子供のころに「アメリカ」のアポロはカッコよくて「ソ連」のはカッコ悪いように思っていましたが、ソ連の打ち上げ状況を見ていると、いとも簡単に打ち上げていて、大人になるにつれ、実はソ連のほうが優秀に思えるようになってきました。
なぜ、子供心にアポロがカッコよく思えたというと「幾つものスイッチ」が所狭しと並んでいたからで、ソ連の宇宙船は何も無く、ガランとしていましたからです。でも実際に言うと、同じように飛ばすのだったらガランのほうが良いに決まっています。宇宙での高度(高さ)が違うからとおっしゃるかたもおられると思いますし、狭さの理由は、アメリカ製は安全を考えているから3重に準備してあるだとかいうことでしょうが、ソ連での宇宙人身事故はなかったように思いますし、長時間の宇宙記録だってソ連です。もっとすごいのは着地するとき、逆噴射して着地します。(アポロは着水)。たしかにスペースシャトルってのがありますがソ連だって資金さえあれば可能だったようです。
今考えると、ソ連のほうが優秀だったのでしょうね。月へは先を越されましたが・・・。皆さんはどうお考えですか?
A 回答 (7件)
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No.7
- 回答日時:
皆さんの回答がありますので、参考まで
「今考えると、ソ連のほうが優秀だったのでしょうね。月へは先を越されましたが・・・。皆さんはどうお考えですか?」
質問者の指摘通りの部分はあります。
アメリカのアポロ計画の当初は惨憺たるものでした。ロケットなどまともに打ちあがらなかったのです。そのころ、ソ連の人工衛星が犬を乗せて飛んでました。この惨状を打開したのが、ドイツからきたV2ロケット開発者の
Dr Von Brown 博士です。ブラウン博士が入ってからやっと打ちあがるようになりました。なぜ、このような差がついたかといえば、第二次世界大戦
でソ連軍が連合軍より早くドイツに侵攻したからです。ドイツのロケット技術や技術者及び装置をソ連が先に押収したからです。またソ連のロケットには天才的な科学者がいたことも事実です。
ということで、ソ連のロケットのほうが明らかにすすんでいました。
後半は、システム的にアメリカが先んじたように思いますが、
ソ連のロケットは、資金不足を知恵で補った面はあるように思います。
イデオロギーや感情をはずして、技術の点だけで評価すると、確かにソ連の
ロケット技術は学ぶべきものがあると思います。
参考まで
No.6
- 回答日時:
日曜の夕べ,また失礼致します.
>今、もし日本に月着陸にかけるお金があっても今の日本の技術力では無理なんでしょうね。
多分信頼性との兼ね合いになると思います.
例えば,「50%成功の確率でなら行ける」一方,「80%成功の確率なら行けない(行かない)」とか,
そういう答えになると思います.米ソは数々の失敗を越えて,きれいな「学習曲線」を
描いてロケットを開発して来ましたが,日本は最初から「80%」程度の成功率を要求されています.
勿論国税を投入しますから,一か八かは決して許されませんので,現状としては「行けない」でしょうね.
>居住空間などはうまく作れるんでしょうけど、ロケット制御などの分野ではどうなんでしょうか。
>優秀な日本製ロケットだそうですが「実際は残念ながら飛ばない」。
これも上記と同様のことが言えると思います.
信頼性・・・と言い訳のようになってもどかしく感じられるかも知れませんが,
純国産のH2ロケットを捨ててNASDAが輸入部品を用いるH2Aに以降した理由は2つ,
信頼性と費用です.
私自身は日本の技術力は評価したいところです.と言うのも,成功率=成功本数/打ち上げ本数,は,
分母は日本は米露の100分の1程度であるにも関わらず,同程度であるからです.
信頼性についてひとつ面白いお話です.
某国が某社のビデオデッキを宇宙に持って行こうとして,その辺だと20万円で買えるものの
部品を幾つか変えただけで2000万円程度になった,とか.部品ひとつの信頼性を上げると
言うことは,そのくらい費用を要するものなんです.
ありがとうございます。
有人の場合、100%失敗は許されませんので「行けない」ということですね。
つまり、機器の信頼性についても100%を要求されますから莫大な費用がかかるということですね。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
旧ソ連の情報はある時期を境に怒涛の如く公開されました.
#4さまの「公開されてなかっただけ」とおっしゃる点に私も賛成です.
旧ソ連の人身事故は,アメリカのアポロ1号での3人焼死と同じ頃,
回収カプセルのパラシュートがからんで開かず激突して死亡と言うものがありました.
また,月ロケットについてはノヴァと呼ばれる超大型ロケットの開発・実験時,
何度か大きな事故を起こし死亡者を多く出したことで,計画が頓挫したと聞いています.
旧共産体制では,例えば1度実験するだけでも非常に多くの決済書類が必要だったらしく,
小回りが聞かない状況の中,尻切れトンボになったと想像します.
アポロが着水するのは,地球への帰還のタイミングに自由度を持たせる意味もあります.
スペースシャトルの場合,アメリカ本土の基地に帰らねばならないため,非常にそのタイミングは
狭いものとなっています.
ソ連の場合,国土が非常に広い,領海近くに他国が存在する,と言う理由で,
地上での回収が行われましたが,当初はパラシュートを開いたカプセルから
人間がハッチを開けて飛び降りてパラシュートで着陸,と言う手法がとられていました.
#4さまの「アメリカが月に行って,ソ連が行かなかったのは?」について,
宇宙探査計画は最初から,「どこかがやったらうちはやらない」と言う流儀があります.
これは,パイオニアは栄誉はあるが非常に金がかかる,と言うお金的なことが
大きな要因としてあるからです.ただ同じ探査対象であっても内容が異なる場合には
その限りではありません.(探査ではなく開発を目指す,とか.)
ソ連は無人探査に途中で方針変更しています.有人ゆえの巨額開発費用や
何度かの事故が要因で,月有人探査は打ち切られたと言うことでしょう.
「資金さえあれば」・・・これは宇宙では非常にシビアな「たられば話」であって,
なぜ宇宙開発が遅れるかの原因はただひとつ,「予算がないから」なのです.
アメリカの月着陸に懐疑的な風潮は何度か流行のように流行っては消えして来ましたが,
今回しつこくメディア等で煽られる背景には,ひとえに「当時を知らない世代が増えた」と
言うことが大きいと分析されているようです.
部品に古いものが使われている,と言う点について.
これは「宇宙が過酷な環境である」がゆえに,最新のものほどその環境での
使用実績が少なく,信頼性欠けることがあります.
例えば以前に火星をうろついたソジャーナローバの中枢は,ペンティアムの出ていた
ご時世にザイログ社のZ80です.Z80で十分だったこと,Z80がペンティアムより
過酷な環境での動作に信頼性があったことから選択されたそうです.
この点については,日本でもUSEFなどが中心となって,いろいろな民生部品を
宇宙開発に用いるべく,部品の動作性について実際に人工衛星にセットを積んで
比較することが平成18年くらいまで行われる予定です.
思いつくままで散文ですみません..
ありがとうございます。
専門家とありますように確かにお詳しいですね。
今、もし日本に月着陸にかけるお金があっても今の日本の技術力では無理なんでしょうね。
居住空間などはうまく作れるんでしょうけど、ロケット制御などの分野ではどうなんでしょうか。優秀な日本製ロケットだそうですが「実際は残念ながら飛ばない」。
No.4
- 回答日時:
アメリカとソ連、一長一短だと思います。
そしてあなたの挙げられているロケットの技術、全てドイツのテクノロジー。だから改めて考え直す
と、すごいのはやはりドイツ!という意外な結論に!(笑)
(補足)
第二次世界大戦で、V1、V2というミサイルを実戦に使用していたドイツ。
ドイツ降伏後、ソ連はこのミサイルの殆どの研究員と機材を持って行って
しまいました。フォン・ブラウン博士ら一部の研究員と一部の研究機材、
残ったV2ミサイルがアメリカに渡りました。フォン・ブラウン博士らの
夢はV2ミサイルを改良したロケットで火星探検をすることで、それが
実現できるのはアメリカと考え、博士ら自らの意思でソ連軍を逃れ
アメリカ軍に投降したというのが有力な説です。
フォン・ブラウン博士らアメリカに渡った研究チームがいかに優秀
だったかは、アメリカのロット開発の歴史を見ると分かるのですが、
ロケット開発に必要な貴重なデータ、機材の殆どがソ連に渡ったこと
が、初の人口衛星打ち上げの成功など、ソ連がロケット開発でアメリカ
を一歩リードしていた理由と言われています。
>ソ連の宇宙船は何も無く、ガランとしていましたからです。
私も最近までそうゆうイメージだったのですが、単に重要な
計器類が映像として公開されていなかっただけのようです。
NHKの番組で、毎回オリンピックの選手や有名な芸術家が
先生となり、子供達に授業をするという番組(名前忘れましたが)が
あり、去年だったかロシアの宇宙飛行士が出てきたときに旧ソ連時代
の本物の宇宙船の内部を見せてくれたのですが、アポロ宇宙船の
内部にあるようなスイッチ、計器類がびっしり並んでいました。
>ソ連での宇宙人身事故はなかったように思いますし、
真実は分かりませんが、いろいろ本を読んでみると、
事故の情報の殆どは公表されていないだけというが有力な
説のようです。アメリカにソ連の宇宙船と管制センターとの
通信を傍受した記録が多く残っているそうなんですが、
そこには宇宙での数々のトラブルの記録が含まれているとか。
「姿勢制御エンジンが不調。このままでは大気圏への突入
角度が○×度になる。」みたいな通信記録があるそうで、
ソ連からの発表はないので結果の詳細は不明ですが、どう考えてもこれじゃ
大気圏で燃え尽きてしまう状態だそうです。
>たしかにスペースシャトルってのがありますがソ連だって資金さえあれば可能だったようです。
ソ連のスペースシャトル、テレビで見たことあります。
ソ連崩壊の過程で資金に行き詰まり、打ち上げられな
かっただけのようです。ただ実際の性能は公表されて
いないので、形だけ(モックアップ)かもしれませんが、
少なくとも外観的にはアメリカのシャトルにないジェット
エンジンを搭載しており、地上の滑走路から飛行機のように
飛び立ち、空中でロケットエンジンを点火するするという
優れもの。
>月へは先を越されましたが・・・。
ここの質問の中にも、アメリカの月面着陸どう
思います?みたいのありますが、私はアメリカ
の宇宙飛行士が月面に降り立ったということに
関して、ちょっと疑問に思っています。
あなたのおっしゃるように、優秀だったと思われる
ソ連が、なぜアメリカの後からでも人間を月に送らない
のか?と言ったことが少しフシギです。
月は広いし、必ずしもアメリカとソ連、
作業分担して宇宙探査してるわけじゃないので、
アメリカが行ったからもうソ連は月に行かなくて
いいよね、なんて話にはならないハズ。
ソ連崩壊後、ソ連も月面有人探査用の機材を
公表し販売してたみたいですが、なぜそれを使わなかったか?
これあんまり言うと、カプリコン1という映画の見すぎ
と言われてしまいそうですが、月面って、金星表面じゃ
ないけど、機械は着陸できても、とても人類が降りれる
環境じゃないんでは?と思う今日このごろです。
No.1の方が言われている
>ミグ25には当時、真空管が使われていたとか。
について。
これも当時話題になりました。最初はソ連の技術が
遅れているという話でしたが、核爆発が起きたとき、
半導体より真空管のほうが壊れ難いからわざわざ
これを使っているんではというふうに話が変わって
いったことを覚えています。
やはり恐るべし!ソ連のテクノロジーなのかも?
すごく内情をご存知ですね。
そうですか、すると、あなたの説は「月着陸」はまだ行われていない?
私は、月着陸は当然のことと信じています。でもまあ、30年も前にコンピュータを使って「カプセル」で月に行った(行った行かないは別にして)その技術力たるやものすごいものがありますね。ソ連の月着陸カプセルを見ましたが、行って着陸してということでは確かに用をたすしろものですので、アメリカのそれとは別発想でおもしろいものがありますね。
ちょっとはずれますが、「ソ連製コンコルド」ありましたが瓜二つでしたし、ソ連製スペースシャトルもよく似ていました。まったく独自なのは競争当時であり、「目的においては同じでも、別のアプローチが有って別の発想があって」そういう点でも面白いですね。
No.3
- 回答日時:
まず、アメリカとソ連のロケットの方式の違いがあります
アメリカの場合は多段式を使っていて1段目で高層圏までその後切り離してさらに上昇する方式をとっています。
ロシアの場合は力の少ないロケットを束ねて打ち上げる方式をとっています。
この辺から重量のかさむものを打ち上げるにはなかなか剥かないものになっていて重量がかさむものを打ち上げるにはコストがかなりかかるようになっています。
その辺のことから装置が少なくなってしまう宇宙船になってしまっているようです。
ですから殺風景になっているのでしょう。
そこには安全性や居住性を無視して作られたものがあります。ですからロシアの宇宙ステーションは火災事故や空気漏れなどを起こしてすでに使えない状態になっているんです。
このあたりにはアメリカとロシアの報道のあり方があります。
アメリカではもし事故が起こって人が死んだら大問題になります。しかし報道の規制が行われているロシアだったらどうでしょう。それほど乗れについての影響を考えなくなりその結果安全性が無視されることになります。
ロシアでの宇宙空間での事故は表立ってで廷内だけでかなり多く起こっています。
なぜそれが報道されたり記録に残っていないかは世界初の宇宙飛行士のガガーリンの報道用の映像が実際には後から作られた偽物であるように報道規制が行われているからにすぎません。
それと、ロシアが地上に宇宙船を着地させるのは秘密を保持させる目的であって技術が高いためではありません。実際に地上に着地する段階での事故はかなり高いそうです。
ロシアとアメリカの技術力の差は第二次世界大戦が終わる頃に優秀な具術社がアメリカかロシアかどちらに行ったかが起点になっています。
ゴダードがロシアに行っていたらこの状況は変わっていたかも知れませんね。
ゴダードは少ない予算ですばらしいロケットを作ったのですから。
No.1
- 回答日時:
どうなんでしょうね。
何をもって、というところが重要になってくるんじゃないでしょうか。
アメリカ方式とソ連方式では、考え方ややり方に差があったのではないかと思うのですが。
1976年、北海道にミグ戦闘機が亡命した事件がありました。
うる覚えですが、マッハ3で飛ぶミグ25には当時、真空管が使われていたとか。
ありがとうございます。
確かに、あのアメリカの戦闘機をもってしても「ミグ」にはスピードの点で不利なのでしょうね。
それなのにレーダー装置?か何かに真空管が使われていて・・・。
そういう真空管を使ってでもと考えると、それはそれですごい国なのでしょうね。
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