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 四十代主婦です。六月、以前からの経過観察で乳がんの検診を受け、線維線腫と思われるが、以前より大きくなっているので、念のため細胞を採って検査することになりました。一週間後検査結果を聞きにいったところ、グレードV(悪性)で乳がんの告知をされ、その後CT,MRIなどの検査をし、乳房は温存できるといわれ七月初めに手術を受けました。手術は、右乳房円状部分切除とセンチネルリンパ節生検です。病理検査の結果が出るまでに3~4週間かかるということで先日結果を聞きにいったところ、癌ではなかったので一切治療は必要ないと言われました。驚きのため、何を聞けばいいかもわからず帰って家族におかしいと言われ、翌日主治医に電話してもう一度確認したら、検査ミスではなく時にはあることだといわれました。良かったか悪かったかといえば、良かったでしょうとも言われました。主治医は乳がんと言い切っており、違う可能性があるような説明は一切ありませんでした。
 自分自身とても納得がいかず、今更癌ではないといわれても信用できないので、他の病院でもう一度見てもらえるよう医療相談室を通して紹介してもらうようお願いしました。来週早いうちに、病理標本、超音波検査結果などをそろえてくれるようです。癌でないことが確定すれば、最初の細胞の検査が検査ミスだと思います。
 脇のリンパ節も少し切っているので、一ヶ月たっても少ししびれがあり上腕部がまだ腫れています。しびれは前回の診察の時に、神経をいらっているから残るかもしれないといわれています。悪性でないなら不必要な手術をし、後遺症まで残るかも知れない今回の場合、病院の医療ミスにはならないのでしょうか。この程度では、泣き寝入りするしかないのでしょうか。費用を考えると簡単に弁護士に依頼してというのはできそうにありません。どなたか、助言をいただければと思います。よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

今回の件で手術そのものの行為を"過誤"→"賠償"とするのは難しい気がします。

実際に腫瘍はあり、悪性、良性の判断の難しいケースなわけですから...。
(ないのに乳房を切除してしまったらもちろん過誤ですが)

ただ、主治医の一連の説明は不足または、不適切だと思います。

現在、診療録などの開示を待って、他院に行かれるとのこと、まずは第一選択としてはベストと思います。他の医師の意見も聞きつつ、今後の治療などについても相談して、信頼できる医師を探されることが先決だと思います。

つぎに、前医に対しての賠償ですが、冒頭にも書いたようにやや難しいのかなと思います。他の方が回答していますが、私の経験的にみても"和解金"または"お見舞金"という形で何がしか支払われる程度のものと思います。おそらく、金額的にはITNHさんの考えている額から程遠く離れた少額なものだと思います。

理由は、これも他の方が回答していますが、医療は不確実性があるということが前提です。支払われる金銭はあくまで、ITNHさんのお気持ちへのお詫びに留まるからです。

最近"医療崩壊"が叫ばれておりますが、最大の要因は、
医師VS患者=訴訟だと思います。
今回の医師のように、医療者側の理論でしか考えない方には改めていただくことは必要です。その意味では、ITNHさんが病院と交渉することは意義深いと思います。

しかし、患者さん側にも"医療"というものをもう一度理解していただく必要があると思います。医療が負わなければいけない責任は"医療行為"(手術や投薬など)そのものと、そのプロセスだと思います。病気やケガそのものの原因や、正当なプロセスを経てもたらされた残念な結果(合併症など)については医療の果たす役割を超えています。

今回のことで、いろいろとご苦労、ご心労のことと思います。
お察し致します。
早期解決を願っております。
お大事に。
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この回答へのお礼

 わかりやすい回答をいただき、ありがとうございます。とりあえずは、今週中にも別の病院で診察を受けますので信頼できる医師であることを願っています。
 現在、乳がんの告知と不要な手術の身体的負担を思うと許せないので、泣き寝入りだけはしたくないという気持ちです。検査後に、また医療相談室の方と話し合いをしたいと思います。大変参考になるご意見をありがとうございました。

お礼日時:2008/08/04 13:06

こんばんは。



”NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(コムル)”という所で電話相談を受け付けています。
だたし、医療者ではない相談スタッフの方が相談を受けられているようです。

新しい病院のお医者さんに初対面で深い話をするのも難しいかも知れませんし、信頼できるかどうかも分かりません。
かといって、いきなり弁護士さんに相談というのも敷居が高いですので、1度電話されてみてはいかがでしょうか。

参考URLにホームページのURLを貼っておきます。
参考になれば幸いです。

お体お大事になさって下さい。

参考URL:http://www.coml.gr.jp/
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この回答へのお礼

 回答をいただきありがとうございます。あちこち電話相談もしたりしてますが、こちらは調べていないところでしたので、電話相談してみようと思います。どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/08/05 10:22

一連の経過を見ますと、主治医の取った治療過程は間違っていなかったと思われます。

ただ、結果から見ると良性の腫瘍を悪性と判断して手術したのですから、過誤があったのは間違い有りません。
「検査ミスではなく時にはあることだといわれました。良かったか悪かったかといえば、良かったでしょうとも言われました。」
確かにこうゆう考え方も有るのでしょうが、それは医療側の理論で、
患者側・世間常識としては全く通用しません。
確かに病理医は少量の標本から病理学的な悪性度を判断するのですから
間違うことも有ります。しかし、病理の判断は外科医として手術をするかしないかの判断の1つの材料に過ぎません。
私も以前クラスVの乳ガンの病理診断に対して、臨床的には悪性ではないと判断して手術をしなかった経験があります。(結果は良性でした)
良性の疾患を手術したのですから、責任は外科医にあります。
外科医が病理医に文句を言うのは勝手ですが、貴方とは何の関係もありません。(何故なら、貴方と病理医の間には契約関係がないからです)
外科医及びその医師を雇っている病院にはこの件に関する責任があります。まず、病院と賠償に対して交渉して下さい。
それで、納得の行く回答が得られなければ弁護士に相談しましょう。
絶対に賠償は取れます。(貴女には何らの非はない)
訴訟になれば、マスコミにも病院の名前が出ますので、交渉にも乗ってくるでしょう。泣き寝入りは絶対にすべきでは有りません。
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この回答へのお礼

 早速の回答ありがとうございます。癌と告知されてからの精神的苦痛、手術による肉体的苦痛は経験者にしかわからないとは思いますが、相当な負担です。また、主治医の態度も許せないという気持ちです。
 大変心強いアドバイスをいただきましたので、他の病院での結果が出次第、病院と交渉しようと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2008/08/03 16:01

現役の外科医です。


実は10年以上前に私の勤務していた病院でも同様の事例がありました。
細胞診でクラス5が出たので乳房全摘手術をしたところ、切除された腫瘤は線維線種(良性腫瘍の代表格)でした。裁判には至りませんでしたが、弁護士が仲介して診療内容の検証を行い、結果的に病院から和解金を支払いました。

乳癌の診断は触診、マンモグラフィー(乳房のレントゲン撮影)、細胞ないし組織診で総合的に行われます。日本では超音波検査の精度も高くて、診断の重要な位置を占めています。細胞診には診断能力の限界があり、最近ではコアニードルバイオプシーといって、より太い針での生検が主流です。これにより診断の精度が上がりました。ITNHさんの事例では細胞診がされているようですが、他の触診、レントゲン、超音波検査の所見が積極的に乳がんを疑う所見であったかも重要なポイントになります。

他の病院で確認されてやはり乳癌では無かった場合は、思い切って弁護士に相談してみては如何でしょうか。身体的、精神的苦痛に対しての何らかの賠償請求は可能なはずです。

私たちも日々誤診の無いように努力していますが、今回の様な事例は完全にゼロに出来ないのも現場の実情です。お大事になさって下さい。
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この回答へのお礼

 早速の回答ありがとうございました。細胞診を受ける時は、線維線腫だと思うが大きくなっているので、安心のために一度検査しておきましょうという説明だったのでまさか乳がんの告知を受けると思わず、一人で検査結果を聞きに行きました。今回、主治医の説明ではよくあることのように軽く言われて、本当に頻度の高い事例かどうかも気になっています。
 できるだけ早く他の病院で診察してもらおうと思っています。わかりやすくご説明いただき大変参考になりました。やはり、弁護士への相談も考えてみようと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/03 09:51

細胞を採った方法は穿刺吸引細胞診であろうと思います


細胞診での判定分類はグレードでは無くクラス分類ですので聞き間違いと思います。
クラスV(5)の判定を病理医がした場合は外科医は手術が必要と判断します。この時の細胞診での標本がクラスVとはすべきでないものを誤ってそう判断してしまったのであれば病理医のミスと言われても仕方がない状況です。特に判断が難しく間違える可能性がある標本の判定を簡単に済ませていたとしたらそう言えます。
判断が難しい標本の場合は複数の病理医が協議して判定したりしますが意見が分かれることも少なくないでしょう。この場合はクラスIV~IIIbとして再検査として扱うことになります。
結果、判断に慎重となるとこうした再検査が増え、その場合は細胞診よりもさらに範囲を広げて組織を採取することとなりこれも患者さんの負担が増えることになりえます。また、それに伴い費用や時間もかかりますので再検査を繰り返した後、結果的に悪性となった場合はクラスを下げたことが負担増になったと捉えられるかもしれません。
病理医の技量不足が含まれる可能性もありますが、細胞診において100%の判断は難しい面もあります。

参考URL:http://park2.wakwak.com/~hana/navi/bs-006.html
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この回答へのお礼

 早速の回答ありがとうございました。Vはクラスの間違いでした。わかりやすい説明をいただき参考になりました。慎重な判断により検査が増え、負担が増すことはわかりますが、その場合、十分な説明があれば納得のうえ検査を受ける、セカンドオピニオンを求める等の方法はあると思います。
 私は、クラスVの判定と、乳房が温存できるということでセカンドオピニオンを求めず、その病院で手術をしたわけです。癌など重大な病気ともなれば、一つの病院で決めてしまうのは危険であるということのように思えます。
 失礼なお礼内容になっていないか心配です。ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/03 09:33

お気の毒だと思いますが、医療は結果保証が出来るサービスではありません。


一般論として、がんであるかないかを判定する検査だとして、その精度を下げればあなたは引っかからなかったかもしれません。しかし、それによってがんと診断できる人数も減少します。結果的には多くの患者にとって損失になりますね。
もし仮に誰が検査結果をみても癌ではないといえるものを癌だと判断したのなら過失があるでしょう。しかしそうでない場合ミスではありません。また判断が微妙な症例というのはいくらでもあります。
結果的に癌でなくて喜ぶなら話はわかるのですが、そこまで言われては検査はおろか医療そのものが成り立たないのではないかという印象です。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございました。最初の細胞診は癌と判定する重要な検査ですから、慎重な判断をしてもらいたかったと思います。告知を受けてから約二ヶ月の間、夜は眠れず食欲もおち、精神的苦痛は相当なものでした。ですから、今更軽く癌ではないといわれても手放しで喜べる状況ではありません。また、主治医の対応は不信感を持たせるようなものでした。このあたりの心境をご理解いただければと思います。参考にさせていただきます。

お礼日時:2008/08/03 09:18

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