プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんにちは! お世話になります。

ホメロスのオデッセイア Robert Fagle訳を今読んでいます。

そこで出てきたタイトルの通りの台詞なのですが、英語力の不足なのか国語力の不足なのか分からないのですが良く分かりません。

背景:父オッデッセウスがトロイ戦争が終わっても中々帰ってこない。そんな中、オデッセウスの妻ペロネペイアには求婚者が群がり、しかもオデッセウスの屋敷の食べ物を貪り食い毎日どんちゃん騒ぎ。息子テレマコスはさすがに参っていたところに、パラス・アテネが人間に姿を変えてテレマコスに会いに来て色々とアドバイスをする。 

そして、アテネが帰ろうとすると、テレマコスは引きとめようとしつつ帰る時には、みやげを持たそうという台詞の一部

「The kind of gift a host will give a stranger, friend to friend.」

自分なりに考えてみた訳(かなり変になってしまいました):

まあ一種の主人が訪問客に渡すであろう贈り物、友から友へ。

質問:最後のfriend to friendは「友から友へ」だと思うのですが、そうすると、host will give a strangerと私の頭の中ではつながらないのですが、本当はどういう意味なんでしょうか?(なにか物すごく単純な誤解をして文章を読んでいるような気もします。)

教えてください、よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

The kind of gift a host will give a stranger, friend to friend



SVOなどの構造からポンと浮いたところにあるような印象を受けるため難しそうな印象を受けますが、文字通り「友から友へ/友人同士として/味方同士」のように考えればいいと思います。

「主人が訪問者へ、友から友へとして与えるような贈り物」

文法的には副詞ということになるのでしょうか。またこういう表現を使わないとどうなるのか、などいろいろ難しい面もあります。

このような表現は無冠詞で使うことに特徴があります。

He was reading, pipe in mouth.「パイプをくわえて本を読んでいた」
We see eye to eye.「目と目で見つめ合う」
friend or foe「味方であれ敵であれ」

無冠詞にすることで名詞らしさが薄れ、修飾語句らしくなるのでしょう。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

<SVOなどの構造からポンと浮いたところにあるような印象を受けるため難しそうな印象を受けますが、文字通り「友から友へ/友人同士として/味方同士」のように考えればいいと思います。>

あ~そうだったんですか!
それにしてもさすが達人ですね! 質問してから宅急便でのご回答ありがとうございます。

<「主人が訪問者へ、友から友へとして与えるような贈り物」>

なるほど、なるほど! こういう訳になるんですね! 

<文法的には副詞ということになるのでしょうか。>
実は結構コンマの用法を見分けるのが苦手なんです。 この本くらいだったら、10ページに一つ分からない用法があるかどうかなのですが、バージニア・ウルフの英文のごとく雨あられ、マシンガンのようにコンマ、セミコロンを使われた文章は3ページに一つは分からない用法があるので、途中で脱落してしまいます。

<このような表現は無冠詞で使うことに特徴があります。

He was reading, pipe in mouth.「パイプをくわえて本を読んでいた」
We see eye to eye.「目と目で見つめ合う」
friend or foe「味方であれ敵であれ」

無冠詞にすることで名詞らしさが薄れ、修飾語句らしくなるのでしょう。>

パッパと瞬間的にここまで見事な例文が思い浮かぶのはさすが達人ですね。 すごい勉強になりましたありがとうございます。

しかし、英語カテゴリーではやっぱりユーモアを封印しているのですね。 それがちょっと残念です。

ご多忙の中、ご回答本当にありがとうございます。

お礼日時:2008/07/19 11:42

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