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LD(乳酸デヒドロゲナーゼ)活性の測定法に、
P(ピルビン酸)→L(乳酸)と、L→Pの反応がありますが、
P→Lでは基質(ピルビン酸)の量は0.6mmol/L(ドイツ臨床化学会)
L→Pでは基質(乳酸)の量は60mmol/L(日本臨床化学会)でした。

何故こんなに基質の量に差があるのですか?

A 回答 (2件)

実際にLDHについて知ってるわけではないのですが、



LDHが触媒するP→L,L→Pの反応は

通常(?)では、P→Lの方に平衡が傾いているのではないでしょうか?

このためL→Pの反応では平衡をずらせるために乳酸濃度を上げているのと思われます。
おそらく、L→Pの反応の方で乳酸濃度が低い場合は、
生成したピルビン酸が再び乳酸に変えられてしまうためだと思われます。

もしくは、ピルビン酸が乳酸と比べて検出感度が低いために
大量にピルビン酸が生成するように基質濃度を上げているのかも知れません。

こういった理由が考えられるのですが、どうでしょう?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
平衡がからんでいたのには気が付きませんでした。
L→Pで出来たピルビン酸が平衡の傾きによってまた乳酸に戻っては
意味がないですからね…。

お礼日時:2002/12/04 18:08

私も直接知ってはいませんが・・・。



 「生化学辞典 第3版」(東京化学同人)によると,L-乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)はL-乳酸の脱水素反応によりピルビン酸を生じる酵素であるが,平衡は逆に傾いており,解糖系ではピルビン酸からL-乳酸を生成する事に働いているそうです。

 つまり,先の回答にある『通常(?)では、P→Lの方に平衡が傾いている』であり,『L→Pの反応では平衡をずらせるために乳酸濃度を上げている』ですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
平衡が関わっているんですね。

お礼日時:2002/12/04 18:15

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