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インプレッサSTI(GRB)は新しい考え方によって、
しなやかでロールすることによるねばる足回りで旧型よりも乗り心地が良い上限界も高いそうです。
http://www.subaru.jp/impreza/wrxsti/

そこでサス交換は行わずクスコのスタビライザーのみ前後に入れた場合どうなると思いますが?
http://www.cusco.co.jp/products/new_products/pos …

実際に装着された方の感想、
装着した場合に予想されるメリットデメリットを教えてください。

よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

 クルマの研究で食ってる者で、専門分野は懸架装置と操縦安定性です。

っといいつつ、スバルとは直接は何の関係もありませんし、現行インプレッサは未だウチでも評価を実施していないのですが、貴殿がちょっと思い違いをされている様なので、車両運動の一般論など。

※スタビに限らずバネ交換でも、ロール方向の剛性が上がったら旋回の限界は落ちます。
 難しいリクツはハショりますが(興味がおありなら『車両運動力学』という分野の工学書をお読みください)、ロールが減るという事は、過渡的には旋回時の左右荷重移動量が増えるという事で、これはタイヤ4本分の摩擦力の総和を減らす元凶となります。
 摩擦力が減る以上、今までと同じ横加速度(カーブを曲がる時の遠心力)に耐えられなくなり、結果、同じカーブを曲がるには速度を落とさなければならなくなります。

※但し、ロール剛性が低いと操舵応答性に問題が出るのは御指摘通りです。
 足を固めると限界が上がった様に感じるのは、タイヤの摩擦力そのものが増えるからではなく、応答性が向上し限界付近がより使い易くなるからです。

・・・っというワケで、もし最速セッティングを狙うのであれば、ヤワい足をコントロールする様なドライビングスタイルを身に付け、どうしても運転技術でカバー出来ない領域を減らす為に足を固める、という概念が必要です。

 で、話が長くなりましたが最後に御質問の『スタビだけの交換』に関して。

>そこでサス交換は行わずクスコのスタビライザーのみ前後に入れた場合どうなると思いますが?

 サス全体のセッティングの流れでは、普通、スタビライザのセッティングは最後に行われるモノで、その点ではスタビだけ交換するという発想自体はアリなんですが・・・2つの心配があります。

1)いわゆるスポーツカーやスーパーカーとして設計されていない単なる『乗用車』では、ロール剛性に対するスタビライザの寄与度があまり高くならない様に設計されています。スタビを交換されても、宣伝文句通りには効果が出ない可能性は十分あります。(乗用車として設計されたクルマとスポーツカーとして設計されたクルマの違いは、見た目のデザインだけではありません。どれほど馬力があって速くても4ドアのファミリーカーがベースでは、いわゆるスポーツカーやスーパーカーの様な操舵感、旋回感は得られません。)

2)一方、その社外品スタビがメチャメチャ固く、明確に性能差が出る可能性もありますが、そうしますと心配なのは等価減衰が足りなくなる可能性があることです。(厳密に言うと色々ありますが・・・カンタンに言うとダンパの減衰力が足りなくなる、ということ。)
 スタビはサスの変移の左右差が大きい時(=ロールが大きい時=限界近くで旋回している時)に強い反発力を出しますが、スタビだけ強力なモノに交換すると、旋回での遠心力が抜けた瞬間(タイヤが滑り始めた瞬間など)のロールの戻りが強く、一瞬ダンパの減衰力が不足した状態になる事があります。
 こういうスタビでは、限界付近のコントロール性が向上するとは言い難いです。

 と相反する結果が予想されるので、やはり装着してみる以外に性能を知ることは出来ませんね。スタビはサスの部品の中では比較的交換が容易なので、思い切ってやってみる(そして、丁度よいバランスでよくなったらそれでOKですし、ダメならノーマルに戻してスタビはオークションにでも・・・)というのも十分アリだと思います。
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>このスタビで限界が下がるようなことは当然無いですよね?



いえ、有り得ます。

コーナリング性能の向上策には
 A:ロールを抑える
 B:積極的にロールさせる
という相反する二種類のアプローチがありますよね。
私はGRBを攻めこんで走っていませんが、質問者さんのお話にある

>GRBは~しなやかでロールすることによるねばる足回り

という味付けがなされているなら、社外スタビによってGRBの設計者
が予定した走行性能を発揮しなくなる可能性は充分有り得ます。
ただ、実際は試してみないと分かりません。

質問者さんの求めるフィーリングと、限界性能の変化・・・
試してみて、どちらをとるかですよね。
なので、装着者の意見を私も楽しみに待っているのです。


まあ、あれです。
純正とっておけば良いんですよ。
スタビなんて自分で簡単に元に戻せますから。

この回答への補足

なるほど。
難しい問題ですね。
引き続きご回答をお待ちしております。

補足日時:2008/06/28 21:30
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他の方への回答にありましたが、


 乗り心地を悪くせずフィーリングを向上させる
役には立つかもしれません。
質問者さんが「ほどよくロールを抑えること」へ興味があるなら
満足できる可能性は高いですね。

>GRBは~しなやかでロールすることによるねばる足回り~
については、若干スポイルされる事になりそうですが・・・

改造は、何かを犠牲にする事で成り立っていると思えば。
それはそれで、充分アリだと私は思いますよ。
せっかく購入した車なら、自分の好みで楽しまないと損です。

この回答への補足

STIにとって良い効果的な選択ということになる可能性は高いですよね!
わずかにコーナリング限界は上昇すると想像しているのですがこのスタビで限界が下がるようなことは当然無いですよね?
あまりチューンしすぎるのもどうかと思いますがよりおいしく味付けできるならしたいですよねw

補足日時:2008/06/28 10:14
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私は装着していないので、回答する資格はないかも知れませんが。



予想されるメリットとしては、コーナリング時に
「重心はアウト寄りになってもイン側タイヤのグリップ力を期待したい」
場合に、希望を叶えてくれるかも知れません。

逆にデメリットとしては、イン側で発生した何らかの挙動変化が
主役であるアウト側タイヤにも影響してしまう、という点でしょうか。

特に純正足なら、どちらも顕著に再現するように思います。

ちなみに私も検討しましたが、やや荒れた路面を走ることが多いので
装着は回避しました。
試してみたい気持ちもありましたが、私のインプレッサ(旧モデル)の
四輪独立懸架の良さを生かした走り方を追求してみたかったためです。

経験者の意見を、私も期待して待つことにします。

この回答への補足

ノーマル状態でも既に前後にスタビライザーは標準装着されていることとクスコの剛性上昇率が、
フロント純正比142%UP リヤ純正比135%UP 程度であることを考えると、
乗り心地の悪化が少なく程よくロールを抑えるベストバランスなものではないかという希望的観測なのですがどうなんでしょうかね?

補足日時:2008/06/27 22:41
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吊るしの車はメーカーが大金をかけて作り上げた芸術品です。


それでもあえて手を入れるということは、メリットとデメリットを
考えて受け入れるということです。

必要性を感じなければ部品を交換する必要はまったくありません。
サーキットなどを走り、替えないとタイムが出ない、などというときには、
変更すれば良いでしょうが。

この回答への補足

限界は高いようですがかなりのロールが発生するらしいです。
おかげで乗り心地はいいわけですが初期応答レスポンスダイレクト感恐怖心等に影響が大きいことでしょう。
乗り心地を犠牲にせずよりスポーツフィーリングアップさせることが目的です。

補足日時:2008/06/27 22:32
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