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Ainsi ecrit-on souvent, dans les magazines francais, que les Japonais habitent de petites maisons, des "cages a lapins" avait meme affirme un Premier ministre francais!
たとえば、フランスの雑誌には、日本人は小さな家に住んでいて、「ウサギ小屋」だとフランスの首相でさえも言ったなどとよく書かれる

訳は与えられた本のものです。

この文のポイントとして、Ainsiの後はしばしば倒置になるのはわかっているのですが、des "cages a lapins"以下の文の構造がわからないです。
avaitと3人称単数現在になっているので

de petites maisons,目的語+動詞+主語

との(主語つきの)分詞構文の倒置の解釈でいいですか?

さらに、このpetites maisonsは、des "cages a lapins"と同格のような気もします。
同格と明確に示すためにこのような語順になったのかと思っているんですが…

宜しくお願いします!

A 回答 (3件)

はじめまして。



ご質問1:
<Ainsiの後はしばしば倒置になるのはわかっているのですが>

1.Ainsiは副詞ですので、副詞が先に出たために倒置が起こる、と言われていますが、必ずしも倒置にはならないこともよくあります。

2.このAinsiは前後部脈がわからないので、正確にはわかりませんが、通常このように文頭に置かれると、前文をまとめたり、言い換える接続詞的な用法として「このように」「こうして」といった意味で使われることもあります。


ご質問2:
<des "cages a lapins"以下の文の構造がわからないです。>

文を文法的に分解すると以下のようになります。

1.Ainsi:副詞。

2.ecrit-on~francais:この文の主節

3.que~ministre francais":ecritの目的語となる名詞節

4., des "cages a lapins":

(1)この「,コンマ」は同格を表します。

(2)前出のpetites maisonsをdes "cages a lapins"と言い換えたもので、「つまり」「すなわち」などを入れて訳すとわかり易いでしょう。

5.avait~francais!:

(1)ここでは倒置が起こっています。

(2)avait meme affirmeの主語はun Premier ministre francaisになります。だから、avaitと3人称単数の活用になっているのです。

(3)affirmerは直接補語(目的語)をとる他動詞として使われています。

(4)ここではその目的語になるのは、雑誌にかかれている内容
que les Japonais habitent de petites maisons, des "cages a lapins"
の一部である、des "cages a lapins"になります。
倒置前の例:
un Premier ministre francais avait meme affirme des "cages a lapins"


(5)倒置が起こった理由は、que節内のhabitentの補語となるpetites maisons, des "cages a lapins のうち、affirmerの直接の目的語になるのはその一部のdes "cages a lapins"であるため、その部分だけを倒置を起こして、主語「首相」と目的語「うさぎ小屋」の関係を強調しているのです。


つまり、首相の発言の中で肝心なのは「ウサギ小屋」という言葉だということを、倒置を起こすことでスポットライトをあてているのです。

6.この発言はミッテラン大統領下のクレッソン首相が言った有名な皮肉で、当時メディアにも大きく取り上げられました。

首相ははっきり「日本人が『ウサギ小屋』に住んでいる」と言ったのは事実ですが、その発言の中でも、『ウサギ小屋』という表現を使ったことをここでは大きくクローズアップさせた表現になっているのです。

7.以上を踏まえて訳出の流れは、
(直訳)「たとえば、フランスの雑誌には、日本人は、フランスの首相でさえ『ウサギ小屋』とかつて呼んだほどの、小さな家に住んでいる、などとよく書かれる」

(意訳)「たとえば、フランスの雑誌には、日本人は小さな家に住んでいて、フランスの首相でさえ『ウサギ小屋』と呼んだほどだ、などとよく書かれる」
となり、これが抄訳のような訳になっているのです。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

Enchantee!

ご丁寧にありがとうございます!
des "cages a lapins"は同格ですよね!!
通常、「冠詞は同格ではつけない」という日本の文法書の記述もあって困ったなと・・・
しかし、動詞の目的語にもなるため冠詞がつくのはわかる気がします。

裏を返せば、日本がミッテラン大統領下では強く意識されていたということでしょうか。
親日派のシラク大統領が退任し日本人としては寂しくも思います。
anapaultoleさんにも指摘されたんですが、同格と倒置が合わさった感じでとても奇妙にみえましたが、とりあえず納得しました。

ありがとうございます!!

お礼日時:2008/06/07 03:23

ikumigo-go さん



早速のお言葉、有難うございます 
溌剌としておいでの文に打たれて
幾つか、補筆致します

その1 petites maisons とは、何でしょうか

お手許の単語集で、このpetites maisons に何らかの注は有りますか
それとも誰でも知っている(小さい家)として、何も触れていないか
この語を、もしPetites Maisons と大文字で書けば、別の意味が発生
それは、一昔の16世紀半ばに、パリに作られた-狂人収容所-のこと
その名残で、echappe des petites maisons といえば、fouのことです
(この位のことは、学習意欲を刺激すべく、記述して欲しいものです)
さいわい、コノ文が、小文字記述で、波風が立たずに良かったです

その2 名詞か形容詞の倒置
名詞は、主語になりうるので、その倒置は、前回答のような言い回しに
attributとなる形容詞は、主語になりえないのその倒置では
形容詞+動詞+主語の語順は多く見られます

以上です
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます!

一瞬、de petites maisonsとこのdeにギョッとしたんですが・・・
よくよく考えたら複数形容詞の前のdeだと!

注はなくて小論から拾った単語の意味の説明という構成でできているので仏文解釈の説明もないです
まだフランス語は教材面では英語に遠く及ばないですね
16世紀とはユグノー戦争のころですね。ちょっと考えたんですが、宗教問題なんでしょうか

はい、attributの倒置は日本の本で説明があります!!

ありがとうございます☆

お礼日時:2008/06/07 15:11

ikumigo-go さん はじめまして



疑問をお持ちになるのは、無理もありません
お示しの文章は、あまりお薦めしがたいです

所謂AppositionとInvertionを、無理やりに
主語・述語の違う二文にて、接合している

ご質問の文:
des "cages a lapins" avait meme affirme un Premier ministre francais! で
des "cages a lapins"を、この目的語を、強調の為に文頭に置くなら
des cages a lapins, un Premier ministre francais les avait meme affiremees と
此処では、pronom personnel (直接目的語の場合)を、間接の場合なら
単なるpronomのenとかyを添えるのが、一般的でしょう
このような解説も、もしも無く、一気にpetites maisons = cages a lapins として
倒置が生れるとの例文解釈の演習は、説明不足と言えるのではないでしょうか

もし、この文章を口述筆記すると、avaitとavaientは同音ですから
des cagesに続く動詞として、avaientと書いてしまいがちですね
此処では、magazines francais と ministre francais と
このfrancaisの音を区切りで揃えたくて、書いてしまったと解釈しましょう
あのColignonさんならなんとコメントするか、ご意見を拝聴したい

いづれにしましても、とある文豪の次の言葉かみ締めたい
● Guerre a la rhetorique et paix a la syntaxe!
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この回答へのお礼

Salut!!

私もそう思っていました!!
目的語+動詞+主語
という型は日本の文法書では倒置の型として説明がないので、
anapaultoleさんが示していただいたように
目的語を前置させ、再示するのではないかと…
二文にて、接合しているのも無理やり感があります
英語でこうゆう文を書いたらかなり奇妙にうつりますし・・・・

このような解説はありませんでした!

出典は「準1級・2級必須単語集」の46ページで、この例文は教養あるフランス人が書いたものです

参考になりました☆
Merci beaucoup!!

お礼日時:2008/06/07 02:48

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