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お世話になります。最近(2008年6月)、フィリピン人と日本人の間で生まれた子の国籍を巡った裁判のニュースがありました。別に悪意も同情もありませんが、疑問に思ったことがあります。
本当は本人達に聞くのが一番でしょうが、身の回りに似たような人がいたり、接したことのある人にお答え頂ければ幸いです。

・問題の子は「フィリピン人はいやだ」とテレビで泣いていましたが、泣いてまで嫌とは、当のフィリピン国民にとって大変失礼だと思います。むしろ故国(この場合はフィリピン)への誇りというのは無いのでしょうか?
また、親は故国への愛国心というものを教育しなかったのでしょうか?

・今回はフィリピンで、しかも女の子でしたが、例えば韓国人や中国人との間の子の国籍認知の場合、当該国と日本が万一戦争状態になった場合は進んで日本の為に働くか、少なくとも故国の利益のために働かない(スパイとか)覚悟はあるのでしょうか?場合によっては故国の兵を殺す可能性もゼロではないですが、彼らは「日本人」としてそれをためらわずできますか?

A 回答 (7件)

・ 当該国と日本が戦争になった場合どう行動するか


   人によってかなり違うのではないかと思います。日本の為に行動する人、日本の為に行動しない人、外国の為に行動する人、外国の為に行動しない人、その人のその時の考え次第でしょう。
   新しく国籍を認められた人が国籍上の国の為に働くか、働かないか。同じ学校の同じクラスで学んだことのあるハーフの人(お父さんが外人で、お母さんが日本人でした)が、ものすごく日本の事を嫌って、嫌うというより憎んでいました。顔は全然外人の顔はしてません。日本人顔です。授業の間の休憩時間、ちょっとした雑談の時でも何かというと、口元をゆがめて日本のことを憎々しげに言ってました。あぁ、心底日本のこと憎んでんだな、と感じてました。ところがその人が数年前、突然テレビや雑誌、ドキュメンタリーに出て来て、日本国籍に帰化した事を知りました。なぜ?何の為に?今も時々ニュースにその人がうつります。日本で社会的地位を得ました。この人が長年憎んで来た日本の為に働くのか、元の国籍の国の為に働くのか、大いに疑問に思いながらテレビ画面を見ております。
   お父さんとお母さんの国が違うというのではないですが、外国に移住してその国の国籍になって、元の国の為に行動する人もいます。米国へ移住して米国籍になって、米海軍の情報将校になり、知り得た軍事情報を駐米韓国大使館の武官に渡し、スパイ罪で服役したロバート・キムという人がいます。この人は米国籍になった事も、米海軍に入った事も全ては計画だったと自身で述べています。ロバート・キムは韓国では英雄扱いです。祖国の為によくやったとマスコミも諸手を挙げて賞賛一辺倒です。一昨年韓国に入国した時は、空港で歓迎の人波が出来、国内を講演活動をして回りました。自国民として国籍を認め、国家機密に接する公務員にしていた米国の立場からしたら、どうでしょう?ロバート・キムで検索なさると出てきますよ。
   そういう人もいるというお話です。

 個人的には、今は帰化手続きが非常に簡素化されたので帰化でよかったのにと思います。実際、2人の裁判官は帰化手続きによる日本国籍取得が充分可能な事例だとして反対意見を出しました。また、偽装認知という新しい犯罪が生まれ、それを暴力団が資金稼ぎに利用するでしょう。具体的には、子連れや妊娠中で困っている外国人女性からお金を受け取って暴力団や斡旋業者が認知書類を用意するのです。暴力団や斡旋業者に払うお金のために外人女性はさらに夜の街などで働かなくてはなりません。しかし一旦子供が日本国籍になれば、日本国籍の子女を育てている外人は日本に合法的に住む事ができますから、外人女性は子が18歳になるまで日本に滞在する事ができます。
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1.泣いてまで嫌とは、当のフィリピン国民にとって大変失礼


当該の報道は見ていないので、それ自体の事実関係は分かりませんが、仮にそうだとしても別に失礼だとは思いません。というのは、状況として「生まれたときから日本で、日本人の一員だと思って生活してきた」子ども達です。いきなり、「明日から君達はフィリピン人だよ」と言われれば、特に子供であればそういう言い方をしても不思議ではないと思うからです。

仮に、「自分は日本人だ」と思って日本で生活してきた子供が、「君は実は日本人ではないんだよ、○○人なんだよ」と言われればやはりショックを受けるでしょう。

2.親は故国への愛国心というものを教育しなかったのでしょうか?
親だからこそ、教育しなかったでしょう。これには2つ意味があって、一つは、普通の親は愛国心なんて別に教育しません。私も娘がいますが、別に日本への愛国心なんて教育した事もありません。日本に暮らしていれば、自分なりに、この国について判断すると思うからです。
今回のケースでは逆に、ハーフだからこそ、今、現に住んでいる日本への愛情・子ども達の父親の祖国である日本への誇りの方をむしろ親としては教えていると思います。

3.戦争状態になった場合は進んで日本の為に働くか、少なくとも故国の利益のために働かない(スパイとか)覚悟

この子達に限らず、誰でもそんなものあるわけないじゃないですか。現実には、そのような事を想定して、移民したり国籍を変更する人なんて本当に少数です。だから、普通の人は、現実にそうなったときに悩むのです。

私はアメリカ在住です。今アメリカはヒスパニックの移民がものすごく増えています。もちろん不法移民も多い。じゃ、その人達はみんなあなたの言う「覚悟」をしていると思いますか? 全然違いますよ。日本人でグリンカードを申請する人(グリンカードを持っていれば兵士になる事ができます)は、そんな覚悟を持っていると思いますか?

何人かの方が、第二次世界大戦の日系二世の例を出されていますが、もちろん、太平洋戦線でも日系二世は戦っていますよ。第4陸軍参謀二部(G2)の下には、日本語学校が作られ、二世が暗号解読・日本軍の文書翻訳・投降の呼びかけ・捕虜尋問で活躍しています。

有名な話では、アメリカ軍兵士として、日本軍へのスパイ活動を行ったリチャード・サカキダ(榊田元宗)の例があります。彼は、コレヒドール島で日本軍に「救助」され、そのままスパイとして日本軍と行動を共にしています。

一方で、「勝ち組」と言われる、日本への忠誠を隠さない日系人だっていました。要するに、国籍の問題とその国家への忠誠心の問題は、個々人によって違うということです。私は日本人ですから、日本の風土や文化、家族や友人など人々に対する愛着はありますけれど、だからといって無条件に政府を支持しているわけではありません。

日本人である事と、政府の行為(例えば戦争)を支持する事がイコールでなければならないという偏狭な「愛国心」の方がおかしいと思いますけれどね。
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何人かのフィリピン人を見て思うのですが、彼ら、彼女らは、かなり屈折した愛国心を持っています。


彼らは平気で自国の悪口を言い、フィリピンが最低の国家だと思っているフシがあります。
しかしその事を外国人が言いますと、ムキになって反論してきます。
つまり、「自分達がフィリピンの悪口を言うのはかまわないが、他国人が言うのは我慢できない」といった感情です。
>問題の子は「フィリピン人はいやだ」とテレビで泣いていました
多分それは心情でしょう。
フィリピン人の多くは、フィリピンが最低の国家であると思っているようです。
これは、フィリピンでの外国と言いますと、アメリカや日本ヨーロッパがすぐに頭にうかび、アフリカ諸国などは全くうかばないため、
外国=先進国
といったイメージがうかんでしまうためです。
しかし一方で愛国心から、他国人がフィリピンを批判する事には、我慢できないでいます。
そのため、その子が「フィリピンが嫌いだ」というのはごく普通の事だと思われます。
しかしそれを聞いた外国人が、「フィリピンが嫌いなら外国に永住しよう」と言いますと、別の反応をするはずです。
日本人と結婚したフィリピン人を見ていますと、他国の人達と異なるところがあります。
日本での永住権は強烈に欲しがるのですが、日本人への帰化は拒否する人が多いのです。
つまり、「フィリピンに住むのは嫌だが、フィリピン人でいたい」といった感情のように思えます。

フィリピン人が、フィリピンでの生活から脱却する方法として最も簡単な方法は、外国人との結婚です。
そのため、機会があれば外国人との結婚を夢見る人が多くいます。
そのため、子供を造ってしまえば結婚できると思い込む人が多くいるのも事実です。
その一方男性側では、「うまくヤッチャエ」といった感情もあり、そのような問題が起こりやすくなってしまいます。
(フィリピン以外の国でそのような問題が起きているとは聞いていません)

>例えば韓国人や中国人との間の子の国籍認知の場合、当該国と日本が万一戦争状態になった場合は進んで日本の為に働くか、少なくとも故国の利益のために働かない(スパイとか)覚悟はあるのでしょうか?場合によっては故国の兵を殺す可能性もゼロではないですが、彼らは「日本人」としてそれをためらわずできますか

これについては、ケースバイケースでしょう。
むしろそういった事態にならないようにするためにも、二重国籍を積極的に認めてゆく事が必要であると思います。
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>親は故国への愛国心というものを教育しなかったのでしょうか?



 日系アメリカ人の場合、彼らの子供たちがアメリカに受け入れられるようにする為に、わざと子供たちに日本語を教えなかったり、日本文化を継承させない環境で子育てをするそうです。(移民と言うのは本来そういう物なのかもしれません…。)

>当該国と日本が万一戦争状態になった場合は進んで日本の為に働くか、少なくとも故国の利益のために働かない(スパイとか)覚悟はあるのでしょうか?場合によっては故国の兵を殺す可能性もゼロではないですが、彼らは「日本人」としてそれをためらわずできますか?

 日本の帰化要件には上記の事は問われませんから、個人差があるでしょうね…。(反日感情を持ちながらも帰化する人がいるかも知れません。)

 アメリカの場合は、下記の宣誓をしなければ成りません。
   憲法を支持し、アメリカの法律に従う。
   外国の忠誠、外国の称号を放棄する。
   アメリカ軍事を支持し、必要なときにはアメリカ政府のために軍務を行なう。

 ちなみに、「パイナップル部隊」と言うのは、朝鮮戦争中の日系人部隊の話なので…。(後述の第442連隊戦闘団のこと?)
   http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cg …

 第二次大戦中ですと、第442連隊戦闘団は、ハワイを中心とした日系人で編成されましたが、彼らが戦ったのはヨーロッパです。
   http://www5f.biglobe.ne.jp/~ssbohe/one_goforbrok …
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こんにちは


また、違憲判決が出ましたね。
そのニュースは見ていませんが「フィリッピン人がいやだ」と言ったのでしょうか?
故国に対する誇りは親の教育も勿論ありますが、ある程度の年を経て感じるものであり、他国と比較したり、社会で他人と交わるような年齢になって自己のアイデンティティーと共に確率するものだと思うのですが。
その子達が情緒面でどのような教育を受けたか分かりませんが、人間は本能的にどこかの国に帰属したいという心を持っていると思いますので、国籍が何処であろうとその子達の愛国心はこれからの各々の問題であろうと思います。
また、それを左右するのはその子達が住む国の事情も無関係ではないと思います。
また、これから起こりうる国家間の関係で、スパイだとか一兵隊としての心の葛藤は、その子達に限らず何時の時代にも問題として取り上げられてきました。
山崎豊子の[二つの祖国]はNHKのドラマにもなりました。
自分の血の流れる国の民を殺さなければならない覚悟など誰にも出来るはずは無く、覚悟が無いまま無理矢理に戦場へ駆り立てられて行き、殺し合わなければならないのが戦争です。
一個人の納得するしないの範疇ではありません。
しかし、だからと言って政情不安や貧困の問題を抱える国と平和で、物の溢れている国のどちらの国籍を取得するかを迫られた場合、平和な住みやすい国を選択したからと言って誰も非難する権利はありません。
その子達が父親の国である、日本の国籍を求めるのは当然の権利であり、私たちは、それを認めた我が国の司法に誇りを持つべきです。
戦争などを想定した場合の問題は、国籍をフィリッピンに選択したとしても、父母が同国人でない限り等しく起こりうる問題です。
故国の兵であれ、未知の国の兵であれ、人間をためらわずに殺す事などふつうは出来る事ではありません。
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質問者さんは、何故この様な問題が起きたか考えた事がありますでしょうか。


この現象は、殆どが日本の無責任な男達の犠牲者なんです。
一時の恋愛関係がこの様なシングルマザーと子供たちの生活を破壊してきたのです。
同じ日本人として、今回の最高裁判断は歓迎すべき事で、喜ぶべき事だと思います。
後半は、非現実的ですが、昔、ハワイに移民した日本人はパイナップル部隊として、アメリカの為に日本と戦争しました。
だから同じでしょ。
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祖国への愛国心にみちあふれた人間が日本にカネ稼ぎにくると思うか??


商社マンが海外赴任するのとちゃうんやぞ。

親子ともども日本で生活していきたいし、特に子どもは日本語しかしゃべれない、日本の教育しか受けていないんじゃねぇの?妹を日本国籍にしてる時点で、そう推測できるわな。


脱北者に対して、なぜ将軍様を敬わないのか?という発想とおんなじ。
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