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桐野夏生さんの作品は、アマゾンのユーザーレビューで見ると、どれもこれも評価が高く、TVでもとあるコメンテーターが「おもしろい」と言っていたので、そのコメンテーターが言っていたグロテスクを購入して読んでみたのですが、作品に入り込めないというか、おもしろさがわかりませんでした。
ですが、ここまで評価の高い作家さんなのですから、どれか1つくらい「おもしろい!」と思える作品があると思うんです。
評価の良いグロテスクがおもしろいと思えないなんて…と、ちょっとショックというか、悔しいといいますか、自分だけ桐野作品のおもしろさのわからない仲間はずれのような気分でして(笑)

当方、20代の男です。どれがオススメ作品でしょうか?

A 回答 (5件)

#3です。



蛇足ですが、桐野夏生さんの作品の面白さと言うのは、いうならば人間の「負の感情」や「負の部分」なのだと思う。
差別、軋轢、劣等感etc
浅田次郎の作品に、本当の意味での悪人がいないように、「善人」が少ない小説が桐野ワールド。

「グロテスク」の場合は、現実にあった東電OL殺人事件と、名門私立(明らかに慶応)のイメージが背景として頭に無いと、その「負の部分」がピンとこないかもしれない。

今の僕は苦手だ。。。
唯でさえ、たかが金のために2~3人実質的に殺しちまったんじゃないか…なんて思い悩むときに、あんなもん読むと気が滅入る。
といいながら、特に気が滅入りそうなのばかり4冊も読んでいる。(笑)

人間の「負の部分」を楽しんでしまえる気力というか、ある種の黒い強さがみなぎっているときには、良いかもしれません。
「真人間」に戻りたくなる。(笑)
4つの中ではね、僕は「OUT」と「ダーク」が面白いとは思う。
しかし、読後感の救いの無さは浅田次郎と対照的!(笑)

逆に言えば、20代の男で桐野夏生作品に共感できるって、あまり良い人生じゃない。(笑)
だから、貴方、安心していいヨ♪
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この回答へのお礼

負の部分ですか…。それを楽しむことが出来れば桐野ワールドを理解できる日も近いかもしれませんね(汗)
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/06/16 17:10

今まさに『グロテスク』の下巻を読んでいます。



桐野作品好きなんですよね~
女性作家なので女性の視点から感情移入しやすいです。
しかも出てくるのが図太くてしたたかな女性ばかり…^^;

面白さがわからないのは男性として普通ですよ~
でも女性ってこんな恐ろしい事考えたり、
いざとなったら怖い!位の感じで読めば楽しめると思います^^

『OUT』『柔らかな頬』『I’m sorry,mama. 』
等はもっと怖い裏の顔を持つ女性達が登場します
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この回答へのお礼

そうなんですよ、女性の人間性というか、決して男には理解できないところと言うか…。

まだ1冊しか読んでませんし、他にも読んでみようと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/06/16 17:09

彼女の代表作と思われる、「OUT」「軟らかな頬」「ダーク」「グロテスク」の4冊のみ読みました。


感想として「救いのない」結末。(笑)
村上春樹さんとか、伊坂幸太郎さんの作品の結末にある「不可解さ」というよりも、「救いのない」という感覚が僕にはあります。

「合わない人は何冊読んでも合わない」というタイプの作家だと思う。
因みに、僕はトルストイは好きだけれども、ドストエフスキーは憂鬱になる。(笑)
桐野夏生さんの作品もこれ以上読む気は無い。

僕にはむしろ、20代の男性が桐野夏生さんの作品を受け付けないと言うのは、ある種の健全性を感じさせて好ましい♪

苦手な作家なんて、僕、大勢います。(笑)
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こんにちは。

桐野夏生さんの本は数冊読んだ事があります。「グロテスク」は読んだ事がないのですが、「天使に見捨てられた夜」はいかがですか?女性版ハードボイルドな感じでなかなか面白かったです。単なる事件を解決するかっこいい女性ではなく、失敗したり、女性である事を認識させられたりする所もあって、女性が活躍するカッコいい探偵小説とひとくくりに出来ない感じです。
 彼女(村野ミロ)はシリーズ化されていて以下の本があります。順番に読まなくても別に構いませんが、一応「天使~」は2作目のようです。他に「ローズガーデン」を読んだのですが、短篇集でとっつきやすくて面白かったです。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19774343
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19963470
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31131578
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31049264
 ミロシリーズ以外では短篇集の「錆びる心」が面白かったです。特に最初の表題作は、主婦の解放といった感じで、ひっそりとした開放感が良かったです(20代男性の方が共感するかどうか分かりませんが(^_^;))。でも短篇集ですので割ととっつきやすいと思います。http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30746995
 あとはドラマにもなった「OUT」が代表作だと思います。正直未読でドラマだけ見たのですが、ドラマはなかなか面白かったです。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30978722

 御参考までにm(__)m。
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この回答へのお礼

短編集はいいかもしれませんね!
どうもありがとうございました。参考にさせて頂きます。

お礼日時:2008/06/16 17:08

「東京島」が、今、ベストセラーになっていますが、


ベタなところで、直木賞を受賞した
「軟らかな頬」あたりを読まれてはいかがでしょうか?
読後、何とも不可解な気分にさせられる本です。(^^)
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この回答へのお礼

東京島、なんの雑誌だったか、これについて対談をしていました。
柔らかな頬ですね。参考にさせて頂きます。どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/06/16 17:07

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