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イオンの光反応について二個質問があります。
1)Ag+イオン I-イオンは光(日光)と反応するらしいのですがどんな反応が起こるのですか?

2)Cl-イオンは光と反応しませんが、Br-イオンはどうなのですか?

お願いします。

A 回答 (3件)

> このような反応はAg+とI-イオン(またはBr-Cl-)が共存する時にのみおこるのですか?例えば他のカチオンイオンがI-とかと共存してたら起こらないのですか?



共存というより,AgI なり AgBr の結晶を作っていないとおこりません.
そもそも,AgI や AgBr,AgCl の水に対する溶解度は大変に低いので,水溶液状態でこれらが単独のイオンとして存在するという状況は現実的にほとんど意味がありません.
この反応は,たとえば NaI や NaCl ではおこりません.Ag 化合物ならではでしょう.
とはいえ,Ag 以外ではおこらないのかといえば,おこるものもあります.たとえば FeCl3 の固体などは光分解して FeCl2 と Cl2 を生じることがおこります.ただしその感度は AgCl の比ではなく小さく,通常検出するのは大変に困難でしょう.
このような反応は,光に対する感度の点では陽イオン側が,実際に反応するときには陰イオン側が何であるかがかなり重要な要素になります.ハロゲン化物イオンは,酸化されて遊離ハロゲンを生じやすいというところがひとつのポイントでしょう.
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> 1)Ag+イオン I-イオンは光(日光)と反応するらしいのですがどんな反応が起こるのですか?



イオン単独の話ではなく,AgI としてなら反応します.
その場合は,AgI → Ag + (1/2)I2
この反応は,初期の写真法であるダゲレオタイプで利用されています.大変に感度が低く,撮影に何時間もかかります.そうやってもこの反応だけでは目に見えるほどには反応がおこらず,目に見えるような像にならないため,水銀蒸気で現像するという過程が必要になります.

2) についても,AgCl,AgBr という意味でならどちらも反応します.
ただし,AgCl では反応は紫外線でないとおこらないので,紫外線の少ない通常の光の下では相当の時間がかかります.しかし,太陽光にしばらくさらすとかすれば,十分に検出できる程度に反応するはずです.反応は AgI のときと同じです.

この回答への補足

c80s3xxxさん
詳しい回答ありがとうございます。
このような反応はAg+とI-イオン(またはBr-Cl-)が共存する時にのみおこるのですか?例えば他のカチオンイオンがI-とかと共存してたら起こらないのですか?
知識がなくてもうしわけありません。おねがいします。

補足日時:2008/07/02 22:04
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相手がなければ反応しません。

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