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小学校4年生からの質問です。
1.わたしたちは,EMぼかし団子を作りました。EMぼかし団子には,どうしてかびが生えるかを教えてください。
2.EMぼかし団子をつくるのには,EM活性液をいれました。EM活性液の中に,菌が十分に増えてなかったら,(活性液があまりよくなかったら)EMぼかし団子はどうなってしまうのですか?
3.EMには,善玉菌しか入っていないというけれど,悪玉菌は,一匹も入っていないのですか。
4.EMぼかし団子を作るときに,粉粘土を混ぜました。その粉粘土は,川をよごさないのですか。
5.EMのほかに,川の水をきれいにする方法はありますか?
 以上5つの質問について教えてください。小学校では,EMを利用してすぐ前の川をきれいにしようと取り組んでいます。今回は,4年生からの質問ですので,なるべく4年生の子にも分かる言葉でお願いします。よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

1.


EM菌の中にカビがいるからだと思います。

2.
団子の中にEM菌がいれば、時間をかければ菌は増えてきます。
しかし、EM菌が少ないと空気中の雑菌が増えてしまいます。
そのため、前もってEM菌を元気にした活性液を作る必要があるのです。
(EM菌は団子の中の水分や栄養をもとに育ちます。
 EM菌がたくさんいれば空気中の雑菌と競争しても負けませんが、
 少ないとEM菌の方が負けてしまうかもしれません。)
おそらくEM菌のいない団子に雑菌が生えると
団子の表面は白や緑や赤のまだら模様になり、
団子をわると悪臭がしたり、糸を引いたりすると思います。

3.
悪玉菌がまったくいないとは言えません。
実はEM菌にはどのような種類の菌がどのくらいの量入っているのか分かっていないのです。
しかし、善玉菌がたくさんいれば善玉菌がどんどん増えて、
悪玉菌はあまり増えることが出来ません。
菌は1匹だけでは大したことはできません。見つけることさえ困難です。

4.(私にはなぜ粘土が必要なのか分からないので、この回答は自信なしです)
粘土で水はよごれると思います。
でも、EMぼかし団子に「ぬか」などを入れませんでしたか?
「ぬか」だって川をよごすことを知っているでしょうか。
しかし「ぬか」はEM菌のご飯になります。必要なのです。
「ぬか」による水の汚れよりEM菌の水をきれいにする力の方が大きいから
使っているのだと思います。
粘土にも同じ事がいえるのではないでしょうか。

5.
たくさんあるので、なるべく大型の装置などを必要とせずに自然の力を使って出来る浄化にとどめます。
川にはもともと自分で水をきれいにする力があります。
自浄作用と言いますが、水の中の微生物がよごれを分解して水をきれいにしています。
しかし、よごれが多くなるとこの力だけでは追いつかずに水がきたなくなるのです。
微生物はよごれを分解するときに酸素を使うので、
川底に石をしきつめたり、段差を作って空気をとりこみやすくすると
それだけで浄化能力が高まります。
また、よごれが川底に石をしくと、よごれが石にくっついたり、
石と石の間でろ過されたりする効果もあります。

他にも川岸に植物が生えていると、汚れが植物にぶつかって沈んだり、
水に溶けている栄養分を植物が吸収することで水をきれいにしたりします。
こちらは植生浄化といわれますが、ヨシやホテイアオイなどの植物がよく使われています。

この回答への補足

>>>粘土で水はよごれると思います。
>>>でも、EMぼかし団子に「ぬか」などを入れませんでしたか?
・・・ぼかしにぬかが入っています。粉粘土を入れなくてもEM団子はできるのでしょうか?私たちは,スコップ3杯の畑の土とぼかし,それにスコップ1杯の粉粘土を入れて,EM発酵液またはEM活性液でねって団子を作ると教えてもらいました。でも,川にEM団子を投入した後を見ると,粉粘土が残っているようです。粉粘土が川に残るというのも気になります。他の作り方があれば教えてください。

補足日時:2002/12/04 14:17
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この回答へのお礼

きょうの朝,子供たちにせがまれ,質問をだしました。そして,5時間目,「返事が来ているか見てくれ」と,また,子供たちが言ってきました。「いくらなんでも,まだ無理だと思うよ」といいながら見てみると,とてもくわしい回答が届いているではありませんか。本当にありがとうございます。子供たちには,すぐにプリントアウトして渡しました。大喜びでした。

お礼日時:2002/12/02 15:19

熱心に環境問題に取り組まれているようですね。

うれしく思います。

川のヘドロをなくしたいとのことでしたが、この正体は、わかったのでしょうか。
以前のご質問にあったものであれば、実際に見てみないとはっきりとはいえないのですが、きっと、付着性のけい藻類ではないのかと想像します。石からはがして、顕微鏡で観察してみてはいかがでしょうか。

けい藻類であれば、それを餌にしている生き物が減っていないかを考えてみてはどうでしょう。(俗にこけを食べる魚…)
その生き物はどこからやってくるのかな。
魚が小さくなったり、うなぎが少なくなったりしているけれど、その餌になる生き物たちはどうかな。
岸辺の様子は昔と違っていませんか。
川幅は昔と変わっていませんか。
川幅が変わると水の深さはどうなるかな。
など、昔と比べて何がどのように変わったのかを調べてみて、その結果川はどのように変化したのかを考えてみるのがいいと思いますよ。

根本原因をいろいろなもののつながりから考えていくことが本当に大切だと思います。今の環境保全のあり方があまりにも対処療法的であるのも、なかなか解決への道につながらない一因ではないのかと考えています。

子供たちに、じっくり原因結果の連鎖を見極める目を養ってあげてください。いろんなことが解ってくると思います。
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この回答へのお礼

顕微鏡で見てはいるのですが,見えるものがなんであるのかよくわからないのが,今の実情です。子供と一緒にこれからも少しずつ調べていきたいと思っています。子供たちは,学校に来てくださったある方に「汚れた水をきれいにするのはむずかしい。大切なのは,水を汚さない工夫をすること。」と教えていただいています。また,地域の方の協力を得て,EMぼかしを利用した無農薬無化学肥料の畑で野菜・小麦・陸稲(年によっては水稲)を栽培しています。その学習では,土の中の微生物やどじょうなどにも着目し,調べを進めた子もいました。その子たちの発表のおかげで,みんな,自然界の循環についても少しは理解しています。think777様のアドバイスを生かし,これからも環境教育を進めて生きたいと思います。

お礼日時:2002/12/11 08:24

chibijunさん、遅くなりました。


以前ご質問(No.306751)されていた川を対象にされているのでしょうか。
もし、そうでしたら、EMなどを用いての浄化というのはやる意味がないと思います。水生昆虫が多く生息し、カワムツやヨシノボリなどの魚たちも生息して、周囲にも鹿などが生息する環境があるところですから、川底には充分な微生物も生息しているはずです。そのようなところに、新たに菌を投入しても無意味だということです。場合によったら、そこに作られている微生物環境を破壊することにもなります。(まあ、そんなことはないだろうと思いますが)

小学生の取り組みとしては、まず、その川がどのような川かをよく観察する事から入られるのがよいと思います。
水生昆虫の観察は、羽化する前の一番成長する時期を狙うのが、種類の判別によいでしょう。早春、夏前、秋、あたりですね。カゲロウなどが飛び出す直前の時期をお考えください。
水辺や水中の植物の分布なども観察されるとよいと思います。

生活排水が流れ込む水路の近くと、その上流、下流で、住んでいる生物に違いがないか調べてみるといいと思います。

地元の川の水質を長年地道に調べられているボランティアグループのHPをご紹介しておきます。何かの参考になるかもしれません。
そちらに、直接お尋ねしてみると何か教えてもらえるかもしれません。(確証はありませんが、小学生相手に水生昆虫の観察会の報告も掲載されていましたので…)

参考URL:http://www.cam.hi-ho.ne.jp/siosen/
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この回答へのお礼

水生生物の調査は,毎年行っています。個体が大きく育っていて調べやすい時期も教えていただき,今後の参考にしたいと思っています。今度実施するときは,生活排水の流れ込む水路を意識して場所を増やしていくといいかなと思いました。
生活排水のことについては,かなり調べた学年もあり,子供によっては石けんと合成洗剤にこだわって調べを進めている子もいます。
とにかく子供たちは,一見きれいに見える川だけれど,石にはヘドロがついている。(ヘドロというのは,子供たちがそう思っているということです。)昔はたくさんいたといううなぎも,今は,いるにはいるらしいけれど,自分たちはみたことがない。魚の大きさも小さい。(←これは,子供たちの言い分です)数年前と比べるだけでも,川が浅くなっている。(これは,地域の方からも多くの同様のご意見をいただきました。いろいろな学年がすでに沢歩きをして,山の様子も見に行っています。)など,決して,今の川の状態をこれでよいとは思っていないようです。今回,質問した子供たちは「川のヘドロをなくしたい」という目的を持って活動しています。これからも自分たちの川をきれいにするための方法を,子供たちと共に探って生きたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2002/12/10 12:12

小学校教師のかたなのでしょうか?


「4年生にもわかる言葉」で説明を求めるより、まず、ご自身が理解することが先だと思いますがいかがでしょう。教師が理解できないことを生徒に理解させようというのが間違いです。
※ここでよく、「宿題を丸投げ」する生徒さん(数学で多い)がいますが、それと変わらないように思います。
知識はなくてもいいから取り組みの中で「意欲」というような風潮が「新学力観」後に流行しているようですが、それが文部省の失敗だったと思います。
とりあえず、#3さんが言われるように、「何故汚れているか」「どのように汚れているか」を分析してから考えなくちゃいけないと思います。

さて「補足」です。
EMの主成分は酵母菌や乳酸菌ですから、「米ぬかやヨーグルト」に含まれている酵母菌や乳酸菌が使えるだろう、ということです。
EM発酵というのは、平たく言えば「ゴミの漬物」です。
同じ「ダイコンの漬物」にもいろいろ種類がありますから、「特定の菌」(それもEMの販売者は特定して表示していない)でなければならない、というわけではないでしょう。
小学校なら給食があるから、米ぬかとかヨーグルトとか、入手するのは難しくないでしょう?「BG米」でなければ、研ぎ汁を沈殿させればそこそこ回収できます。

「善玉」「悪玉」というのは、人間が目的によって勝手に付けた区分で、客観的に区分があるわけじゃない。

この回答への補足

子供が,このコーナーの登録をしなくても,質問できるように,私のページから質問させてあげただけです。教師の質問ではありません。子供たちが知りたい事を調べる方法を身につけるというのもとても大切で,その一つの方法として利用させていただいています。ですから,子供にもわかる言葉でとお願いしました。教師はもちろん,他の子も,かなりEMについて各自で調べています。また,川の汚れる原因はもちろん,昔の川の様子や,各家庭が川を汚さないためにどんな工夫をしているか,今の自分たちの地域を流れる川についてどう思っているかなども,地域の方にアンケートをとって調べています。その調べる活動の中である2人の子供が知りたい内容なのです。話し合いの時間を持てば,他の子が答えてくれるかもしれません。でも,今は個別に調べている段階なのです。その調べる方法として,以前,「インターネットでも聞けるんだよ」ということを教えてあげたことがあります。今,担任している子ではありませんが,その話を覚えていて,私のところに「聞いてくれ」と頼みに来たわけです。子供が聞いてきた事を教師がその場で答えるより,手間はかかっても,その疑問を解決する方法から自分たちで考えるようにしています。子供たちが安易に教師を頼り過ぎないように,知っていても,知らないふりをしたり,教えていただいたことに対して,子供と一緒に驚いて喜ぶ(言葉は悪いですがふりをして)など,子供が知ることができてうれしいなと思う気持ちを膨らませるような工夫もします。たとえば農業の事を調べていても,小学校は農業学校ではないので,農業の知識を得ることよりも,農業を通じて,物事を学ぶ方法を身につけることを重視しています。知識を得ることが目的ならば,教師が調べた事をどんどん説明してやればいいのですが,それでは,学ぶ力はつきません。生意気な事を書き,申し訳ありませんが,ちょっと理解していただけていないなと思ったので,書かせてもらいました。教えていただきながら,こんな返事を書いてしまい,すみません。

補足日時:2002/12/10 11:30
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EMについては、賛否いろいろな問題が指摘されています。


そのもっとも大きな問題は、その培養条件を十分に検討されていないままに、まるで万能薬のように勧めているところにあります。
私は、EMを提唱された比嘉さんの著書も読みましたし、ご本人の講演も生で聞きました。そこで比嘉さんが強くおっしゃっていたのは、「効果が出るまで使え」でした。これは、科学者としての姿勢を疑わざるをえませんでした。

さて、今回のご質問の趣旨ですが、身近な川を小学生の手で可能な範囲できれいにしようという取り組みですね。これにEMを使おうということですが、手順として、結果をあせっておられるように思います。

まず、川の水をきれいにといっても、では、その川はどういった原因で汚いのかということをまず調べることから入らないと、とるべき方法が違ってきます。
川を汚すにもいろいろな汚し方があることをまず知らなくてはいけないと思います。それを小学生向きにご説明したいのですが、もう少し時間をいただけますか。
今、非常に時間に追われていて頭の中が整理できにくいので。特に小学生に解るようにとなると言葉を選ばなくてはなりませんので。

EMに含まれている微生物たちは決して悪くないのです。それをなんにでも利くようにその用法をきちっと調べずにやってしまう人間がよろしくないのです。
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この回答へのお礼

なるほど,と思い,読ませていただきました。次の回答を首を長くして待っています。ご面倒をおかけしますが,ぜひ,よろしくお願いします。

お礼日時:2002/12/05 11:22

じつはEMの主成分は「米ぬか」に含まれている酵母菌や乳酸菌で、細かい配分は「企業秘密」だそうです。


値段ほど有効なものかどうかは、諸説あります。(「EM」で検索すると結構引っかかります)
私は、米ぬかとヨーグルトの残りで十分じゃないかと思うのですが。

「活性液」は、EMを糖蜜液で培養したものだったと思います。栄養のあるものにはカビが生えるのが当然だ、ということだと思います。

何が「善」で何が「悪」かという問題になります。
有機物を分解することだけについて言えば、「カビ」でもちゃんと働いているわけだから「悪」ではありません。
酵母菌や乳酸菌は「漬物」をつくる材料で、カビに比べれば「悪臭がしない」というのが「善」の根拠でしょうか。食べるわけじゃないから。

川の水が本当にEMでキレイになるものかどうかも、わかりません。メーカーは当然PRするでしょうが、実際に開発者の比嘉教授自身が学会で発表して第3者の研究者によって検証されていない、というのが現実です。
たしかに有機物が分解されたらそのぶんBODは下がってキレイになる、ということはあるかもしれませんが、滞留している水と流れている水では違います。

「汚れ」の定義にもよりますが、「BOD」で考えれば、粘土は無機物でしょうから「汚れ」にはなりません。粘土を使う、ということは、川の流れでEMが流されないように泥の中で固定するように、ということなのかもしれませんが、それだけ川底が汚いなら、底をさらうのが有効な方法じゃないかと思います。

有機物を除くのであれば、ヨシなどの植物に吸収させる、という手もあります。
ホテイアオイに吸収させて、枯れる前に収穫してコンポストで堆肥にする、という方法をどこかの池でやっていたと思います。

この回答への補足

早々に回答を下さり,ありがとうございました。子供たちには,すぐにプリントアウトして渡しました。一つ質問があります。
<<<私は、米ぬかとヨーグルトの残りで十分じゃないかと思うのですが。
この文章の意味がよくわからないので,もう少し詳しく教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。

補足日時:2002/12/05 11:16
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