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最近のボイラの効率は90%を超えてたりするんですが、
吸収式冷温水機の効率ってどうなんでしょう。
ヒートポンプ(冷水)+ボイラ(温水、給湯)or吸収式
あとは、電力会社の勧める深夜電気を使うタイプ
どなたかご存知ありませんか?

A 回答 (2件)

大体ですが.....。



ヒートポンプや吸収式冷凍機の場合、現在の効率はCOPで1.3~3位の物が主流になります。

温水器については、入熱に対する効率はおおよそボイラと同じ90%超過(大体95%前後を示すはず)ですが、入熱が電力で、その元の燃料から効率を考える場合、大体35~38%になります。


まず、吸収式冷凍機やヒートポンプと、発電用などのボイラについては、効率の表し方が違うんですよ。
例えば、メートルとキログラムみたいな、世界の違う表し方なんですね。


例えば、ボイラやヒータなどは「熱効率」というもので表しまして、式は「出熱÷入熱×100(単位%)」となります。

これに対して、ヒートポンプや吸収式冷凍機の場合、「外部に対する仕事÷入熱」(単位なし)となります。


なぜこうなるか?と言いますと....。
(これまた、凄く概略の説明なので、これ以外にも難解な理由が有ることは抑えておいてください。)

ボイラの場合は燃料に油などを使うんですが、これはプラスの熱量で表すことができ、出熱も蒸気等の持つプラスの熱量で表すことが出来ます。

しかし、吸収式冷凍機の場合、入熱は電力などの「プラスの熱量で表すことが出来るもの」なんですが、出てくるのは「ある一定の温度だった物を冷やした物が出てくる=熱量がマイナスになる」ってことで、「出熱÷入熱」をしますと、「マイナス÷プラス」で、常に効率が「マイナス」になっちゃいます。 ^^;

ヒートポンプも同じような物で、こいつは熱をA点からB点に移動させる物ですから、結局は出熱はゼロ(移動しているだけだから、熱の上昇も低下も無いんですね)ってことで、「出熱÷入熱」で計算すると「ゼロ÷プラス=ゼロ」という答えになります。


ですから(繰り返しですが)、ヒートポンプや吸収式冷凍機の場合、COPという「入力に対して何倍の仕事を外部にしたか?」という数値を使って効率を表します。
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この回答へのお礼

なるほど、出熱÷入熱ってわけにいかないんですね。
詳しく教えていただきまして、どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/12/02 10:05

吸収式冷温水の暖房運転原理はほとんどボイラーと同じです。

(ヒートポンプではありません)
したがってボイラーと同程度ということでしょう。

ヒートポンプは#1の方が言うように熱を輸送する機械ですので、投入エネルギー以上の加熱・冷却能力が出ます。この効率をあらわすのがCOP(成績係数)です。

ちなみに
ヒートポンプ(電動)は3~5
ボイラーは0.8~0.9
吸収式(冷)は1.0~1.3
吸収式(暖)は0.8~0.9
深夜電力を利用するものは電熱式(電気温水器)とヒートポンプ式があって
電熱式は0.9~0.95
ヒートポンプ式は上と同じ。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。

お礼日時:2002/12/02 10:07

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