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現在の天は、上の棒が長く下の棒が短いです。しかし、古事記に書かれている天は、上の棒が短く、下の棒が長いです。いつから、なぜそのようになったのか知っている人がいたら教えてください。

A 回答 (2件)

中国では古くから下の横棒の長い「天」が書かれており、日本でも古代より同様でした。


上の横棒の長い字が書かれるようになったのは、幕末期から明治に懸けてのようです。   私の想像では天皇親政になり、天皇の権威を高めるためではないかと思います。  
西郷隆盛の有名な「敬天愛人」の書も同様に見えます。
明治の新聞の活字では二本の横棒の長さは同じに見えます。
ただし習字では以前の字体です。   私もそう習いました。
昭和初期はまだ以前の字体の方が、普通だったようです。    新字体が多くなったのは、天皇の為死ねという、戦時体制になってからでしょう。
手元に昭和15年印刷の創元社の本がありますが、現在の天の字体です。

「吉」の字は中国でも古くから、土かんむりと士かんむりの両方の字体が書かれています。  
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字義的には「天」は「人の頭部」を強調し、「いただき、そら」となるものです。

一画目の横棒は頭を二画目の横棒は手を広げた様を表しているのです。従って、いくら頭を強調しているといっても、手を広げたものより大きい(長い)のは変です。旧字体の時代はずっと、二画目の横棒の方が長かったのですが、新字体が作られた時に逆転してしまったのです。本来の字の成り立ちを無視して、ゆがめてしまったものが「天」をはじめ多数でてしまうことになったのです。昭和21年11月16日、当用漢字表が内閣告示によるのです。なお、これを報じた官報号外には「内閣総理大臣よし田茂」(「よし」は「吉」の旧字で上の部分が「土」という字)になっていたのですが、さすがに首相たるものまず隗より始めよと思ったのか、昭和24年4月28日に当用漢字字体表が内閣告示された際の官報には「内閣総理大臣吉田茂」となっていたようです。
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