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認知心理学の勉強をしています。
ボトム・アップ処理とトップ・ダウン処理をできるだけわかりやすく、教えてください。具体例を挙げて教えてくださると、嬉しいです。

A 回答 (2件)

たとえば人の顔を見る時に



ボトムアップ処理:目や口といったパーツを組み合わせた結果,1つの顔を見る,というタイプ
トップダウン処理:最初に顔の全体の雰囲気があって,そのあとにどういう眼をしている,とか,口の形がどうか,という細かい部分に注意を向けていく,というタイプ

ボトム・アップは,一つ一つのパーツを組み合わせて全体を構成するような情報処理で,トップ・ダウンはまず全体がなんであるか,あるいは事前に人間が持っている知識・経験をもとに情報処理を行っていきます。

別の例でいえば,一つ一つの部品があって,それを組み合わせて全体を作っていると考える(レゴなどで車や飛行機などを作るような感じ)のがボトム・アップ処理で,丸太から仏像などを彫刻等で掘り出す感じの処理がトップダウン処理です。
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この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございました。よくわかりました。

お礼日時:2008/07/18 23:36

ボトムアップ処理


=データ駆動型処理
=刺激の物理的性質や時間的・空間的布置に依存する情報処理
=知識や期待といった認知主体側の要因の影響を受けにくい情報処理
ですね。
例としては「幾何学的錯視」なんてどうでしょう。
ミュラー=リヤー錯視だとか,ポンゾ錯視だとか,
ポッゲンドルフ錯視だとか,フレーザー錯視だとかいった錯視の効果は
それが錯視図形だと知っていても消えることがありませんから。

一方,
トップダウン処理
=概念駆動型処理
=認知主体側の知識や期待といった要因に依存する情報処理
です。
例としてわかりやすいのは「かくし絵」でしょうか。
初めて目にするときにはどこに何が描かれているのか皆目見当がつかないのに,
ひとたび正解を知ったら二度目からは簡単に見つけることができ,
見失うことはないのが普通です。
このトップダウン処理を説明するための概念装置が
schema(英:スキーマ,仏:シェマ)です。
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この回答へのお礼

ミューラーリヤーや、隠し絵の例はとてもよくわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/18 23:40

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