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民俗学の意義ってなんですか

役に立った:2件
  • 質問者:k-m-r
  • 投稿日時:2008/07/06 18:18
  • 困り度:困ってます

個人で調べた結果ですので、全く見当違いでしたら申し訳ありません。
取り敢えず申し上げますと、私は民俗学とは全く畑違いの分野の人間で、民俗学について学術的な調査を行ったことはありません。

めぼしい論文や研究書などを読むと、歴史学の史料第一主義に対抗するように日本において民俗学がおこったと思うのですが、現在民俗学の祖とも言うべき柳田民俗学はその偏向的意識と国家主義とでかなりの批判対象になっているかと思います。
フィールドワークにより、今まで史料でしか確認し得なかった人々のあり方が確認できるとも言われますが、閉鎖された世界の人間が、余所者にそう簡単に文化の根底ともなるような秘密を暴露するとは思えません。結局話すのは上っ面のことで、もし外部の人間がある集落の内部を知られるとしたら、殺人事件などが起こって集落の伝統が暴露されたときくらいしかないんじゃないでしょうか?
更に言うと、玄人側の民俗学者には「この慣習はこの土地独特の物で異色だ」という話になっても素人側にしてみたら「みんなそうなんでしょ?」という意識で話すべき問題でもないとスルーする気もします。事実、ある民俗学者が公演でぽろっと口にしたことを聴講者が聞いて、「うちの方でもこんなことがあります」と話して意外なことがわかる、なんてこともありますし。
そうすると、フィールドワークの事実性は極めて薄いのではないかと思うのですが…。

結局のところ、現在民俗学ってどうなっているんでしょう?
歴史学や文学などが民俗学というツールで新しい切り口を見いだしているのはわかりますが(これもいかがなものか…と思う研究方法ではありますが)、肝心の民俗学自体の進歩が見えてきません。
詳しくご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教授お願いします。

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このQ&Aは役に立ちましたか?(役に立った:2件)

回答(6件)

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  • 回答者:haruhyouby
  • 回答日時:2008/07/08 23:05

勿論民俗学的な研究対象を、そのまま現代社会構造分析などの地域史分野における資料として活用なさっても良いと思います。

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  • 回答者:haruhyouby
  • 回答日時:2008/07/08 22:57

歴史学も社会科学の(基礎研究分野の)ひとつでしょう??時に人文科学として捉えられますけどね。民俗学とは、社会学的手法も伴う、常民文化・及び常民史-伝承などの(現代も何れは過去になる。柳田国男も宮本常一も折口信夫でさえも、フィールドワークした当時は現代社会学-日本の伝統文化の残っている地域での社会学-だったわけですが、現代では明治~昭和における社会史-社会史と言う大分類における風習史-になっていますね)研究のことだと思います。社会学のひとつとも考えられますが、質問者さんもご指摘の通り、いまや部落(被差別部落の意ではなく、伝統的な地域集落の意味で敢えて使います)の暮らしや伝承は過去のものとなりつつありますので、いくら現代における民俗学を研究しても、そのうと近代社会史に位置づけられるような研究だと思います。民俗学の研究対象は社会構造における汎用性の理論というよりは、日本における、また、そのうち無くなってしまいうる、地域文化研究に他ならないと思うからです。ただ、人によっては社会学寄りに位置づけたがるかもしれませんけどね。歴史学と聞くとどうしても『中大兄皇子』とか『マリア=テレジア』とか昔のことばかりイメージしてしまいますしね。

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  • 回答者:haruhyouby
  • 回答日時:2008/07/07 18:08

主に古代中心の

近代社会にとっては(西洋的に言う『未開地域』的な)オリエンタリズムな文化中心の(時に対照対象として古代史的観点も含む)

に訂正します。ゴメンナサイ。私の表現違いでした。

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  • 回答者:haruhyouby
  • 回答日時:2008/07/07 18:05

『民俗学は対抗する形で』といった場合の『主流の歴史学』がどういうものなのかは知りませんが(恐らく政治史)、元・一橋大学学長の故・阿部謹也先生が社会史研究をなさっていました。民俗学は社会史の基礎研究的なもの(意味を付与するのは政治学や社会学的視点。民俗学はあくまで常民研究-宮本常一的視点ですみません)になると思います。

アナール学派は歴史学に関わらず、哲学・政治学も含めたフランス系人文科学(一部社会科学)のいち潮流に過ぎないのでは?ややアバンギャルドですよね。海外の(主に古代中心の)民俗学が実質民族学・文化人類学では??(大阪の万博公園の近所に博物館がありますね。民俗学寄りの民族学かな??)とはいえ文化人類学には医療人類学など、少し変わった視点からの人類学などもありますので、生理学的進化等を取り扱う場合は、民俗学よりではないと思いますね。

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この回答へのお礼

質問で申し上げたとおり、「主流の歴史学」は「史料第一主義」の歴史学です。政治史に限定するものではありません。

私の知っている限りではアナール学派は歴史学の分派ですよね?歴史学に関わらないのではなく、歴史学の一部がアナール学派なのではないですか?

海外の(主に古代中心の)民俗学、と仰いますが、フィールドワークを基本とする民俗学がどうやって古代まで遡ってその動向を把握できるんでしょう?民俗学でできることの限界は頑張っても150年前かと思うのですが…。史料に頼るならば、それは則ち歴史学と変わらない気がしますが。

よろしければ「民俗学」自体の定義をご呈示願えないでしょうか?

社会史は歴史学の一分野なのでやはり民俗学とは違うよなあ…と思うんですが。
社会史研究者が民俗学的手法を取り入れるというならわかりますが…。

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  • 回答者:haruhyouby
  • 回答日時:2008/07/06 23:43

現在の民俗学自体日本社会史のひとつになると思いますよ。社会史とは文化史・民衆史などのことですね。一般の政治史ではない分野のことを言います。下手すりゃ文学部や家政学部ですら民俗学と同様の研究をしていますけれども、女性研究や食物研究、生活史研究、宗教研究など全て『社会史』として位置づけられている気がします。

文化人類学研究は同様の対象を研究していながら、一般の民俗学研究とは随分様相が異なるので、文化人類学の方とは離れるのではないでしょうか?文化人類学は近接分野が西洋史・アジア史や国際文化・地域研究になると思います。自国の文化を研究するときと違い、どうしてもサイード的なオリエンタリズムが出てきますし、民俗学とは様子が異なりますよ。

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この回答へのお礼

社会史…ああ、アナール学派のことですね。これって歴史学の分派ですよね?
日本民俗学は歴史学・民族学に対抗する形で形態化したと思うのですが、それが社会史に含まれるのですか?

文化人類学って民族学を含む学問領域ですよね。それが民俗学と違うのは当たり前かと思うのですが…。
でも前のご回答では文化人類学から、と書かれてますよね?矛盾しません?

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  • 回答者:haruhyouby
  • 回答日時:2008/07/06 18:25

民俗学は現代の文化人類学的分類から、日本社会史分野において発展していくのではないでしょうか?

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この回答へのお礼

ひとまず、ご回答有り難うございます。しかしながら、ひじょうに不可解なご回答なのですが…。
文化人類学的「分類」から日本社会史「分野」と、分類と分野ではカテゴリが違うように思うのですが、一緒くたにしてそのような学問体系に、民俗学は吸収される形で継続すると言うことでしょうか。
他分野に「おいて」という形式になったらそれは「発展」とは言わず「吸収」となると思うのですが…。

  
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