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中国の一人っ子政策に詳しい方にお尋ねします。中国は農業が盛んな国ですが、現在は一人っ子政策を推進しています。その結果として、特に農村部では次の世代の農作業をまかなう労働力を確保するため、一人目の子供が女の子だった場合は生まれなかったことにしてしまうため、捨て子をすることが流行っているそうです。そのために孤児院などでは9割以上が親に捨てられた女の子ばかりになり、幸せな家庭生活を送れない事態に直面しているそうです。そこで中国当局も国際養子制度をしいて、この問題を「解決」するべく対処しているとのことですが、ここで大きな問題を忘れているような気がします。
このままでいくと特に農村部では男性ばかりになってしまい、家業の農作業を続けることはできるでしょうが、適齢期になっても結婚相手となるべき女性がいないことになってしまいます。その結果、人口抑制を通り越して次世代の子供(現世代の親からみれば孫)がいなくなってしまいます。ひいては中国そのものを支える人がいなくなり、中国が滅びてしまうことでしょう。だからと言って、国外に養子に出して国外で生活の基盤を気づいてしまっている女の子を、結婚のために呼び戻すなどという身勝手で短絡的なこともできません。
中国当局や現世代の親たちは、この問題をどう考えているのでしょうか。またそれに対する政策は考えていないのでしょうか。

A 回答 (4件)

>それに対する政策は考えていないのでしょうか?


・・・具体的な政策は打ち出されていないようです。
というか、正確には「それどころじゃない」というのが実情。

中国の農村は、
1、農作物は、農薬や不純物の混入が横行し食品への不信感が
  全土で増大している。
2、沿岸部(中国東部)では、洪水や水不足や水質汚染が激しい。
3、内陸部では、干ばつや砂漠化が進行し耕地が減少傾向。
4、都市部との経済格差が進行し、農業離脱者が増加。
5、物価高により燃料、肥料、飼料の確保が難しくなっている。
6、農業の近代化が進まず、零細農家が多い。

つまり、「嫁不足」以上の問題が山積なのです。
これにも増して、役人の汚職や不正や税の横領が後を断たず
農村部では、時折暴動が発生しています。

実のところ、1979年に始まった「一人っ子政策」は1990年代に入り
中国の急激な工業化や経済成長により、形骸化が進んでいます。
最初は皆、政府の命令に従っていたのですが、しだいに守られなく
なり、戸籍に登録されない子供がかなりいるそうです。(4000万人
以上という説あり)

上記4の「農業離脱者の増加」も深刻で、農業では生活できなくなった
夫婦は、子供を置いて(または、子供を連れて)都市部に働きに
出て行くケースも多く、少なく見ても約1億人いるそうです。
現在、中国の人口は13億人ですが、実際の人口は誰にもわかりません。

諸問題のある「一人っ子政策」ですが、もしこの政策を実行しなかった
ら、今頃人口は20億を突破していたでしょう。
そうなると、失業者や餓死者や浮浪者が国中にあふれ、国内は各地で
暴動・反乱・略奪・殺戮が蔓延し、食糧やエネルギー不足、環境破壊
ももっとひどくなっていました。
「一人っ子政策による弊害」は、まだこれらよりはマシだと考えられた
結果であり、政府の認識でもあるのです。

また、「一人っ子政策」の終了は、10年後(2020年ごろ)です。
つまり、現在30才以上の男女が「出産不可能」になる年齢になった時
「二人っ子政策」が出されるでしょう。
それにより、中国の人口は増加が止まり、2040年から急激に減少し
その後理想的な人口で推移する予定らしいです。
つまり、今が「生みの苦しみ」時期なのです。

>ひいては中国そのものを支える人がいなくなり、
中国が滅びてしまうことでしょう。
・・・その可能性はあります。
上記の政府の目論みが失敗に終わったら、確実に崩壊します。
もしかしたら、周辺国に侵攻し「女狩り」を始めるかもしれません。
しかし、中国は習慣的に滅びる前に「分裂」します。
国を小さくして、地域ごとに安定化を図る道を選ぶでしょう。
南アジアからの「女性(奴隷)の輸入」が起きるかも。

それよりも、このままだと
日本の方が「滅びてしまう」可能性が高いですよ。
今世紀の終わりには、上海に仕事を求めて渡る日本人も多いかも
しれません。身売りする日本女性もいるでしょう。
中世の日本がそうだったように。
女性の輸出地域が南アジアだけとは限りません。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。私が思っていたよりも深刻な問題が山積しているようですね。
確かに日本の問題も他人事ではいられません。単に「少子化」「年金制度の破綻」で騒いでいるだけでは表面的過ぎます。為政者たるもの、その先に待ち構えているものもしっかり見据えた施策が必要です。

お礼日時:2008/06/27 04:59

 女性を「人身売買」で購入するという方法を取っている場合もあるようです…。

(産経の記事「人身売買の実態を訴える李楊監督に聞く」)
   http://sankei.jp.msn.com/world/china/071119/chn0 …

 「盲山」と言う映画のレビュー
   http://www.c-c-club.net/review/mangshan.htm

 また、以下の状況の遠因にも関係が有るのかも…。
   BBCによると「中国では女性が4分おきに1人が自殺する」と報道されている。
   世界保健機関(WHO)の統計によると、中国が世界で女性自殺者数が男性より高い唯一の国である。
   毎年150万人の女性が自殺を図り、そのうち15万人が死亡したという。
   http://www.epochtimes.jp/jp/2006/06/html/d30686. …
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この回答へのお礼

中国はそんな国との話も小耳にはさんでいましたが、そもそも「購入」の対象となる女性がいなくなるのでは……。
もっともそれは表向きの話であって、実際には戸籍外の女性がたくさんいるのでしょうか。とにかく中国と言う国は、日本人の感覚ではとらえきれない問題が多い国なのかもかもしれませんね。

お礼日時:2008/06/27 05:33

根本的解決にはなりませんが、緊急避難的な方法はあります。


日本でも、かつて盛んな方法でした。

日本では一人っ子政策はありませんでしたが、「農家の長男には嫁が来ない」という深刻な問題はありました。
都会の女性に、田舎暮らしの快適さや農業の働き甲斐をどんなに訴えても、農家の長男や跡取り息子と結婚してくれる女性は少なかったのです。その男性の姉妹さえ、町の男性と結婚したがったほどです。

そんな社会問題に対応した方法とは?
外国の少々貧しい国の女性に「金持ちの日本男性と結婚できるよ」と呼びかけたのでした。最初はフィリピンから。後には、中国からの女性が多く日本に来ました。その女性が幸福だったか不幸だったかは、個別の問題です。

さて、今や中国も「金持ち国」になりつつあります。
まだ数は少ないようですが、男性過剰で結婚しにくくなった中国男性の為に、ベトナムやミャンマーから女性を紹介する業者が既に実在するそうです。ベトナムの人口は8500万。ミャンマーの人口は5400万。この両国は中国の隣国で人種的に似ていますから、中国男性にも紹介しやすいようです。

それでも足りなくなったら、次は1億4000万のバングラデシュだったりして。
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この回答へのお礼

やっぱりその方向に向かっていたのですか。
しかしこれは一人っ子政策が失策だったということですよね。そもそも捨てられた女の子がそのまま中国にいて、国内で結婚してくれさえすれば問題はなかったのです。わざわざ国外で養子縁組する前に、中国の国民として受け入れられるように政策転換するべきではなかったのでしょうか。
中国人の女性が国外に行き、外国人の女性を中国に迎え入れる。客観的に考えると、ある意味で滑稽な気がしますね。

お礼日時:2008/06/26 22:57

ttp://oshiete1.goo.ne.jp/qa4130171.html


こういうこと。

この回答への補足

回答ありがとうございました。でも、それは「日本の歴史に奴隷制はあったのですか?」という質問ですよ。
URLが別の質問と間違っていませんか?

補足日時:2008/06/26 18:49
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この回答へのお礼

いまさらですがいずれにしてもご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2013/05/20 21:34

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