プロが教えるわが家の防犯対策術!

 新司法試験と旧司法試験との難易度または試験範囲の差はどのくらいあるんでしょうか?
 旧司法試験の試験範囲を数字の100で例えると新司法試験は130???くらいでしょうか。
 択一、論文ともに旧司法試験の延長線上にあると考えていいんでしょうか。すいませんが分かりやすくよろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

1.難易度について



これははっきり分かりません。
よく、旧試験は合格率3%→新試験は3~4割(これは今年に限ってで、これから下降する一方です)だから、新試験は簡単だといわれますが、それは違うと思います。詳しくは後に書きます。

2.試験範囲について

旧試験(1次試験は大学の教養課程を済ませた人は免除されます)
2次 担当式 憲法・民法・刑法
3次 論文式 憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法
4次 口述    〃
  ↓
新試験
担当式 憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法
論文式 憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法
(新試験では「○次試験」ではなく、全てを一気に、4日間かけて試験します。)

科目を基準に言えば、行政法がある分だけ、新試験が広いです。
また、担当式が3科目から7科目になっている点でも、新試験が広いです。

3.延長線上といえるか

法学という学問分野を共通にする点では、勉強内容は延長線上といえます。
しかし、受ける人の試験対策・人生設計という点では、延長線上とはいえません。
なぜなら、新試験は、法科大学院を卒業しなければならず、また、3回以内に合格しないと受験資格を失うため、それらを踏まえた受験対策をしなければならないからです。
さきほど、合格率だけでは難易度が比べられないといったのも、回数制限の無い旧試験では見られた「力だめし受験」「記念受験」が、新試験では皆無で、全員が背水の陣で必死に受けるためです。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!