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「なぜ地方分権が大切なのか?」と言う学習課題が出されました。
資料を引用して考えなければならないのですが、どのような資料を使えばいいのか?
そもそも地方分権とは何なのか良く分かりません。
だからなぜ地方分権が大切なのか分かるはずが無い・・・(涙)(T。T)
誰か「なぜ地方分権が大切なのか」教えてください。
出来れば引用すると良い資料や地方分権とは何なのか教えてください。
お願いします。m(. .)m

A 回答 (6件)

 日本の地方分権は、国会議員と霞ヶ関の役人が自分達の予算や権益を都道府県や市町村の役人に恵んでやろうという発想で進んでおり、しかも厄介なものだけを押し付けるので理念がなく、市民にはプラスイメージで伝わりません。



 地方分権がもっとも進んでいる国はスウェーデンだといわれており、なんと180年も前から地方分権が始められています。そこでは、自分達にとつて最も身近なことは市民が知恵を出して殆ど全てを決めています。
(役人が行政運営する日本と違い、地方政治家たちが自ら行政を運営し、こうした仕組みをつくってきた。)

 例えば学校のカリキュラムや教員の採用計画等は、生徒と親と教師からなる学校運営委員会で全部きめてしまいます。したがって、学校でいじめ等の事件が起った場合は生徒も親も教師もその責任から逃れられませんので真面目に現実的な対応を考えます。(例→いじめは必ず存在するという視点で対策が練られる。)

 日本ではどうでしょうか。文部科学省という霞ヶ関の役人が全国3000もの市町村の学校で教えることを全部決めそれを守るように命令します。逆に最低でも3000種類もの地域づくり人材を育てる必要があるにもかかわらず、どこの学校の教員も文部科学省から指示がくるまで何もしません。

 なぜ地方分権が大切なのかは、自分達が住む地域(=一定の生活圏)の課題はそこに住む住民の自己責任で知恵を出すことが最も近道であり、最大多数の満足度が得られる合理性を有するためと考えられます。

 ちなみに昨年、スウェーデンのオレブロ市を訪れた時に、女子中学生が「自分は政治家になって国と地域のために尽くしたい」と話してくれました。地方分権は子供たちに「地域の夢をつくる」という希望を与える仕組みであることにも気付かなければなりません。
(日本では、地域に必要な政治家(=地方議員)は国会議員とその配下役人に牛耳られ、しかも行政運営ができないよう手足を縛られ議会牢に押し込められている! ~地方自治法第92条第2項)

オススメ文献:「スウェーデンの政治」1994早大出版部
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「なぜ地方分権が大切なのか?」は有権者の自己責任と思います。


中央官庁が管理している諸々の権限と予算(お金)を地方へ、即ち県へ譲与することですることで有権者が選ぶ県知事(アメリカの大統領制と同じ直接選挙)が箱ものと言われる立派な公共設備に力を入れれば県の財政は赤字になり当然県民の税金はアップ、他方質素倹約の県知事なら県民の税金は下がる。
県の財政を赤字して税金をアップする県知事か、質素倹約の県知事かどちらを選ぶかは有権者の自己責任で選ぶことができますよ。
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 社会がもっとも安定し効率よく発展する形態、それは公正な競争社会(市場経済)である、という資本主義社会の定説をここでは前提とします。



 ということはこの世の全てを自由化し民営化すれば良いわけですが、徴税・義務教育・治安維持など、どうしても民営化出来ないモノがいくつかあり、公共団体が独占して実施せざるを得ないものもあります。

 ところが困った事に、独占が発生するといかに公共だろうが必ずそこに腐敗や非効率が多発します。 原理的なものですから避けられません。

 そこで、完全な競争化は無理にしても、せめて地域分割をして地域ごとに競走させることにより、できるかぎり公共事業にも公正競争主義を導入する必要があるのです。

 よって、地域分割が可能な公共事業はできるだけ分割し競争させる→地方分権 が全体の効率のために望ましいということになります。

 地方に分権すれば地方に特色ができ、教育県や福祉県、減税県などができ、相互に競争が産まれ、全体の効率がアップするわけです。

 例えば東京都の公立高校は、競争が全くない(完全学区制)ため腐敗し、おちこぼれのふきだまりへと転落しました。 優秀な生徒はみな競争のある私学に脱出します。
 比べて大阪府などの場合、公立高校に歴然とした差があるため、優秀な生徒がみな公立に行き、私学のほうがオチコボレに学歴を与えるための存在になっています。

 厳しいですが、優勝劣敗は、全体の効率をあげるためには必要不可欠なのです。 全員を助けると逆に全員が苦しみます。

 なお冒頭の前提を支持しない論理(共産主義など)ではまた違う結論があります。 共産主義は中央集権で、地方分権が望ましいものとは考えません。
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happy-boyさん、こまったね~。

で、お助け隊出動!

参考URLは神奈川県の『地方分権ホームページ』です、ここを読めば少しは役にたつかな。

happy-boyさんさんが「地方分権が解らない」と言っているのに「○○時間授業をしたから生徒は”権力/権限”が理解出来ている」としてしまわれていますね。自分だったら全員が理解してから次に「分権の事」だよなぁ。と思われますでしょ。
この勉強の進み具合を決めている教師が国で、あなたが思っている事が地方の問題なのです。生徒が授業の進め方を決められれば授業の進め方の権限を生徒に渡した(分権)事になります。

ただ分権には権限と一緒に責任も付いてきます。権限を有効に使い物事を進め正しい結果が得られないとその責任が問われます。

(ですから教師は全体の学力を維持する為に少数派の生徒に合わせての授業が出来なくなっています)



------- おまけ ---------
母「トム、学校から帰ったのなら勉強をしなさい」
トム「うっせーなぁ、後でやるよ」
母「後、あと、って言っても、いつもやらないじゃないか」
トム「夜やる事にしているんだから邪魔すんなよ」
母「今やりなさい。夜になると遊びになちゃうんだから」
トム「もう高校生なんだからおれの勝手にさせてくれよ」
母「自分でちゃんとすればこんなに言わないよ。出来無いから言っているんだろう」
トム「あ、あ分ったよ」.....「ふん、だれがやるか..」



トム「かあさん、大学落ちちゃった....」
母「あんたがちゃんと勉強していれば受かったかもしれないのに...」

これは誰の責任?母の責任?トムか。
結局、これはトムが自分で権限を引取っているので、落ちた大部分の責任はトム自身にある。この大学落ちた責任のツケとして以後、勉強する時間の決定権限は母に戻さざるを得ない。トムの未来はいかに....。
-----------------------------------------------

社会に出るときついですよ。「俺にまかせてくれ」と上司から権限をもらって始めた事業がつぶれるとその責任は全部かぶらなければならない。辞めれば逃げ出したと言われるし残ればいつまでも「落ちこぼれ」「給料泥棒」「口だけの奴」と言われてしまう。そしてうまくいった時も「当たり前」としか見られない...。
 これは余計な事でした。失礼します m(_ _)m

参考URL:http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kikakusomu/i …
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中学生までのレベルでしたら、回答1の話で結構だと思います。


高校生以上でしたら、地方分権には予算も一緒という事を忘れないでください。
昔、新潟県出身の総理大臣が国の予算で新潟県に道路を食って大ヒンシュクとなった事がありました。
新潟県の予算で新潟県だけの利益になる事を行っても、他県の人間はそれに文句をいうべきでは無い事になります。
たとえば、九州や北海道に新幹線の建設という運動がありますが、あれは国の予算で建設や運営をするから反対されるわけです。
北海道の人たちが出した金で北海道に新幹線を建設して。赤字も北海道の人たちで負担するのであれば、北海道以外の人は反対するべきではありません。
(自然保護の問題は、別の次元での話になります)
地方分権には、そういう面も付いてくるわけです。
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簡単に説明すると、「地方分権」とは地方に権力を分け与えるということです。



よく、地方分権とあわせて使われる言葉に「中央集権」という言葉があります。これは、中央、つまり東京にある日本全国を取りまとめる官庁などに権力が集まることを意味します。実際、政治を取りまとめている中央に権力が集まるのは当然といえば当然なのですが、今は「地方分権」が大切だといわれています。
なぜかというと、まず、日本の政治の基本を考えてください。日本は民主主義の国、つまり国民に主権がある国です。そもそも政治とは国民のために行われるべきものですよね。その点が重要なんです。

国民のための政治をよりよく行っていくためには、人々の暮らしを政治をする側がしっかり抑え、住民の要求に応えていかなくてはいけません。
日本にはたくさんの都道府県・市区町村がありますね。国民は全国各地に広がって生活をしているわけです。そして、各土地によってそれぞれ実現して欲しいこ要求というものがあります。
ですが、東京にある中央の役所が日本全国の細かな場所の暮らしまで把握するのはとてもじゃないけれど無理だとは思いませんか?
そこでそれぞれの地域の人々と密接に関わりあって彼らの要求に応えるべく仕事をするのが地方自治体と呼ばれるものです。「地方分権」の「地方」とは主にこの地方自治体を指すことが多いです。
地方自治体は人々の要求に応えてるべく活動をしているわけですが、人々の要求に応えるためには、その決断を下すためのある程度の決定権が必要となってきます。
でも、そこでちょっと問題があるんです。現在の地方自治体には中央と比べるとそれほどの権力がないんですね。それぞれの地域の自治体が住民の生活をよくするために、公共事業を行いたいと思っても、中央政府の許可がなくては取り掛かることができなかったりします。中央政府がその事業に対して認めてくれれば問題はないのですが、認めてもらえなかった場合はその計画はとりあえずストップします。

もし、その事業が本当に住民のためのものであったならば、民主主義の仕組みに合わないですよね。

そこで

権力はあるが全国各地の細かな要求に応えるには
情報不足になりがちな中央

地元と密接な関わりをもって、要求を理解できるが
改善策をする決断力を持たない地方

この2つの問題を解決するために、地方にある程度の権力を分け与える
「地方分権」というものが大切になるんです。決断力があれば地元の
要求に応えてあげることができますから。
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