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◆「ヘンデル」・ハープシコードのためのフーガ
  における、
◆「4声・2重フーガ」の「提示部」について、教えてください。「楽式論。p180」

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この楽章において、まず、先に「調」の確認です。

【質問(1)】。この「第1(2)主題」の調は、「Gm調」です。いいですか?
       (1小節め。A・アルト。「レ~」の小節)

【質問(2)】。この「第1(2)応答」の調は、「Dm調」です。いいですか?
       (5小節め。B・バス。「ソ~」の小節)

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では、“本題その1”です。

【質問(3)】。「第1主題」の「入り音」は、「レ」です。
       なので、この音は、「主調・Gm調の属音」です。
       いいですか?
        (1小節め。A・アルト。「レ~」の小節)

だとすると、
【質問(4)】。「第1応答」の「入り(受け)音」は、「ソ」です。
       これは、主題が属音のため「+4の変応」のため、
       主題のGmの主音(根音)です。いいですか?
        (5小節め。B・バス。「ソ~」の小節)

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では、“本題その2”です。

【質問(5)】。
       ・「第2主題」の「入り音」は、「レ」です。
         (3小節め。T・テノール。「レ~」の小節)
       ・「第2応答」の「入り(受け)音」は、「ラ」です。
         (7小節め。S・ソプラノ。「ラ~」の小節)

ここで、ちょっと、疑問です。。。

       ■「第2主題」の「入り音」の「レ」は、
         「主調・Gm調のV・D7の(根音)」ですか?  または
         「主調・Gm調の主和音・Gmの(属音)」と
          解釈するんですか?

       ★「第2応答」の「入り(受け)音」の「ラ」は、
         「Dm調のV・A7の根音」ですか?

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上記の(備考・補足)

・「第2主題」と「第2応答」の「入り(受け)音」の関係は、
「+5」になっています。「+5」の関係とは

「単純フーガ」の場合であれば、
「入り」が「主音(根音)」の場合ですが、

「第2主題」の「入り」の部分が、
D7と解釈すると、D7の根音の関係にあると解釈できますが
そういう解釈でいいんですか?

・「■(第2主題)と★(第2応答)」の関係が、いまいち、納得できません。
・「調」。「コード」。「主音または根音。属音」。また、

・どこの「場所」の、「コード」。「調」などをいっているのか?
正確な解釈ができていません。

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・できるだけ、「細かな」関連を解説していただけると、助かります。

「2重フーガ」きついっす。。。(^^;
音楽に詳しい方。。。教えてください。

A 回答 (1件)

おはよう。

本番の興奮がやっと治まった。質問が溜ってしまってどれからいくか迷ってしまうけど、まずはこれから。

>■「第2主題」の「入り音」の「レ」は、「主調・Gm調のV・D7の(根    音)」ですか?  または「主調・Gm調の主和音・Gmの(属音)」と解釈す  るんですか?

ここにはDしかないのだから調性は確定不可と考える。「I」の5度でも「V」の1度でもいい。「III」の3度と感じる人はまずいないだろう。ここで属調を感じるのは7小節目を聞いた後でさかのぼるからそう聞こえるにすぎない。前にも何かの曲でこういうことあったよね。

だから、【「第2主題」の「入り」の部分が、D7と解釈すると、D7の根音の関係にあると解釈できますがそういう解釈でいいんですか?】という疑問は持つ必要もない、と言える。

>■(第2主題)と★(第2応答)」の関係が、いまいち、納得できません。

納得できない気持は解ってあげるけど、それは大きな誤解によるもの。ここが今回の質問で最も重要な部分なのでしっかり理解して。
このフーガの第2主題は”第2フーガの主題である前に”第1主題に”似合う”ように作られた楽句であるということ。第2主題のみによるフーガを書く場合には当然応答はAではなくGになる。あくまでも第1主題が作った音あるいは調に対応する(飾る)ものとして存在する。このことはモツレクの項でも説明したはず。(あ、モーツァルトのレクイエムのことね)

ここにおける2重フーガというのは第2主題同士が主題ー応答の関係を持つものではない。第2主題を伴った第1主題同士が主題ー応答を形成しているだけ、と書いたら解ってくれるかな?

で、いつもの「残念」。tom の目が理論ばかりに向けられていて音(あるいは、もっと言っちゃえば、音楽)を聴いていない、ということ。CDを聴けって言ってるんじゃなくて、楽譜から音を、音楽を、読み取る力を養ってほしいと思ってる。

理論があって音楽ができたワケじゃない。ある音楽が受容され、分析されて「いいもの」として理論が体系づけられる。のちの作曲家たちはその「いい理論」を実践、模倣し、やがて展開して、次の「いいもの」を作ろうと努力してきた。音楽を分析するためには理論を学ぶ必要がある。でも理論があてはまらない音楽に出会っても悩む必要なんかないんだよ。それが気持よければ、「なんで気持いいんだろう」から始めればいい。

別の質問で残っていたことをひとつ補足。主題とモティーフを混同しないように。モティーフは主題に含まれた最小単位の楽句だよ。日本語では「動機」という。モティーフをいくつか含みながら主題や楽句が形成される。

>他の人の質問に答えているのに・・・

妬くな妬くな。他の人の質問はその場でパッと答えられるけど、tom の質問に答えるためには楽譜を見たり教科書で確認したりで時間が必要なんだよ。その時がきたら「もうtom に付き合うのに飽きた!」ってちゃんと宣言して回答を拒否するから(笑)。tattomはそういうオトコざんすよ。
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この回答へのお礼

妬くな妬くな。他の人の質問はその場でパッと答えられるけど、tom の質問に答えるためには楽譜を見たり教科書で確認したりで時間が必要なんだよ。その時がきたら「もうtom に付き合うのに飽きた!」ってちゃんと宣言して回答を拒否するから(笑)。tattomはそういうオトコざんすよ。

◆ (*゜ー゜*)ポッ
(* ^^)人( ̄ー ̄)人(^^ *) トモダチ

どうもありがとうございました。勉強になりました。(^^)/

お礼日時:2008/04/08 18:20

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