先日台湾にいき、台湾と中国の関係について考える機会がありました。

歴史を見ると1949年、中華人民共和国が設立し、中華民国政府は台湾に追い込まれたとあるのですが、中華人民共和国というのは、当時の中華民国の中で発生した人民解放軍が発展したものだと思います。

その国内の政権の分裂による、新しい国というのは発生当初、世界の国々から簡単に認められたものなのでしょうか?

もし、一つの国として認められないまま、力で中華民国を追いやり、勝手に独立をしたのならば避難を浴びると思いますが、今は中華人民共和国の方が世界に認知されています。

その辺りが分からないのでどうぞよろしくお願いします。

A 回答 (7件)

本が一冊どころか何冊も書けるようなテーマですね。


中国が建国宣言をした49年10月1日の式典で、どの国も、ソ連すら、公式代表は送り込んでいません。(ソ連の大使は蒋介石と行動をともにしていました。蒋介石の傍にはその他の国の公式代表は居なかったとか。)翌日にはソ連は毛沢東の中国を認めましたが。結局、勝ち馬に乗るという話なのかもしれません。
55年、中国はエジプトやインド、インドネシア等とともに非同盟諸国として、バントン会議を開き、存在をアピールしています。今に残る(残ってますよね?)第三世界という言葉は、ここに源があります。非同盟諸国の非同盟とは、米にもソ連にも属さない、と言う意味です。
そういう努力なくしては、ソ連と別個の道を歩む中国は存在しなかったでしょうね。
私もそれほど詳しいわけではないですが、どなたもバントン会議に触れていなかったので、ちょっと補足させていただきました。
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事実関係としてはA. No.2の方だけが正確でとりたてて偏向していない適確なものですから、そちらだけ参考にされればいいと思います。



ちなみにああいう形で支配政権が交代した場合、普通はもっとすんなりと承認し国交を持ちます。中華人民共和国の場合、一部の国で時間が20年とか30年近くかかっているのは、冷戦が始まりつつある時代であったためのそれぞれの国の政権のメンツと、「共産主義」に対するパラノイア、とくに韓国の場合は朝鮮戦争で未だに講和が結ばれていない(戦争は「終わって」おらず法的には「休戦」状態になる)からです。

別に統治権の継承、政権交代として特段問題はないですよね、中華民国から中華人民共和国への移行の場合。むしろ民主主義と民族自決権の観点からいえば、もっとも問題の少ない部類に入ります。まあ無血でできてたらもっとよかったでしょうが、そういう社会情勢じゃないし。

一方でミャンマーの現在の軍事政権なんかは問題になります。軍隊が強権で、本来民衆に属する主権を強引に確保しているからです。民衆が圧制を行っている政権を倒すのは、その権利はあります。で、蒋介石の国民党はそう言われてもしょうがない。

ちなみに、

> もし、一つの国として認められないまま、力で中華民国を追いやり、勝手に独立をしたのならば避難を浴びると思いますが、

それを認めるのは、つまりある国家の統治による正当性を判断できるのは、その国家により統治される人々だけです。その国民が自分たちの政府を自分たちの正当な代表とみなせば、他国が「承認」するかどうかはその国家の正当性に対して間接的な意味合いしか持ち得ません。

現実問題として国交がないと困ることは多々ありますけど、別に外国に決めてもらえなければ民衆を代表する政権の正当性が認められないなんて、とくにその「外国」が欧米諸国であれば、そんなの単なる植民地主義であって、遅くとも国際連盟の成立以降は、少なくとも理念的つまり建前としてはおおっぴらに言えることじゃありません。

ちなみに、たとえば日本による満州国建国は、単なる侵略行為で形式だけ清つまり満州族の皇帝を摂政に据えただけだし、満州が満州人の土地と言えるかどうかも怪しいですから、当然ながら承認なんて得られませんし、軍事力を動かしているのが日本だけですから、むしろ侵略として非難されます。簡単にいえば「なんで日本が満州に国を作るのか?」ってことです。まだ満州の人民が関東軍に協力して中華民国からの分離独立のために戦ったのならかっこうはつきますが、あれで国際的に認められると本気で思っていたとしたら当時の日本政府の外交音痴は目もあてられません。
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中華人民共和国は、その大元は中国共産党です。


その、党の軍隊が、「八路軍」等の部隊です。
ですから、中華民国の中で人民解放軍が発生とありますが、地理的な場所は確かにそうですが、その母体は「八路軍」等の、中国共産党の軍隊です。
ですから、中華人民共和国と中華民国は、一時期の「国共合作」以外は、互いに争う関係でした。
>その国内の政権の分裂による、新しい国というのは発生当初、世界の国々から簡単に認められたものなのでしょうか?

この認識が間違っていることは、先に述べたとおりです。
本来、中国共産党は、ソ連邦の世界赤化計画の一環として発足しました。
ですが、ソ連邦が、対日政策の一環として、蒋介石を支援したので、「長征」と言われる逃避行をしています。
その後、蒋介石の失政と、政権腐敗に付け込む形で勢力を伸ばし、ついには中国大陸を制覇したのです。
閑話休題
「中華人民共和国」が、正当な中国代表と認められたのは、東西冷戦の最中、自陣営を強化したいソ連邦が認め、ソ連邦の衛星国たる東欧諸国等が認めたので成立できたのです。
冷戦時代だからできたのであって、その成立の過程で4千万人とも言われる犠牲者を出した中華人民共和国が、「今」の時代に成立できたとは思えません。
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前の方が歴史的経緯は詳細に説明して下さってますので、基本的な前提のみ補足しますね。



> もし、一つの国として認められないまま、力で中華民国を追いやり、勝手に独立をしたのなら

独立ではなく、民族自決権に基づく国民国家・中国の主権を継承しただけです。つまり…

> その国内の政権の分裂による、新しい国というのは発生当初、世界の国々から簡単に認められたものなのでしょうか?

その国家に統治される民衆の総意として支持されて成立している政権であることを最低限名目上は押さえている国家でない限り、他国が承認するしない以前に現在の世界で広く流布している「国家」の理念(成文化されているものとしてはたとえば国連憲章がありますが)を踏まえる限りにおいての「国家・政権」としての正当性を有していません。

他国の承認というのも、少なくとも名目上はその政府が統治される民衆の総意として支持されて成立している政権であることを承認することであって、まあ実際にはなかなかそうはなりませんけど、そうであるかのような言い訳はすることになります。

で、実際に1949年以降中国の領土を統治しているのは中華人民共和国で、国民の支持によって統治しているという実態も一応ありますから、今のミャンマーの軍事政権とかよほどひどい独裁でない限り、いずれ承認し国交を回復する以外にはなくなります。

とはいえ冷戦の時代をだぶってますから、ニクソンの電撃訪中(とその前のキッシンジャー国務長官による秘密協議)以前は、たとえばアメリカは「共産主義」である中華人民共和国は承認せず、中華民国を正当の政権とみなしてはいましたが。

もっとも国連憲章に代表されるような近代国家の理念からすれば、中華民国の方も「白色テロ」という悪名高い弾圧政策で、台湾でずいぶん非民主的でひどいことをやってまして、80年代に解除するまでずっと戒厳令まで敷いていたりしましたから、台湾に住む人間を統治する正当な政権でああったかどうかはかなり理念的に問題がありますが。

> 先日台湾にいき、台湾と中国の関係について考える機会がありました。

もし再訪される機会があれば、ぜひ日本語ができる世代のご老人を捜して話してみて下さい。「中華民国」として台湾を支配した国民党は下手すると「泥棒」呼ばわりされます。今は民主化されて問題ないですが、80年代以前の中華民国が台湾の正当な統治国家であったのかどうかも、理念的には相当に怪しいところは、あります。結果として今は普通選挙に基づく民主政だからまあいいんですけど。

ちなみに、未だに蒋介石を祀ってる廟だとかもありますけど、まったく人気がありませんね…。
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>その辺りが分からないのでどうぞよろしくお願いします。



日中戦争は、日本と中華民国の戦いでした。
第二次大戦後、米・英・仏・露・中は、戦後の日本統治をポツダム宣言として日本に通告しました。
この時の中国政府は、中華民国(国民党)政権です。
(国連の、常任理事国は中華民国だったのです)
戦後、中華民国政府は、日本に対する賠償請求を放棄しました。そこで、1972年日中国交正常化の時、中国の正当継承政権を主張する中華人民共和国も中華民国が当事者となった国際条約を継承し、日本に対する賠償請求を放棄したのです。
中華人民共和国政府が、独自に賠償放棄をしたのではありません。

日本軍敗戦後、山岳地帯でゲリラ活動していた八路軍(共産党軍)は市町村に侵攻。
中華民国政府軍と交戦し、内戦状態になります。
双方ともアメリカ・ソ連がバックにありますから、代理戦争ですね。
当時の貧富の差・政治腐敗に苦しんでいた国民党は、市民の支持を失い、台湾に一種の亡命を行ないます。
勝利した共産党は、中華人民共和国を樹立したのです。

米ソ冷戦時代の1970年前後、中国・ソ連の共産党が思想対立します。
米国は、実質的に中国地域を支配しているのは中国共産党だ!との表向き主張でニクソン大統領がが訪中。中華民国との国交を破棄し、国交を樹立します。例によって、パンダを貰います。
日本も遅れまいと、田中首相が訪中。中華民国との国交を破棄し、国交を樹立します。例によって、パンダを貰います。

軍事的には、ソ連包囲網確立を目指したのでしようね。
経済的には、豊富な市場獲得を争ったのです。

内戦後直接統治していても、北朝鮮等の様に西側諸国が国として認めていない国々もあります。
最近まで、日本のパスポートには「北朝鮮を除く国で有効」との記載がありました。
また、内戦後分裂国家になっていなくても国として認められない地域がありました。
内戦に勝っても負けても、その地域の正当政権と認めるか否かは「それぞれの国が独自に個別に判断する」のです。
アフガニスタンの例を見ると、理解出来るでしよう。
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1949年10月1日、毛沢東が天安門で建国を宣言した時点をもって、


中華人民共和国の成立ということになっています。
この時点では共産党と民主諸党派との
協商会議を母体とする新民主主義段階を名乗っていましたが、
やがて事実上の共産党一色になります。
1949年時点ではまだ国民党の残存は大陸に幅広く存在しており、
実際にはもうちょっとごたごたがあります。
この時期、金門島(福建省)上陸作戦で共産党側は大敗したため、
金門島は大陸に接しながら今日まで台湾側が実効統治しています。

国共内戦は、アメリカが国民党を、ソ連が共産党を応援した意味で、
冷戦の端緒をなす出来事の1つでもあり、
当初優勢とされていた国民党の敗退に際して、
アメリカは共産主義を強く警戒するようになります。
(中国共産化への警戒は日本の復興路線の変更にも現れたといわれます)

1950年、アメリカのトルーマン大統領は台湾海峡に
第7艦隊を派遣し、事実上、中国共産党側の台湾上陸を封じ込めます。
アメリカの台湾海峡介入に対する中国(共産党側)の不満は、
中国が事実上朝鮮戦争に参戦してアメリカと
直接「熱戦」を行うことになった一因とされます。
朝鮮戦争は数百万人の犠牲者を出した上で膠着し、
マッカーサーは中国への原爆投下を主張しますが、
極端な戦火拡大への嫌悪が広がり、戦争は講和となります。

台湾に移った蒋介石は、あくまで唯一正当な中国の政府は
中華民国(台湾)であるとして、軍事力を蓄え、
大陸反攻の機会を伺っていました。
しかし、大陸の政権地盤は蒋介石が考えていたほど脆くはなく、
蒋介石は台湾に終生居座り続けることになります。

中華人民共和国の成立後しばらくは冷戦の関係で、
東側諸国は中華人民共和国と国交を樹立する一方で、
西側諸国は中華民国(台湾)と国交を結び、
中華人民共和国とは国交を持っていません。
韓国に至っては正式に中国と国交を樹立したのは
1992年と割と最近の事だったりします。

中華人民共和国の成立から20年余に渡って、
国連とその常任理事国も中華民国(台湾側)となっています。
1950年には中華人民共和国側に国連代表権が移らないことを不服とした
ソ連がたまたま安保理をボイコットしていために、
アメリカが朝鮮戦争に、西側諸国からなる「国連軍」を
派遣することに成功したりもしています。

しかし、1960年代後半には中国とソ連の対立が深刻になり、
毛沢東はソ連が侵攻してくる事を恐れるようになります。
一方、アメリカもベトナム戦争で外交的な立場が気まずくなります。
1970年代になるとアメリカと中国は、
敵の敵は味方ということで接近を模索するようになります。

1971年、水面下の米中接触に成功したアメリカのニクソン大統領は、
大統領直々の中国訪問を発表して世界を驚かせます。
この年に中国は国連加盟と同時に常任理事国の地位を獲得し、
一方で中華民国(台湾)は国連から脱退します。
米中接近を受け、日本や他の西側諸国は中華人民共和国と国交を樹立し、
アメリカは正式には1979年に米中国交正常化に至ります。
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まず、世界は勝てば官軍ですので、政権を取ったものがその国を代表することとなります。


ですから、昔国民党がいたけど、今中国は共産党だよね、ということで、発生当初から国として認められていました。

もう少しわかりやすく、当時の世界情勢を見てみると、当時は米ソ冷戦時代に突入していく頃でした。
世界各地で米ソの代理戦争が始まりますが、当時の中国でも状況は同じで、共産党はソ連が支援し、国民党はアメリカが支援していました。
しかし第2次大戦後、アメリカが独裁者の色濃い蒋介石から手を引き、その結果国民党が台湾に退きました。
そして、ソ連の思惑通り、共産党政権を誕生させるわけです。
この結果を踏まえて東アジアでは次の代理戦争、朝鮮戦争が起こりました。

さてこの時代は、アメリカかソ連という二人のジャイアンがいましたので、どちらかがバックにいれば、それはそれで認められることとなります。
ということで、ソ連がバックにいた中華人民共和国は、一応国として認められることとなります。

まとめると、
1、当時の時代背景から、バックにしっかりソ連がいた
2、世界は結局勝てば官軍。
ということです。
しかし、ご指摘の通り、非難を浴びているかどうかで考えると、当然冷戦時代ですから、ソ連側に認められれば、アメリカ側は非難すると言う形になりましたので、大いに非難は浴びました。
日本も国交正常化するまで、実に20年以上かけたわけです。

ですから、3番目に、
3、世界から非難される?でもそんなの関係ねぇ!
というのが、強い国のスタンスだと付け加えておきます。
アメリカも、あれだけ非難されながら、イラク戦争に突入しました。
外交はエゴのぶつけあいです。非難などお構いなしのスタンスこそ、強い国であるというのが、世界の常識です。
中華人民共和国は、その設立当初から、毛沢東がこの強い国を打ち出していった国でした。
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