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1、ロシアやアメリカに多量にある核兵器、特に核弾頭を原子力発電の材料に変えられないのですか?
2、原発で使った残りかすというものを、地球引力圏外に言い換えれば、宇宙に廃棄する事は可能と思うのですが、これは、今、何処に廃棄されているのですか?
誰か上記二点ご存知であればご教示頂ければありがたいですが。

A 回答 (6件)

>これって原発転用されたってことですか?


そうです。

>ロシアとアメリカだけですか?
他国の事例は聞いたことありません。まずないと思います。
以下は推測ですが、核軍縮を行わない限り兵器級ウラン(やプルトニウム)を原発転用することはありえないでしょう。
兵器級ウランを作るのは、核燃料を作るより金がかかります。
そして、単に機械的寿命がきてミサイルの更新を行うだけなら、ミサイルは取り替えても弾頭に使うウランは再利用するでしょう。過去に核軍縮条約を結んだのは米ソだけ、他の国は核軍拡、あるいは横ばい状態です。

>3、ミサイルを転用して推進力を強化すれば、安くて安全に地球引力圏外に廃棄できませんか?
打ち上げに事故はつき物です。安全ではありません。
それから安くありません。ウランにしろプルトニウムにしろクソ重いのです。それこそ鉛よりはるかに。
打ち上げより深い穴掘って埋めたほうが安くて安全です。
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この回答へのお礼

再度の愚問に真摯にお答え頂き有難う御座います。

お礼日時:2008/06/30 16:39

意味不明な解答がついているので少し補足を。


核兵器を解体して核燃料とするのは、90年代に多く行われました。
理由は米ソ戦略兵器削減条約によって、大量の核兵器が解体されたからです。
あとロシアでは、ミサイル本体も衛星打ち上げに商業利用されました。
すでにでていますが、兵器用ウランを核燃料棒にするための再加工が必要ですが、ウランを濃縮するコストよりはだいぶ低いはずです。
あと兵器用ウランをきちんと消費することも大事な意味があります。
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この回答へのお礼

回答ありがとう。「核兵器を解体して核燃料とするのは、90年代に多く行われました。理由は米ソ戦略兵器削減条約によって、大量の核兵器が解体されたからです。」これって原発転用されたってことですか?
ロシアとアメリカだけですか?

お礼日時:2008/06/26 06:11

核兵器として用いられる燃料は、濃縮度が殆ど100%のU-235(核分裂を起こすウランの同位体)か


照射燃料から抽出された濃度が殆ど100%のPu-239(核分裂を起こすプルトニウムの同位体)です。
ウランの同位体のU-233も核分裂を起こすので燃料となりえますが、トリウム-232を原子炉内に
挿入し、中性子を照射させることによって生成せねばなりません。そのような原子炉のない現在、
U-233を燃料とした核弾頭はありません。
これから分かるように、核弾頭に含まれるU-235を、U-238で濃縮度を数%位まで低下させれば、
原子力発電所用の燃料として用いることが出来ます。勿論、Pu-239もプルトニウムの富化度が
数%になるように天然ウラン、劣化ウランなどに添加することにより、原子力発電所用の燃料
として用いることが出来ます。

原発で使った燃料、使用済み燃料は再処理し、残されているU-235、炉内で生成したPu-239を
再処理工場で分離・抽出します。その時に出る廃棄物は非常に高放射性なので、溶融ガラスと
混ぜ、ステンレス製の容器に入れ、長い期間、地下深くに管理貯蔵します。
使用済み燃料から出る廃棄物以外の放射能の高くない廃棄物は、地下水などに溶け出すことが
ないように固形化し、地中深く埋められます。

かつて、この高レベルの廃棄物は宇宙圏に打ち上げることも一案として上がったことがありましたが
余りにも金が掛かることもあり、現実的なものとは見なされていません。また、海洋に投棄する案も
ありましたが、現実にその対処が必要となる前にスペインの提案によりロンドン条約が発効したので、
放射能レベルの低い廃棄物も投棄が許されなくなっています。

現在、使用済み燃料を長年月、地中深く管理埋設し、再処理の時期をその後に行うという方法を
採ろうとしている国(スエーデン)があります。

この回答への補足

回答ありがとう。ところで、
「かつて、この高レベルの廃棄物は宇宙圏に打ち上げることも一案として上がったことがありましたが余りにも金が掛かることもあり、現実的なものとは見なされていません。」
1、これは、どこの国か誰が言っていたのでしょうか?
2、コストがかかるとのことですが、いくらくらいかかるのでしょうか?3、ミサイルを転用して推進力を強化すれば、安くて安全に地球引力圏外に廃棄できませんか?

補足日時:2008/06/26 05:54
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直接の回答にはならないかも知れませんが



コストの面で、可能な金額には収まらないと思います。
ただ、技術的には可能だと思います。

安全に使用する予定の原発の燃料と、
相手を殺傷する目的の原子爆弾とでは、
燃料装架のしかたとかが全然違うので、作り直しが必要だと思います。
なので、高くつくと思います。
技術的には可能でしょう。

ただ、使用済核燃料は、核爆弾に匹敵するような放射線を出す物だそうで、
厳重に管理する必要があります。
それも一ヶ月や二ヶ月ではなく、10年以上、100年単位で、です。
その費用を考えると、原子力発電はペイするとは思えないのですが、
みなさん、目先の電力が欲しいことしか考えて居らず、
何とか技術が発達して解決するだろう、くらいに、
この問題は100年後の子孫へ先送りされています。

それと、地球以外の外へ捨てることですが、
これも技術的には可能だと思いますが、

もし失敗して爆発でもしたら、
それこそ、核爆発と同じで、地球に誰も住めなくなりますよ。

まあ、核弾頭として保有するより、燃料として使ってくれて
核弾頭が無くなる方が良いと思うので、そうなってほしいものです。

この回答への補足

「使用済核燃料は、核爆弾に匹敵するような放射線を出す物だそうで、
厳重に管理する必要があります。」とすると、核弾頭の方は安全に管理されているのでしょうか?というのはなんとなく俺も含めて原発は危険なイメージだけはあるのですが、核弾頭に関しては、戦争で使用されない限りは安全だというイメージがあるので。

補足日時:2008/06/28 08:56
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ちなみにそれが、90年代のウラン価格低迷の一因だったりします。

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こんにちは。


核爆弾と核燃料棒では、燃料集合体部分の構造が全く違うのでそのままでは使えません。
一度薬品で溶かしてしまって、燃料棒に作り直す必要があります。
でもそれをすれば再利用は可能です。
#ウランやプルトニウムの同位体の濃度が全く違いますがそれは調整可能。

現在の残りかすは、ガラスやアスファルトで固めて、ややしばらく冷やしたあとで、地面に深い穴を掘り、埋めています。
欧米では岩塩という鉱物を掘った鉱山の穴が活用され、日本では捨てる場所を捜している所です。
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