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「根に持つ」という表現がありますが、その正しい発音を教えて下さい。
ここで言う「正しい発音」とはいわゆる「標準語で」という意味です。

家族での何気ない談話中、父が言った「根に持つ」という発音を私が「間違っているのでは?」と指摘したところ、
今度は母と共に私の方がおかしいと逆に指摘されました。

なかなか伝わり難いかもしれませんが・・・
父母は「根に」という部分を、例えば「何してるの?」という文章の「何」と同じ発音をしています。
一方私は「根に」の部分を、例えばタバコの「ヤニ」と同じ発音で今まで話していました。
これはどちらが正しいのでしょうか?(もしくはどちらも間違い?)

ちなみに父と私は東京生まれ東京育ち、母は佐賀県生まれ東京在住30年余りです。

自分の発音が間違っているとは露とも思わなかったので、父母に指摘されてビックリしたのと同時に、
同じ家族として長年一緒に暮らしていたのに何故違うんだろう?と興味深くもあります。

どうぞ宜しくお願いします。

※「標準語」での発音を知りたいので、「私の地域ではこうですよ!」というご回答はスミマセン、避けて下さいm(_ _)m

A 回答 (7件)

「根に持つタイプ」などという言葉は、文書ではしばしば目にしますが、実際の会話で耳にする機会は以外と少ないのが実情です。

私は東京→埼玉ですが、今まで周囲で耳にした限りでは、ほぼすべての人が「企む」と同じアクセントで話しており、私自身もそうです(ちなみに私の両親がこの言葉を話すのを聴いたことはありません)。
また、比較的耳にする機会が多いのはテレビ、とりわけニュースが主になります。例えば「先生に注意された事を根に持った中学生3人が‥」などですが、記憶にある限り、この場合のアナウンサーのアクセントは「似通った」や「競り勝った」などと一緒ですので、恐らくこれが標準と考えて差支えないと思います。

なお、同じ「根に持つ」でも、次のような場合はraou2004さんのご両親のように先頭にアクセントを持って来る方がむしろ標準です。

・マメ科の植物以外にも根粒菌を根に持つ植物があります。
・ジャズは、アメリカ黒人音楽を根に持つ20世紀の大衆音楽である。

個人的な意見ですが、これ等と意味的に区別する上で「いつまでも恨む」という意味の慣用句として使う場合は、先頭アクセントを避けた方がいいのではないかと思います。


> 同じ家族として長年一緒に暮らしていたのに何故違うんだろう?と
> 興味深くもあります。

アクセントやイントネーションというものは完全に理屈抜きで覚えるものだけに、最初に覚えた時の癖は中々変えられないもののようです。raou2004さんが「根に持つ」を最初に誰の口から聴いたかがポイントになると思います(もちろん覚えていらっしゃらないでしょうけど)。

なお、お父さんは東京生まれとのことですが、お父さんのご両親もやはり東京でしょうか? もしそうでなければ(特にお母さんが)、たとえ東京生まれでも標準外のアクセントを話す可能性はあると思います。
東京は日本中から人が集まって来る土地ですから、言葉に関しては発音も含めて無政府状態と言っても差支えないでしょう ( ^^
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この回答へのお礼

アナウンサーの例からすると、「根に持った=似通った=競り勝った」で、私が使っている発音がいわゆる標準語のそれという事がわかりました。

ただ、
>・マメ科の植物以外にも根粒菌を根に持つ植物があります。
>・ジャズは、アメリカ黒人音楽を根に持つ20世紀の大衆音楽である。
同じ「根に持つ」でこういった文章まで頭にありませんでした;
説明不足でスミマセン。「根に持つ≒恨む」という意味合いの質問でした。
この二つの例文に関しては、私は両親の発音と同じです。

父の両親は「父→東京生まれ、母→北海道生まれ」です。
MockTurtleさんのおっしゃる通り、いくら両親が東京出身であったり、その土地で家族で暮らしていても、時には家族で違った発音をする可能性は十分あるのですね!

とても参考になりました。
ご丁寧にありがとうございました!

お礼日時:2008/04/09 01:10

三番です。



箸、橋、端、皆ハシですがアクセントは三者三様、綺麗に発音仕分けられています。でも柱とか梯子とか、さらにはことによると走るだの発止と受け止めなんてのまでそうかもしれないけど、きっときっとみんな同根の語でしょう。二つの別個の空間を一つにする、繋げようとするもの・ことを指してハシと云う。

であってみれば箸・橋・端・そうだ嘴もだ、表記もアクセントも別に変える必要はないと云えばありません。が、あると云えばあるのかもしれない。食べ物を口へ運ぶ箸と、川による切断を無効化する橋とでは違うと云えば違うのだから。

アクセントの正誤はもちろんありまさ。むろんたった一つに決まらないということは少なからずありましょ。言葉いっぱいあるから。いっぱいなくてもココロなんて基本中の基本語ですが、これ、当たり前に二通りのアクセントがございましょ? でも九分九厘まで東京弁はひとつに決まってますな。

そうそう、根に関してなら、「根っから」ってのが二通りのアクセントが耳にありますなあ。
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この回答へのお礼

>きっとみんな同根の語
>表記もアクセントも別に変える必要はないと云えばありません。が、あると云えばあるのかもしれない。

なるほどです!
では、むか~し昔の人達は、例えば「箸、橋、端、嘴」を全て同じ発音で話していた時期があるのでしょうかね…。

「ココロ」「根っから」そうですね。
「ココロ」に関しては例えば「心を込めて」という同じ文章、同じ意味合いの時でも、自分では二通りどちら使っています。
「根っから」は私は低い方の発音を使ってますが、「根」が高くなる言い方も日頃よく耳にする気がします。

とても興味深いお話、ありがとうございました!

ちなみに「根はいい人だ」の発音を父に言ってもらったところ、私と同じ、平坦な、崖のない言い方で共通しました。
父も少々混乱していました(笑)

お礼日時:2008/04/11 00:11

アクセントには「正しい」「正しくない」という評価はできません。

「アクセント辞典」というものがありますが、あれは、公共放送などで、できるだけ共通のアクセントを使いたいという精神から作った基準にすぎません。
それを踏まえた上で、あえて回答するならば、古くから受け継がれた日本語の伝統を守っておられるのは、ご両親のほうです。私は、特に理由もなく伝統的アクセントを変えていく、という風潮には批判的です。
この場合の「根」は、植物の根と同義ですから、「根に虫がついた」と同じアクセントでよいと思います。
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この回答へのお礼

>この場合の「根」は、植物の根と同義ですから、「根に虫がついた」と同じアクセントでよいと思います。

なるほど…元々由来する言葉の発音に従うとそうですね、「根に虫がついた」と同じですね。
ということは、時の流れと共に自然と人々の中で変化、使い分けされるようになった…ということでしょうか。

「アクセント辞典」興味深いです。一度読んでみたいです。
どうもありがとうございました!

お礼日時:2008/04/10 23:52

> 説明不足でスミマセン。

「根に持つ≒恨む」という意味合いの質問
> でした。

あ、ご質問の趣旨はちゃんと伝わっていますよ ( ^^;

別例を挙げたのは、恨む場合の “根に持つ” のみアクセントが変る理由について触れたかったからです。本来的には根粒菌やジャズの場合と一緒で構わない筈ですが、用法の特殊性から人々が無意識?にアクセントを変えて区別するようになったのではないだろうかと私は思っています。「根に持つ」以外の言葉でそのような例をまだ確認していないので、今のところ確信までは持ててませんが‥。
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この回答へのお礼

伝わってましたか^^

>用法の特殊性から人々が無意識?にアクセントを変えて区別するようになったのではないだろうかと私は思っています。

そうかもしれませんね!
探していけば、同じ様に発音の変化していった言葉・表現が他にもありそうですね。

再度ご丁寧にありがとうございました!

お礼日時:2008/04/10 23:40

「庭の松の根が腐った」という文をどう読みますか。

問題はもちろん、「根が」をどう発音するかです。

あなたは東京の人なのだから、根が高く、がが低くなるはずです。「根も葉も無い」の「根も」はどうでしょう。根ともの間に崖があるはずです。「対立の根は深い」の「根は」はどうか。やはり根からはへ移るときに落差が生じます。「悪の根を絶つ」だって根からをへガタンと下ります。

とすると「根に持つ」の発音はご両親のやり方が正しいことになります。ところが。

東京に生まれ神奈川と半々に生活した私としてはどちらかというとあなたに味方したい。いや、どっちもありだと思うのだけれど、どっちかっていえば質問者さんの平板な、崖なしの発声のほうが舌に馴染んでいます。ただね、耳には崖のある、ご両親の言い方がむしろ滑らかなようにも感ぜられます。

「根はいい人だ」。これはどうでしょう? お父上にお尋ねになってほしい。根とはの間に落差はあるだろうか。私はね、これ、平坦(つうか上昇ですね)なののほうを圧倒的に多く聞いてきたと思います。あんがいとお父上もこれに限っては意見を変更なさるかもしれない。なさらないかもしれないけど。

岸本佐知子って翻訳家がいて、その人の凄く面白い随筆集に『根に持つタイプ』ってのがあります。岸本さんはまず間違いなく根とにの間に段差を設けていませんね。なぜなら、これに先行する処女作が『気になる部分』って外題なんです。完全に同じアクセントで揃えていると思うから。岸本さんは小田急線沿線で育ったんじゃなかったかな。

辞書には語の標準的アクセントを示すものが何種かあります。手元の新明解と大辞林はどちらもご両親の側に立つ見解を掲げています。でも ね、私は、あなたも間違いではないと断言します。
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この回答へのお礼

「庭の松の根が腐った」「根も葉も無い」「対立の根は深い」「悪の根を絶つ」…声に出して読んでみましたが、これら全て私は「根」の部分が高くなりました。落差ありの発音です。
しかし「根に持つ」はやはり崖なしです。
両親と私との違いは今のところ「根に持つ」という表現に限ってですね。
早速「根はいい人だ」を聞いてみます!

興味深い著書の情報もありがとうございました!
早速読んでみたいです。

わかりやすいご説明をありがとうございました。

お礼日時:2008/04/09 00:50

No.1です。

補足があります。

1.なお、語法によってはイントネーションが変化することがあります。
例:
「いつまで根に持ってんの?」
では

2.「根に持って」を
(1)→↑↑→(O)
(2)↑↑↑→(O)
どちらのイントネーションも可能になります。

3.また、この場合は語尾に「?」のニュアンスがつくかつかないかで、「根に持ってんの」全体のイントネーションが異なってきます。

(1)「(いつまで)根に持ってんの?」(疑問調)
→↑↑→↑(*記号は「根にもってんの」だけの部分です)

(2)「(いつまで)根に持ってんの」(断定調)
↑↑↑→↓(O)

標準語でも個人差や地域差もありますので、どちらのイントネーションでも標準語としては正しい用法です。

ご参考までに。
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございます。

・・・ということは・・・
私の発音で基本的には正解、ということでしょうか。
Parismadamさんのご説明通り、私は「にも」の部分が若干高くなりますので…。

ニュアンス一つでも変わってくる、個人差・地域差もある…改めて発音とは微妙で難しいなぁ~と思いました。
ご回答、ありがとうございました!

お礼日時:2008/04/07 22:10

はじめまして。



標準語では
「根にもつ」=→↑↑→
のイントネーションになります。

つまり、「にも」の部分が若干トーンが上がります。

ご参考までに。
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