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ディレーライン(遅延線)というものが書籍で出てくるのですが
これってどういう原理で動いてどういう用途で使われるものなのでしょうか?
検索してもなぜか引っかかりませんでした。
出来れば、書いてある書籍などを教えて頂けないでしょうか?
お願い致します。

A 回答 (7件)

入力した信号が送れて出力されるものならば何でもディレーラインとして使えます。



同軸やLC回路によるディレーラインは長時間の遅延を作るのが難しい
(大きくなる)ので色々工夫をして小さくても遅延時間の大き苦なるよう工夫しています。
TVのYC(輝度信号、色信号)分離用のくし型フィルターにガラスを伝わる
超音波信号を利用した1Hディレーラインが使われています。
固体の表面を伝わる波を利用したディレーラインもあります。
撮像素子として有名なCCDを使用したディレーラインもあります。
CCDに似た素子としてBBDというのがありますがこれはオーディオの
エコー回路に使用されていました。
エコー回路に使用されていたものとしてはボイスコイルで磁石を回転させ
その回転をバネでもう一つの磁石に伝えその磁石の動きを電気に変換し
遅延させるというものもありました。
電卓のメモリーとして磁歪遅延線などというものもありました。
最近ではAD変換したデータをメモリーに入れておき時間を遅らせて
読み出してDA変換する遅延回路もあります。

このように原理は色々です。
要するに入力信号に対して出力信号が遅れるものは何でも遅延線として使用できるので全ての回路は遅延線として動作します。
信号が遅れることを積極的に利用しようとするものが遅延線ということになります。
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まあ、質問の趣旨とは一寸違いますが、昔のカラオケマイクのエコーは、アンプの中間に、スプリングを噛ませて到達時間を遅らせていました。

今は電子コーで、素子間内での時定数の調整で遅れ幅の調整も簡単でが。電子機器に於いても、エコーの操作と、大差無いと思います。
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カラーテレビの色差信号と映像信号とのマッチングも昔は、直径1センチ長さ10センチ位の樹脂性ボビンに幅5ミリ位の薄い銅板を被せ、その一端をアースして、その上から0.1ミリ位の絶縁された銅線をグルグル巻きにした物を使って居ました。銅板とコイルの一巻き々の間にLC回路が無数に生成され電流の到達時間が遅れるのを利用した物です。今は、カラオケの電子エコーと同じ原理の物が使われていますが。
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用途と言っても、特殊なものなので、一般的に使われていると言う物は分かりませんが、携帯電話などで、老人用に会話を遅く(ゆっくり喋る)
発話させて、聞き取り易くするなどにもデレー回路が働いているのでは無いかと思います。
又、シンクロコープなどで異なる波形の位相を比較する時の同期させる等は、どうかな…?
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カラーテレビに使っていますよ \(o⌒∇⌒o)/


敷戸Σ( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!
色度回路は映像回路よりも長いので映像信号からは遅れて画面(昔はブラウン管だけだった)に到達します
これを補正するために映像信号を遅延コイルに通すのです
どれくらいの長さかなんてことは設計段階で決まっているので末端の修理屋が気にする問題じゃないので知りません
遅延コイルは線を巻いて距離を長くするだけのものです
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tanceです。



>特殊なギミックをつけたものではないのですね。

これはYESでもありNOでもあります。つまり両方あります。
単なる同軸ケーブルは特殊ではないといえば特殊ではありません。
一方、遅延時間を長くするために工夫したケーブルもあります。

最近はほとんど見かけなくなりましたが、同軸ケーブルのような
構造をしていて、ただ、心線がコイル状に巻いてあるものがあります。
これは心線の単位長さあたりのインダクタンスを増やすことで遅延
時間を長くしたものです。このような遅延線は特性インピーダンスが
kΩ台あります。高周波特性は同軸ケーブルに比べると悪いです。

遅延時間だけに着目すると線の長さを長くすればそれだけのことの
ように思えますが、高速信号をきちんと伝送するには別の観点の
考慮が必要であり、単なる同軸ケーブル長による遅延と言っても
それなりにノウハウが必要です。

エルメック社のサイトを覗いてみるといろいろヒントがあります。
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#2 tanceです。



ちょっと補足。

線じゃないものもディレイラインと言います。ロジック素子では
インバータなどをずらっと直列に(タンデムに)ならべて各インバータ
の伝搬遅延を何100倍にもする素子もあります。(途中からタップが
任意にとれます)

一見、同軸ケーブルに見えて実は遅延専用のまさに「遅延線」という
ものもあります。

光ファイバーを使って100μsecなどという遅延量を持ちながら帯域
5GHzなんていうものも見たことがあります。

セラミック内の音波の速度を利用して、いわばスピーカとマイクを
使ったディレイラインもありました。(今でも現役かどうか不明)

楽器のトロンボーンのように機械的に長さを変えられる機構で可変遅延
を得るものもあります。

いずれにしても、電気をそのまま使ったものはせいぜいnsecの単位まで
なので必然的に高周波の分野で使われることが多いと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

つまり、ディレーラインとは単に導線を長くして、回路に到達するまでの時間を長くしたというだけで、何か時間を遅らせるために特殊なギミックをつけたものではないということで良いのですね。

お礼日時:2008/07/24 13:28

遅延線とはその名のとおり、信号を送らせるものです。



よく使われるのが同軸ケーブルです。電気信号が伝わるスピードが有限
なので、ある長さのケーブルを伝搬するのに時間がかかります。
これを信号の遅れに利用したものが遅延線です。線というのはケーブル
タイプのものという意味です。

線でない遅延素子もあります。

昔から使われている好例としては、オシロスコープがあります。
入力された信号はそのまま垂直アンプに入って増幅されますが、トリガ
用の信号は垂直アンプ出力から分岐して同軸ケーブルの遅延線に
入ります。

オシロスコープの中を開けると長い同軸ケーブルがトグロを巻いて
入っていました。(デジタルオシロにはありません)

つまり、トリガを作る元の信号が、本当の信号より少し送れてトリガ
回路に入ることになります。ここで生成されたトリガパルスにより
画面では左端からスイープが始まります。

さて、トリガのタイミングに比べて入力信号は相対的に早いわけです。
こうすると、トリガ以前の現象が(少し)見えるというわけです。

同軸ケーブルの信号の伝搬速度とケーブルに使われている誘電体の
誘電率の関係を調べてみてください。

世の中、なんでも速いほうが良い時代に「遅延」とは馬鹿げた機能だと
思うかもしれませんが、時間の流れをコントロールすることが出来ない
以上、我々にできることは遅らせることだけなのです。

予言者でもない限り、「あと10nsecで信号が来る」なんていうことは
解りませんが、遅らせた信号と遅らせない信号との間では上記の
ような「予言」のようなことができます。

これを使って様々な動作が可能になります。応用範囲は非常に広い
ものです。
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↓でしょうか。


大昔のコンピュータは大変だったんですよ。
回転すしのお皿1枚が1ビットの記憶装置というわけですね。
平均半周待たないとデータにアクセスできないのです。

確かピアノ線を使ったのも有ったような気が。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E9%8A%80% …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

でも、これとは違うように思います。
高周波技術の話で出てくる素子(?)なので
こんな昔の技術ではないように思うのですが・・・

お礼日時:2008/07/24 11:40

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