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ラプソディ・イン・ブルーのはじめのソロで、クラリネットの音だと思いますが、音が長く伸びるところの音程が半音ほどつり上がります。スラーのような2つの音のつながりではなく、トロンボーンがやるように無段階にキューンと上がっています。この音程をつり上げる方法は、どのような仕組みになっているのですか。ラヴェルのボレロの中にもサクソフォーンの音色だと思いますが、少し低い目の音程で入って、音をつり上げて音程を合わせているところがあります。

A 回答 (2件)

グリッサンド、または、ポルタメント、といいます。



クラリネットの場合は、アンブシュア(口の締め方)を緩めた状態でトーンホール(音孔)から指を順次ずらしていくことで行います。

クラリネットは音域をまたいでポルタメントをかけることはできません(かなり器用な奏者ではできる人もいるそうです。私は、出会ったことがありません)。また、カバードキーのトーンホールではかなり困難になります(これは、慣れればできなくはありません)。したがって、ラプソディ・イン・ブルーの場合、普通は、吹き始めの音から半分程度までは半音階で進行し、クラリオン音域に入った記譜音C(第4線)からの1オクターブの間、ポルタメントをかけます(ちなみに、楽譜上はふつうのスケールで書かれていたと記憶しています。いま手許に譜面がないので確認できないのですが...)。

仕上げに、緩めていたアンブシュアを元に戻して、正常な音程に復帰します。
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この回答へのお礼

経験がないので「アンブシュアを緩めた状態でトーンホールから指を順次ずらしていく」が今は具体的に理解できませんが、そのような指の操作で演奏する方法があることがわかりました。教えていただいたのでいつか実際に目で見ることがあれば理解できると思います。書いていただいている通り、半音階で上がっていき、その後に、キューンと音がつり上がります。楽譜上は普通の半音階スケールで、そのように演奏することになっているのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/24 20:59

「グリッサンド」と呼ばれる奏法です。


ご質問文にある通り、管楽器の中ではトロンボーンが最も得意とする奏法であり、管体に穴が空いているクラリネットのような木管楽器はあまり得意ではありません。
クラリネットの場合どうするのか聞いたら、「穴を塞いでいる指をずらしながら開けていく」のだそうです。
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この回答へのお礼

クラリネットを知らないので、「穴を塞いでいる指をずらしながら開けていく」が今は具体的に理解できませんが、クラリネットにそのような方法でするグリッサンドがあることがわかりました。ピアノでは絶対にできないグリッサンドですね。ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/24 20:58

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