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「知識社会」になる・なった といわれますが、
この言葉が、なかなか しっくり来ません。

穴掘ったり、かなづち叩いたりが、メインではなく、
会計の知識や、法律の知識などを利用するのがメインである社会
・・・ といったところなのでしょうか?


一体 「知識社会」とは、なにものなのか?
ご説明をいただけると助かります。

どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (3件)

#2です。


おはようございます。朝早くに目が覚めたので、遊びに来ちゃいました(笑)
お礼、ありがとうございます。
追加で補足しておきますね。

>(知識社会について知ったきっかけは、P.F.ドラッカーでした。)

そうでしたか。
ドラッカーさん、日本では大人気みたいですね~。
参考程度に、こんなページも見つけました。
http://www.iot.ac.jp/manu/ueda/interviewJ.html


>今現在、いったいどういうところが「知識社会」しているのか

う~ん、なかなか難しい質問ですね。
正直、私はドラッカーを始めとした知識人が言うほど、「知識社会」はきていないし今後も来ないだろうと思ってます。(まぁ、素人のささやかな抵抗ですが・笑)
根拠としては、「知識社会」の代名詞的な出来事としてのIT革命ですね。
盛んにIT革命が叫ばれていた折、「ITが教育を変える!」なんて豪語する人がたくさんいました。
実際、上記のサイトによるとドラッカーも

「 ドラッカーは15世紀の半ば、グーデンベルグの活版印刷の発明に始まった印刷革命が教本を可能とし、教育を変えたと同じように、IT革命も教育を変えるという。」

と語っているようです。
確かに、活版印刷が教育を変えた面はあるでしょうけど、市民革命や啓蒙主義ほどの影響はなかった気がします。(まぁ、その市民革命やら啓蒙主義に影響があったので間接的には大きく影響してるでしょうけど)
そしてなにより、「IT革命」がいわれているほど教育を変えていないという事実ですね。
IT革命で変わったことといえば、パソコン教室が作られたことと「情報~」という新しい科目が出来たくらいですね。
ほかは良くも悪くも変わってません。
さらにいうと、せっかく作ったパソコン教室も宝の持ち腐れと化してる学校が結構あるらしいですし、、、。
人間、新しい技術には夢を託したがるモノだけど、実際はそれほどの事はないという好例になっただけな気がします。

また、私が共産主義の焼き直し的だと感じたところですが。
それは、「知識社会とは緩やかな組織化された社会だ」という部分ですね。
たしか、グローバル化により国家と国家の関係よりも、組織と組織の緩やかな関係、パートナーシップがより重要になる、、、的な事をいっていた気がします。
共産主義は国家によるグローバル化でしたけど、それをグローバル化による国家の否定(とまではいかなくても過小評価)のように変えただけのように感じます。
いずれにせよ、グローバル化を過大評価してる気がしますね。
個人的には、グローバル化はより国家を鮮明にし国家が重要な意味を持つ時代となる気がしますね。
まぁ、漠然と感じてるだけなので論理的に説明はできませんけど(汗)

と、否定的なことばかり書いてきましたけど、彼らが言うことで正しいこと思うこともありますね。
特に、知識の専門化・細分化していること。
昔は、なんでもかんでも「哲学」って言ってりゃよかったのが、文化人類学だ、経済学だ、量子力学だ、化学だ、なんだかんだで○○学とつくのが多いですし、専門化もしてますね。
レオナルド・ダ・ヴィンチを引き合いに出すまでもなく、昔の知識人はあらゆる分野に精通していました。
しかし、今の知識人は自分が専門とする分野のみでそれ以外は素人並みってのなんてザラですし。
あらゆる知識の追求が、細切れのみじん切り状態となって、それ単独では役に立たないのも事実です。
だからこそ、知識と知識をつなぐパイプ役というか、そういったのが大切だという提言はもっともだと思いますね。

それでは、参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

なんというありがたい回答。

読ませていただいてまず感じたのは、
tyr134さんが、ご自分の意見をしっかり持っているなと。

”ドラッカー”という名前だけに圧倒され、
”よく分からないけど、本の著者が言ってるから”・・・
すべてそれを、学校の授業のように、無批判に、とにかく理解しようとだけしている 

そういう自分に気づきました。

ITが教育を変えるという点は、かなり強い印象で私も覚えています。
その他も含めて、大変革の真っ只中だと。

それでも、ドラッカーが書いてあるのは
「2020年ごろまで、この変化は続くだろう。」
ということなんですよね。

「おお。それじゃああと、10年後には、もう新しい世界になっているのかな。」でした。



■一言で知識社会といっても、
国家と国家の関係 ・・・
知識の専門家・細分化・・・

いくつもの側面があって、それら一つ一つに目を向ける作業こそが、この「知識社会の話」を理解する一歩一歩だということを、今感じております。

ですのでtyr134さんのコメントの一つ一つが、ありがたかったです。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/07/21 07:55

「知識社会」とは、資本主義社会の次に来る社会として、一部の社会学者が唱えている事ですね。


近代以前はギルドなどでの労働が、近代以降は資本(つまりお金)が社会を動かす力でした。
近年は(20世紀後期から)、徐々に知識が高度に専門化・細分化していっている。
しかし、専門化・細分化すれば単独では役に立たなくなる。
そこで、組織化され相互に補い合う事が重要となる。
今後は、こうした体系化された知識とそれを生かすための組織が社会を動かす力となる。。。

というのが、いわゆる「知識社会」だそうです。
ただ、私の印象では、なんだかマルクス・レーニン主義の焼き直しな気がします。
高度に組織化し相互に補い合うといのも、個よりも組織を重視するのも、どこか共産主義を匂わせますね。
実際、知識社会を唱える社会学者の一人、ダニエル・ベルは若い頃共産主義運動に身を投じていたようですし。
共産主義がソ連崩壊で崩れた後の廃墟を一生懸命構築し直したのが「知識社会」なのかもしれません。
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この回答へのお礼

なるほど。
知識が専門家・細分化。
言われてみれば、確かにその通りですね。
これはかなり、ありがたい回答でした。
(知識社会について知ったきっかけは、P.F.ドラッカーでした。)

また、共産主義の焼き直し・・・というのが、おもしろい、自身ではまったく思いつきもしなかった観点でしたので、ありがたく思いました。

これはかなり あつかましい事なのですが、
今現在、いったいどういうところが「知識社会」しているのか、
・・・ 実例があれば、さらにありがたく思うのですが・・・

重ね重ね、ありがとうございます。

いずれにしても、貴重なご意見をありがとうございました。

お礼日時:2008/07/21 00:06

なったとは思いません。



アナログ的なのもあります。

実行するのも、アナログです。
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この回答へのお礼

回答をいただきまして、ありがとうございました。
「アナログ」の意味をもう少しご説明いただけるとありがたかったりもしますが・・・。

お礼日時:2008/07/21 00:08

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