運転資金の計算方法
所用運転資金を算出する問題で、回答が理解できないので教えてください。
■問題
・平均月商は300万円
・商品回転期間は2ヶ月
・売上原価率は40%
・販売・仕入はすべて掛
・手形は掛代金の支払時、入金時にのみ収受する
・売掛金 ・・・ サイト2ヶ月、回収条件:現金40%・手形60%
・受取手形 ・・・ サイト4ヶ月
・買掛金 ・・・ サイト2ヶ月、回収条件:現金40%・手形60%
・支払手形 ・・・ サイト4ヶ月
回答: 1392万円
回答解説:
各要素について必要な運転資金はつぎの通り
1.売掛金 300万円×2ヶ月 = 600万円
2.受取手形 300万円×60%×4ヶ月 = 720万円
3.買掛金 300万円×原価率40%×2ヶ月 = 240万円
4.支払手形 300万円×原価率40%×60%×4ヶ月 = 288万円
5.商品 300万円×2ヶ月 = 600万円
運転資金 = 売上債権+商品ー買入債務 にあてはめると
(600+720+600)-(240+288) = 1392
■疑問点
1.まず答えが正しいとして、1392万円の意味というのは、この金額が資金として用意できないと、(開業後?)4ヶ月で資金ショートするという理解でよいでしょうか?というのも、各勘定ごとに毎月の残高を計算すると4ヶ月後に「運転資金=1392万円」となるためです。開業後と書いたのは、開業後5、6ヶ月目の運転資金は、各勘定ごとに毎月の出と入を確認し、計算してみると、それぞれ1608万円、1824万円となるためです。
2.上記の理解でよいとするとそもそもなぜ上記のような計算式で算出できるのかが分かりません。例えば、勘定ごとの月別残高を計算していくと、手形の回収等は6ヶ月後になると思いますが・・・
運転資金、サイトの理解に自信がありませんが、ご教授宜しくお願いします。
ここでいう「所要運転資金」(所用ではなく所要です)とは、お金の回収と支払いのギャップがいつもあることを意味し、その差額を埋めるのに必要な金額のことです。
モノとカネだけに着目すると、モノを売ったのにまだ回収できないカネが「売上債権」、在庫として倉庫にありまだカネにならないものが「在庫(商品)」、一方モノを仕入れたのに代金を支払っていないのが「買入債務」ということになります。
完全な現金商売あるいは、「掛け」商売であっても売りと買いが同時に発生し、同時期に決済されるなら、最初の仕入れ資金と経費分があれば商売は出来ますが、現実には複雑な「掛け商売」でお金のやりくりをしています。
結局商売が続く限り「売掛債権+在庫-買入債務」のギャップはあるので、常にこれだけの金額のお金が必要(どこかで動いている)ということになります。
言い換えれば、最初に所要運転資金の金額だけお金を用意できれば、同じ条件が続く限り商売していけるということになります。
(ただし回収や支払いのズレがあるので現預金として残ったり残らなかったりはしますが・・)
手形サイトは売掛(または買掛)期間が終了した後発生しますから、4ヶ月になります。
なお運転資金の考え方はB/S上のものであり、実際にどれだけ利益が出たかというP/Lからは導かれません。しかし順調に利益が出れば利益分だけ手許現金が増えるので、資金繰りは当然楽になるはずです。
もっとも商売が順調だと当然売上増加を目指して商品仕入れを増やすし、新規顧客開拓のため売掛条件が厳しくなったりして、相変わらず資金繰りが厳しいということは良くありますが・・
ちなみにP/L上では利益が出ているのに、運転資金が不足して支払いに苦しむことを「ソロバン合ってゼニ足らず」といいます。
この回答への補足
ご説明有難う御座います。運転資金の意味は理解出来ました。ただ、その計算式という意味で、回答内容が理解出来ないのです。1392万円はいつの時点で必要な資金なのでしょうか?
フォローを宜しくお願いします。
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