プロが教えるわが家の防犯対策術!

言葉というものは時代の中で変化するものです。
平安時代ごろは現代と母音の数すら違っていたと聞きます。
ましてや縄文時代や弥生時代なら現代人からすれば全く別の言語でしょう。
では現代人がまず支障なく日常会話で意思疎通が可能なのは、何時代くらいからになるのでしょうか?
もちろん地域によっても違うでしょうが。

A 回答 (4件)

日常会話でしたら、江戸時代後期の町人とは楽に通じるはずです。

というのは、江戸末期に生まれ(1839年)明治時代に活躍した落語家三遊亭円朝の落語の口述速記録が残っていますが、これを読むと、ほとんど現代の言葉と変わらないことが分かるからです。
もちろん、お互いの「常識」が違いますから、行き違いは出るでしょうけれど、それは言葉の問題ではありませんから。

そのようにして、口語を記録した古文書を調べていくと、室町末期の日本人となら、お互いに何とか「簡単な日常会話」ができそうです。この頃は、キリスト教の宣教師が来日し、布教のために日本語、しかも口語を学習していました。彼らの日本語出版物(伊曽保物語など)や作った辞書(日葡辞書など)を読んでみると、もちろん今とは発音も単語の意味もずいぶん違いますが、基本的な語彙や使い方はそれほど変わりません。

例えば「「さればこそ まがいもない あれが 取って 食らうた もの ぢゃ、それ 打擲(ちゃうちゃく) せい」(やはり、まちがいない。あいつが取って食べたのだ。それ殴ってやれ)なんていう感じです。

また、この時代には狂言が成立しています。狂言は能と異なり、日常会話に用いる口語がたくさん使われています。台本の成立は室町末期から江戸初期が大半です。
「某(それがし)、訴訟のことござって、三年(みとせ)以前、西国へ下ってござるが、訴訟、思いのままに叶うてござるによって、このたび都へ上ろうと存ずる」(鈍太郎)と言われれば、何となく意味は分かるでしょう?
これを読めば(聞けば)ある程度意味は分かりますから、まぁ、江戸初期の人とは簡単な会話ができるだろうと思います。
    • good
    • 0

質問への回答でなくって申し訳ないですが、私は最近の中高生のギャル語を聞いてるとサッパリ意味わかんなくね?です(表現がオヤジ)。

というわけで、同時代といえども通じないときはあるかと思います。
真面目に回答すれば、現代は外来語が多いからそれが通じないことが多いかもしれないですね。
    • good
    • 0

すでに回答されている通り、「おなじ地域の人」という限定をつけなければ、江戸時代どころか、戦前でも意思疎通は楽ではありませんでした。

テレビが普及する以前の日本では標準語は十分には普及せず、方言で話す人が多かったのです。現在でも東北以外の人が典型的な東北弁をはじめて聞くとほとんどわかりません。昔ならなおさらです。「同じ地域の人」という限定をつければ、かなり昔まで遡ることが可能です。過去問にありますから参照ください。
http://okwave.jp/qa2568715.html

参考URL:http://okwave.jp/qa2568715.html
    • good
    • 0

それは地域によるね。

方言は、非常に難解で、
現代人はそもそも方言を理解できませんから、
明治どころか昭和初期でも、多少の支障でてきますよ。
要するに100%の方言で話されると、理解できません。
単語しばしば動詞も変わってくるので、意味がわからんからね。
典型的なのが薩摩弁。ドラマや芸人がまねするような嘘の方言じゃなくて、
ネイティブの薩摩弁はぜんぜんわからんよ。「は?」って感じ。
アクセントもよどみが無いので、名詞と動詞の切れ目がわからん。
古語とは文法的な共通点があるが、現代共通語との共通点が少ないんで、
書き言葉ならまだわかるが、会話となるとチンプンカンプン。
青森の方言は、実際には聞いた事が無いが、
東北の方もそうらしい。
しかし鹿児島の場合は、九州人でもわからんからかなり特殊。

言葉というものは、常に変化しているので、数世代も経ると、全く違うものになります。
曽祖父より前の時代になれば、日常会話に支障が出ると考えていいでしょうね。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!