教科書CROWNに、
If you have been there, maybe you noticed that there are many different kinds of people in Hawaii.
という文があります。
(1) there are many different kinds of people は、真実なので、
you nouticed の時制の影響はうけないのはわかります。
(2) If you have been there は仮定法なので、you nouticed の時制の影響はうけないのでしょうか。
過去に気が付いた時よりまえに、ハワイに行ったのだから、
If you had been there
になるのではないでしょうか。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
#1です。
その後どうですか?納得できなかったらまた遠慮なく何でも質問してください。
さて、前回頂いた補足質問で未回答の部分がありましたので、ここでお答えしておきたいと思います。
>>それとも、この質問の例文は、2 の適用になるのでしょうか。
の部分ですが、つまり、
If you have been there, maybe you noticed that there are many different kinds of people in Hawaii.
が、「時制の一致の例外」の2=『現在も変わらない事実、習慣、特性』が適用されている事例なのか?というご質問になるかと思いますが、結論から先に言うと、NOです。
wakakusa01さんは、すでにこの文章が仮定法ではないことと、「there are many different kinds of people は、真実なので、you noticed の時制の影響はうけない」(【注】これはまさしく例外2の適用です)ということは理解されておられるので、あとは「you have been there」と「you noticed」の関係かなと推測しますが、よろしいでしょうか?以降その線で説明します。
you have been thereは現在完了形の「経験」を表しています。現在完了形は、時制上は現在時制の一つです。すなわちこの場合は「現時点での経験」ということになります。一方noticedはむろん過去時制で、過去のある時点で「気づいた」わけです。
前回のHe gave the picture you are looking atと同じで、これも時間軸が従属節=現在、主節=過去でずれています。ずれていますが、ただそれだけの話です。つまり、「現時点までに行った経験があるなら(現在完了=現在時制)、<行ったときに>気づいた(過去形=過去時制)でしょう」といっているわけです。
しかし、こういう言い方だってありますよね。
If you have been there, maybe you know that there are many different kinds of people in Hawaii.(従=現在、主=現在)
これはほとんど同じことをいっていますが、「<今>~ということを知識として持っていますよね」と言っているところだけが違います。
あるいは、
If you have been there, maybe you have noticed that there are many different kinds of people in Hawaii.
でもいいわけです。
つまり、「you have been there」だから「you noticed」であるわけではなく、「you noticed」だから「you have been there」であるわけでもない。話者がたまたま「know」や「have noticed」でなく過去形の「noticed」を選んだだけの話なのです。
時間軸の違う二つの節で一文を構成することはざらにあります。その都度「時制の例外」を疑ってみることはもちろん悪いことではありませんが、基本的には「例外1,2,3,4」に該当するかしないかをさらっと考える程度で結構だと思います。そうしないと、とんでもない疑心暗鬼になり体が持ちません。
では、ご質問の例文の時間軸を一つだけ過去にずらしてみます。
Our teacher told us that if we had been there, maybe we had noticed that there are many different kinds of people.
このように、「時制の一致の例外」部分の「there are many different kinds of people」だけが見事に変わらず、あとは一つずつ過去の時制に移行したことがわかります。そこで「例外1,2,3,4」に該当しないものは時制の一致の影響を受ける、ということがあらためてわかるわけです。
ついでに仮定法を見てみます。
例文がもし、
If you were there, maybe you would know that there are many different kinds of people in Hawaii.
「もしも君たちが仮に今ハワイにいるとしたら、多くの違った人種がいることがわかることでしょう」
これの時間軸を一つだけ過去にずらしてみても
Our teacher told us that if we were there, maybe we would know that there are many different kinds of people in Hawaii. となり、時制の一致が行われません。
「先生は、もしも君たちが仮に今ハワイにいるとしたら、多くの違った人種がいることがわかることでしょう、と言った」
それは
Our teacher told us that if we had been there, maybe we would have known that there are many different kinds of people in Hawaii.
の文章に、「先生は、もしも君たちが仮にハワイにいた(行ったことがある)なら、多くの違った人種がいることを知っていただろう、と言った」という意味を持たせる必要があるからで、これも一文多義になるのを避けるための決めごと(便法)と考えてもよいかと思います。つまり仮定法は時制の一致の例外にしないと、にっちもさっちもいかなくなるだけの話なのです。
もう一つの例外である、「変わらぬ事実」の方も数学的事実など客観的事実は別にして、主観的なことがらになると、
I believed he is innocent. (今でも無実を信じている)
I believed he was innocent. (今は信じていないかも)
のニュアンスの違いを出す必要があるから、と考えてもいいのではと思います。
※最後に、google検索のヒット件数
"believed that the earth was round"
"believed that the earth is round"
どちらも1000件強、と現実は必ずしも公式どおりではない、ということも頭においてください。
以上です。
T-Simooさま
遅くなりました。有り難うございました。
難解なところもありましたが、ほぼわかりました。
>「例外1,2,3,4」に該当するかしないかをさらっと考える程度で結構だと思います.
そうします。
No.6
- 回答日時:
No.4です。
お返事を有難うございます。この補足質問のメールがスパム防止用のBoxに入っていたため、メールを見れずお返事が遅れ失礼致しました。補足質問にお答えします。ご質問1:
<時制の一致の例外は、~以外に5.意味に応じた時制の例外があるということでしょうか。>
ありません。
1.ご質問文のthat節の内容「ハワイにはいろいろな人がいる」というのは、この選択肢では2の中で、「習慣的な事実」「恒常的な特性」に相当します。
2.その内容が例え客観的な事実でなく、主観的なものであっても、この2の原則に当てはまれば、時制の一致は適用されません。
例:
I thought that he is kind.
「彼は親切な人だと、思っていた」
このthat節の内容は、あくまで話し手が「主観的に」抱いている、その人にとっての「恒常的な事実」です。その場合も時制の一致は起こらないので主節が過去時制でも、that節内はisのままです。
ご質問2:
<例えば、He gave me the picture you are looking at.~この質問の例文は、2 の適用になるのでしょうか。>
なりません。
1.この英文は文法上間違っています。
2.ここは関係詞that節内の時制は、主節の時制よりひとつ前の時制にする必要があります。
3.理由は、
(1)that節内の動詞が「一時的な動作」であるから。
(2)彼が私にくれた絵は、「あなたが見ていた絵」であり、主節のgaveより、前の動作になるから。
です。
5.従って、この文を訂正すると
He gave me the picture you had been looking at.
「あなたが見ていた絵を、彼は私にくれた」
主節は過去形、that節内は過去よりひとつ前の時制「過去完了形」になります。こうすることで、くれたより前にあなたが見ていたことを明示できます。
ご質問3:
<「経験」はどちらのカテゴリーになるのでしょうか。>
ご質問文のIf節内で使われている現在完了の用法のことですね。これは、補足質問にある選択肢1~4とは全く関係ありません。
なぜなら、これらの時制の一致は、主節の時制に合わせて従属節の時制を一致させる場合のルールだからです。
1.ご質問文の用法は、単なる直接法で仮定法に対する用法です。直説法が主節の時制に合わせて時制一致する必要はないのです。むしろ、主節の方が「帰結節」として、If節の時制に一致させることはあります。
2.ご質問文は、If節が過去のニュアンスのある経験用法になっているので、それにあわせ主節の時制が過去形に一致しているのです。これは、補足質問の1~4の規則とは全く関係ありません。
3.ご質問文のIf節は、ニュアンス的にはAs節的に使われています。
例:
As you have been to Hawaii,
「ハワイに行った(ことがある)ので、~に気づいたでしょう」
もちろんIf節の意味はありますから、正しい訳は
「ハワイに行った(ことがある)のなら、~に気づいたでしょう」
となります。
以上ご参考になれば。
Parismadamさま
遅くなりましたが、有り難うございました。
今後、分からないことがあるかもしれませんが、雰囲気的に理解できました。
No.5
- 回答日時:
#1です。
ご質問拝見しました。
私は文法の専門家ではありませんので、包括的な文法の説明は控えたいと思いますが、少しだけ自分なりの考えを書いてみます。
●以下の三つの文があったとします。
a) He knows the picture that you are looking at.
b) He knew the picture that you were looking at (that day).
c) He gave me the picture you are looking at.
●a)は「彼が知っている時点」と、「あなたが見ている時点」とが同一の時間軸上にあり、その時間軸を一定量だけ過去の方向へスライドさせたものがb)の表現になります。このことを時制の一致と呼びます。
●そもそも論です。ではなぜ主節の時制がスライドしたら従属節の時制も応じて変えなければならないのでしょうか。
●それは、もし一致させないと、He knew the picture that you are looking at.(彼は(今)あなたが見ているその写真のことを知っていた)となり、全く違う文章になってしまうからです。この文章をもって「彼はあなたが見ていたあの写真のことを知っていた」という意味もあるんですよ、としたら一文多義ということで、言語として成り立たなくなります。そうならないためのルール決めが「時制の一致」と呼ばれているものだろうと思います。
●一方、c)は、「彼が与える時点」と、「あなたが見る時点」とがそもそもずれています。ずれてはいますが、しかし、ただそれだけの話です。だからこれ一つを取り上げて時制の一致が云々と言ってもそもそも意味がありません。
●これだって、時間軸を平行にずらせば、下記d)のようになり「(あの日)あなたが見ていた絵は以前彼が私にくれたものです」となり、それではじめて時制の一致が云々(この場合は一致している)という話ができるわけです。
d) He had given me the picture you were looking (at that day).
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
11/14のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。ご質問1:
< (1) there are many different kinds of people は、真実なので、you nouticed の時制の影響はうけないのはわかります。>
おっしゃる通りです。
このthat節の内容は話し手が主観的に「不変の真実」「恒常的な事実」と思っていることなので、時制の一致は起こりません。
例:
I found that he is kind.
「彼は親切なのだ、とわかった」
ご質問2:
<(2) If you have been there は仮定法なので、you nouticed の時制の影響はうけないのでしょうか。>
受けません。
これは仮定法ではありません。単なる直接法のIf節です。
1.従文が現在形なのに、主節がnoticedと過去形になっている理由、それは、If節の現在完了が「経験」の意味で使われているからです。
2.経験の用法は、「過去の経験」について言及します。その経験が現在に影響を及ぼしているという意味で使われるのが、現在完了の用法です。
3.従って、この英文の意味は
「もしそこに行ったことがあるなら、おそらく~に気づいたでしょう」
となります。「~でしょう」の語尾は副詞maybe「おそらく」に呼応するものです。
4.同様の例は
Though I have lived there, I didn’t like the city.
「そこに住んだことはあるが、好きではなかった」
などの時制の混合も可能です。
ご質問3:
<過去に気が付いた時よりまえに、ハワイに行ったのだから、If you had been there
になるのではないでしょうか。>
なりません。
1.理由は、had beenにすると「過去完了時制」になりますが、ここはその時制にはならないからです。
2.その理由は、主節がnoticedと直接法過去になっています。If節が仮定法なのに帰結節が直接法になることはありません。
3.If節が仮定ホ過去完了なら、主節の時制は
you would have noticed(仮定法過去完了の帰結)
you would notice(仮定法過去の帰結)
のどちらかのみ可能になります。
4.なお、If節が仮定法過去完了でも、文脈によっては帰結節が仮定法過去の時制になることはあります。
例:
If I had done that, I would be happy now.
「(あの時)それをしていたら、今幸せだろうに」
以上ご参考までに。
この回答への補足
Parismadamさま
レス有り難うございます。
T-Simooさまへのコメントとほぼ、同じものを下記します。
文章の意味上、仮定法にならないこと、わかりました。
時制の一致の例外は、
1.真理
2.現在も変わらない事実、習慣、特性
3.歴史上の事実
4.仮定法
以外に
5.意味に応じた時制の例外があるということでしょうか。
例えば、
He gave me the picture you are looking at.
それとも、この質問の例文は、2 の適用になるのでしょうか。
「経験」はどちらのカテゴリーになるのでしょうか。
例外は、難しくて覚えるのが、たいへんです。
No.1
- 回答日時:
●これは仮定法ではないと思います。
「ハワイに行ったことがある人なら、おそらく~ということに気づかれたことと思います」という文章ではないでしょうか。
この回答への補足
T-Simooさま
レス有り難うございます。
文章の意味上、仮定法にならないこと、わかりました。
時制の一致の例外は、
1.真理
2.現在も変わらない事実、習慣、特性
3.歴史上の事実
4.仮定法
以外に
5.意味に応じた時制の例外があるということでしょうか。
例えば、
He gave me the picture you are looking at.
それとも、この質問の例文は、2 の適用になるのでしょうか。
例外は、難しくて覚えるのが、たいへんです。
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