプロットしてみてください。

(1)MCCBが過電流でトリップするまでに電線が耐えますか??
(2)MCCBの特性曲線が電線の下になりますか?
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
短絡電流も考えなければいけないのですね。
まだまだ勉強中の身ですので、これからも
精進していきたく思います。

お礼日時:2008/03/27 10:55

負荷用電線として使用する最小径電線だからです

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この回答へのお礼

ありがとうございました。

0.1KWでは今後も2スケを使用しますが、もし仮に
0.75スケの電線を使用した場合、何か問題が生じる
ことはあるのでしょうか?もし分かる方がいれば
よろしくお願いします。

お礼日時:2008/03/27 08:44

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