プロが教えるわが家の防犯対策術!

こんにちは。
 ナトリウムの性質の単元で、NaClからNaOH(隔膜法)とNa2CO3アンモニアソーダ法;工業的製法)が作られる反応を習いました。

 ところで、NaOHにCO2を反応させるとNa2CO3ができるという反応も習いましたが、この反応についての説明がなく、これを使わずに、Na2CO3の製造については、アンモニアソーダ法(NaClとNH3とH2OとCO2を原料とする)を使う説明のみありました。
 アンモニアソーダ法を使う利点は何なのでしょうか?逆に、NaOHにCO2を反応させるとNa2CO3ができるという反応の欠点は何でしょうか?
 よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

水酸化ナトリウムを製造するのは結構エネルギーが必要です。


隔膜法が完成するまでは水銀を使ったアマルガム法でナトリウムと塩素を生産していました。必要なのは大量な電気です。
一方炭酸ナトリウムは安価です、高価な水酸化ナトリウム、もしくは金属ナトリウムを用いていては産業として成り立ちません。
一方アンモニアは弱塩基ですが容易に入手でき安価です。しかも気体ですから非常に扱い易いです。
アンモニアは上記の様に弱塩基ですが多量に存在させれば塩化ナトリウムから塩化アンモニウムとナトリウムイオンを得ることは容易です。具体的に工業的な手順はもう忘却の彼方に行って仕舞いましたが(爆)二酸化炭素が存在すればナトリウムイオンをトラップすることは可能なので、反応は容易に進むと思います。
ご存知とは思いますが、ソルベ-法の説明を貼ります、↓(wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%AB% …
実に単純明快でエネルギーは熱だけです。(アンモニアの合成に高圧法を使わなければの話し)「安い!」
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
良くわかりました。回答に感謝します。

お礼日時:2008/07/13 09:26

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!