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「分子間力と表面力」を読んでいるのですが、
「遅延効果は分散力のみに対して作用し、ゼロ振動数項にははたらかないので、有限の距離でHamaker定数の符号が変化するという非常に興味ある効果が生じる場合がある。」
と書かれているのですが、

・この振動数とは何のことなのでしょうか?
・このゼロ振動数項とは何なのでしょうか?真空エネルギーとは異なるのものなのでしょうか?
・遅延効果がゼロ振動数項には効いてこないというのはなぜなのでしょうか?

何卒よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

「ゼロ振動数項」というのが何なのか分かりませんが、van der Waals力とゼロ点振動について述べさせて下さい。



van der Waals力は狭義には、距離の6乗に反比例するLondon分散力のことですが、このLondon分散力は本質的には、量子力学でよく登場する、零点振動(零点エネルルギー)が原因です。電気双極子間に作用するゼロ点振動からvan der Waals力を導くことができます。零点エネルルギーは分かりやすく言えば、「絶対零度における基底状態のエネルギー」です。
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この回答へのお礼

この振動というのは何の振動のことなのでしょうか?

遅延効果は分散力のみに対して作用し、ゼロ振動数項にははたらかない
ということは、分散力≠ゼロ振動ではないのでしょうか?

お礼日時:2008/07/27 10:52

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