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教科書に、
「細胞膜は脂質二重膜という非極性部分を内側にもつ膜で構成されている。
このことから、脂溶性の物質は細胞膜を容易に通過することができる。」
という記述がありました。

最初の1文の内容は理解できるのですが、「このことから」という理屈が分かりません。
どうして内側に非極性部分があると脂溶性の物質は通ることができるのでしょうか?

A 回答 (5件)

質問者様の「」内の文章を簡単に書くと



「細胞膜は油で出来ています。それで水には溶けないけど、油に溶ける物質は細胞膜を容易に通過することができる」

となります。
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>脂溶性の物質とは,水溶性が多少あり,かつ脂溶性の高い物質


の前に、血中にはコレステロールなど脂溶性成分が分散していて、これら成分の表面には界面活性剤の膜が存在しています。だから、脂肪成分が水を主体とする血液に溶けて(分散して)いられるのです。

血中に流れ込んだ脂溶性成分は、血中に分散しているこれらの脂肪分と混ざってしまいます。表面には界面活性剤が分散していて水溶性(水に分散している)の性質がでてきます。
血中に入ったらば、脂溶性成分は水溶性になります。
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細胞は水に囲まれています。

ですから「脂溶性の物質」といいましても水溶性が全くない限り細胞にとりましては無縁の物質です。ですからここで云う脂溶性の物質とは,水溶性が多少あり,かつ脂溶性の高い物質と理解すべきと思います。

ご存じのように細胞膜は親水基が外側で疎水基が内側の構造の二重膜です。完全な水溶性の物質は,二重膜の内側の疎水基の間の間隙に入り込むことは出来ませんから透過性は低いものになります。しかし,水溶性があり,かつ脂溶性の高い物質ならばその間隙に入り込むことが可能です。間隙から細胞内部に入る場合は逆になりますから,細胞膜透過性は高いものになります。
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「このこと」は、「細胞膜が脂質で構成されていること」でしょう。



細胞膜は脂質で構成されているので、(脂質に親和性の高い)脂溶性の物質は細胞膜を容易に透過することができる。

と理解すれば良いと思います。
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 水と油は溶け合いません。

これは、水の分子が極性分子であるのに対して、油の分子が非極性分子であるから、と説明されます。

 一般に、極性を持つ分子同士、極性を持たない分子同士は混ざりやすい(溶けやすい)といえ、極性分子と非極性分子は混ざりにくい、といえます。油汚れを取るのに、有機溶媒を使うのもそのためです。有機溶媒は非極性分子なので、油を溶かしやすいのです。

 細胞膜は脂質でできていて非極性なので、有機溶媒と同じようにあ油を溶かしやすい、と理解すればどうでしょう。
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