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こんにちは。

理学部と工学部の違いについて教えてください。
また、この二つをあわせた理工学部の性格についても教えてください。
僕のイメージでは理学部は国立にしかなく、主に哲学的な事を
学ぶ。物理、数学など。実学的ではない。社会の即戦力にはならない。
しかし、基礎研究という事ではとても大事。
工学部は比較的実社会と連動していて、社会に出ても即戦力に
なり得る。形而下学を学ぶ。電気工学、機会、情報など。
庶民的。
理工学部は、どちらかというと工学部のイメージに近く庶民的
比較的社会と連動している。

という感じです。
本当のところを教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

>ちなみにプリンキピアはラテン語でかかれているのでしょうか?




プリンキピアは何度か再版されています。
第1版:1687年 ヨハネスケプラーの惑星の理論にニュートンが
    完成させた距離の2乗に反比例するという重力の理論を
    組みあわせ、王立天文台の観測データ等を交えながら
    惑星の運動を微分法を用いて定式化。これを全3冊にまとめ
    出版。
     重力の理論はロバートフック(フックの法則で有名)が
    数式化を試みたが未完成。この問題についてエドモンド
    ハレー(ハレー彗星の周期計算で有名)らと論じていた。
     ハレーがこの話をニュートンに話したところ、すぐ
    数式化の要点をニュートンが答えたため、その考えを出版
    するようニュートンに働きかけたのがきっかけ。
第2版:1713年 ライバルであるロバートフックや仲が悪くなってし
    まった王立天文台(グリニッジ天文台)初代台長 ジョンフラム
    スチートの名前が記載された部分を削除。月の運動に関する理論
    を追記。
第3版:1726年 月の理論の記載にもろもろの誤りがあったため
    訂正されるはずだったが、校正手順のズサンさからこの部分
    が大幅に削除され出版される。

 プリンキピアはいずれもラテン語で書かれていますが、この第3版が
出版されるとき英訳が同時出版されたとのことです。この後も版数が
重ねられていると思いますので、全ての版に英訳があるかどうかは
分かりませんが。

>僕は、理工系にあこがれる文系学生でありまして

 もし興味があれば科学史と呼ばれる分野に手を出されては。
大学の物理学科というと計算ばかりしているイメージが
あるかもしれませんが、科学の歴史について研究し論文を
書いている先生がいらっしゃいます。

 私の実家が家を建て直したとき、担当した建築士の人が
早稲田の建築科卒の人だったんですが、もともと文学に
興味があり、早稲田の文一に入学し、在学中に建築に
興味がわき、文学部卒業後、理工学部建築科に入りなおしたとか。
 人生いろいろ。思いたったが吉日ということもあります。
よろしければ理系の道へ!

      
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私は理学部物理学専攻大学院生です。


理学部はあなたが思っている通り、結構哲学的な面を持っています。物事の根本を理解します。工学部は「比較的実社会と連動していて、社会に出ても即戦力になり得る。形而下学を学ぶ。電気工学、機会、情報など。」というあなたの意見に当てはまる面を持っています。従って、工学部、特に電子電気系などは、就職でも強いです(今現在の話です)。私は物理をやっていますが、就職活動中「物理学科ねぇ・・・」と言われました。更に別の会社では、「あなたが他社を落ちたのは物理学科だからです」とまでいわれました。
就職を考えるのであれば(より有利な方を、という意味で)工学部でしょう。しかし物理を学んでいる人間は非常にマルチに対応できます。電気回路や機械言語等は、物理学科でも深く学ぶことが出来ます。その機会もあります。従って、”能力次第では”就職も問題ありません。
あなたが持っているイメージは、結構つぼをついていると思います。理工学部に関しては、物理学科と電気電子学科の両方が共存している大学であれば、行く価値ありかと思います。うまくいけば、物理の”根本を理解しようとする姿勢”と、工学部の”実質的な技術を身につける姿勢”の両方を学べるかもしれません。ただ、どちらか一方が浅くなる可能性もあります。
技術者としてのスキルを身に付けたいのであれば、是非大学院進学を目指してください。私は大学院に進学することで、多くの事を学ぶことが出来ました。
いずれにせよ、一長一短があります。自分でよく考えて、周りの人の意見を聞いて、結論を出してください。学部、学科選びは大変重要です。私の周りでも、「あっちが良かった」とぼやいている人が多々います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
僕は、理工系にあこがれる文系学生でありまして、理工系の
学生ではありません。

物理はそんな風に社会には思われているんですね。
知りませんでした。
僕は物理学に少なからず理想を抱いています。

お礼日時:2002/12/12 00:40

 私が大学に入ったとき、ちょうどご質問の答えにあたるようなことを


先生が説明してくれまして、理工学部が英語でDepartment of Science
and Technologyだということが非常によく理解でしたのその線で
説明させて頂きます。

 即戦力云々は別としても、だいたいイメージどおりでいいと
思います。

 現在科学Science若しくは物理学と呼ばれている分野は、
17世紀のアイザック・ニュートンの時代に確立された
もので、それまで主に言葉によって自然を説明しようと
していた哲学の世界に、数学と実験による客観的証明
を持ち込んだものです。
 余談ですが、今では偉大な物理学者として歴史に名を
残しているアイザック・ニュートンの有名な物理学書
「プリンキピア」の正式タイトルは、「自然哲学における
数学的諸原理」というもので、この諸原理という言葉に
あたるプリンキピアがこの本のタイトルとして広く知られて
います。

 17世紀のニュートンの時代に、物理学が発展したのは
天文学の研究が国家レベルで行われるようになったからなので
すが、これはこの時代ヨーロッパの国々が世界貿易に本格的
に乗り出したのキッカケで、航海術の進歩が国家戦略の
中心となったためです。
 つまり船が正確に海上を航行するための、正確な位置測定の技術が
必要となり、位置測定の基礎となる天体観測データが大量に集められ
たことが物理学の理論の発展に繋がったのです。
 また海上での経度測定や船の速度を測定するため、精密な
時間測定のための時計の開発が進み、今でいう精密機械工学が
発展し始めました。

 その後、18世紀に入り、ニュートンをはじめ17世紀の
多くの学者の研究成果が数学的にまとめ上げられ、発展しつつ
あった機械工学と結びつき、産業革命へとつながります。

 このころになると、もともと自然現象を理解するために
使われていた数学(今でいう物理学)の研究結果が、
産業革命の中、物作りのためだけに応用され始めます。
この時代に現代工学(Engnieering,Technology)の基礎が
確立したということです。

厳密な区切りは難しいと思いますが、この17世紀から
発展し始めた科学(サイエンス)を学ぶのが理学部で、
18世紀から発展し始めた工学(エンジニアリング)、
技術(テクノロジー)を学ぶのが工学部です。

 日本の場合、19世紀に入ってから、富国強兵政策の
一環として、(東京大学中心に)以上の工学の部分を
中心に外国から取り入れた経緯があります。
 そのため今でも理学博士より工学博士のほうが
多いとか、経済発展のわりにはノーベル賞に繋がる
ような科学分野の研究成果に乏しいという状況です。

 さらに以前なら、外国の優れた科学研究の結果を
そのまま持ってきて物作りに応用するといった工学的
手法だけで十分でしたが、工業技術もトップクラスに
登り始めてから、日本も工業技術発展のため自ら基礎的な
科学研究をする必要に迫られ始めました。

 つまり物作りをする技術者に、科学と工学のバランスのとれた
知識、感覚が要求され始め、こういった産業界の要求にいち早く
答える形で、主に私大を中心に理工学部の設置が進んだのです。

 私大が先に動いた理由はいろいろあると思いますが、
文部省等、お役所の束縛から国立大学より逃れやすく、
比較的自由にカリキュラムが変更できたことや、
世間の動きに迅速対応することが大学として生き残る
道であったことが考えられます。

 理学部、工学部、理工学部に、電気工学科や電子工学科といった
似たような名前の学科があることがありますが、おおざっぱ
な傾向として、理学部、理工学部で学んだ人たちがときに
現代物理学や現代数学まで持ち込んでとことん現象を理解し
応用しようとするのに対して、工学部出の人たちは、
電磁気学、熱力学、機械工学といった19世紀までに基礎が
確立したいわゆる古典力学の範囲ですませようとする傾向が
あるよです。

 ただ最近は大学のレベルが非常に落ちているということもあり、
学部レベルではあまり差がでるほどの勉強をしていないという
話も聞きます。

 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

僕は理工学部生ではないのですが、ニュートンのプリンキピアの
あたりなど、大変面白く読ませていただきました。
とても、わかりやすかったです。

ちなみにプリンキピアはラテン語でかかれているのでしょうか?
もしよろしかったらお答えください。

理系って面白そうですね!!

お礼日時:2002/12/09 07:58

私立・理工学部出身の者です。



僕が学生のときに聞いた話ですけど、理工学部とは、文部省の学部に対する
学生定員数を上げるために、理学部と工学部をあわせて作っただけと聞きました。

学科・学部に多いのは、名前を変えただけでほとんど何も変わっていないって
ことがあるので、もし受験生なら要注意です。

僕の思う理学部と工学部の違いは、
理学部ー学問的。各分野を細かく勉強する
工学部ー応用が多い。数学、物理などの基礎はさらっとして、応用の授業が多い。
という感じでしょうか。


ただ、現実問題、どれだけの大学生が本気で勉強してるかも怪しいところ、
(携帯でカンニングするぐらいですから)
即戦力となると、どちらも似たようなもんでしょう。
企業なら、企業に入ってから研修などをして、その企業にあうように
教育しなおすわけですから。

こんな感じでどでしょか。
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この回答へのお礼

僕もどこかでそういう話を小耳にはさんだ覚えがあります。

僕は大学生です。
かいとうありがとうございました。

お礼日時:2002/12/09 07:53

補足です。



理学部の主な動機づけは、自然の仕組みを解明することであり、
工学部の主な動機づけは、役に立つ技術の基礎を築くこと
ではないでしょうか。

いずれにせよ、大学での研究がそのまま世の中で使われることはマレですし、
結果として、理学部で解明されたことが世の中のためになることも、決して
工学部に比べて少ないとも言いきれないでしょう。
あと、就職に関しては、工学部の先生の方が一般には企業とのつながりも
大きいに対し、理学部の先生は企業とのつながりが小さく、また、学生の
就職に熱心でないことも多いらしいです。(あくまで一般的な傾向ですが)

というわけで、もし、あなたがこれから進学先を選ぶなら、
1.学部名よりは、その学校のその学部のその学科で学べる(研究できる)内容の方を重視し、
2.同じような内容のところなら、「知りたい」のか「役に立ちたい」のかを考え、
3.自分で就職先を見つける自信があるのかどうか(もしくは企業以外での
研究者になりたいのかどうか)
というようなことを考えるといいかもしれませんね。

ちなみに、私立の理学部としては、当然?東京理科大にもありますよ。
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理学部は「哲学」というより、純粋な自然科学を学ぶところです。


数学の抽象的な部分をとらえ「哲学的」と周囲が思うだけです。それが自然科学なのです。基礎研究というより、厳密に正しいことを追究する学問です。
一方、理学部でも、物理や生物や化学、高分子化学は数学と違い実験もあります。

ただ、理学部出身者がすべて研究者になるわけではなく、半分以上は民間企業でいろいろな仕事に就きます。

それから、確かに国立にしかないような印象を受けますが、関西では関西学院大学には理学部がありました。が、2002年4月に情報科学科と生命科学科が増設されるとともに、物理学科と化学科の収容定員増を行い、「理工学部」に名称変更されたそうです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

理系についてまったく無知なのでもっと知りたいと思いました。

お礼日時:2002/12/07 06:35

工学部卒のものです。


大体おっしゃるようなイメージだと思います。
理学部はよく分かりませんが、理工と工学部では、工学部のほうが「ヘヴィ」な感じです。ハハハ、わかりますでしょうか?

でも、学校はしょせん学問を教わるところで、社会に出たらまた一から勉強です。即戦力は難しいと思いますよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
即戦力はイメージで言ってみました。
皆さん社会になるとまた違った勉強が必要で大変らしいですね。
人のこといえないや(汗)。

お礼日時:2002/12/07 06:33

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