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BNCケーブルのカタログを見ているのですが、
なぜか抵抗値が書いてあります。この抵抗値は50Ωと75Ωがあって、ケーブルの長さによって変わらないようなのですが、
何の抵抗値なのでしょうか?
恐らくインピーダンスマッチングのことを考えて選択するのだと思うのですが、装置(回路側)インピーダンスが分からない場合などの具体的に選択の仕方などについて教えて下さい。

お願い致します。

A 回答 (4件)

これは特性インピーダンスというもので、テスターなどでは測れない


値です。きちんと理解するのは相当大変なので、どんなものかだけ
お話しします。

50Ωの同軸ケーブルは、信号源インピーダンスと負荷インピーダンスが
50Ωのときに最も効率よく、波形を忠実に伝送することができます。

ケーブルの長さと信号の帯域の関係で、相対的に信号の周波数を低い
場合には特性インピーダンスのことはあまり気にしなくてもかまいません。
シールド線の一種と思ってください。

しかし、周波数が高くなってくると、異なるインピーダンスで使った
ときに送った信号が戻ってきたりします。このせいで波形が乱れます。

高周波なのか低周波なのかはケーブルの長さと信号の最高周波数成分
できまります。ごく大雑把には1mのケーブルは10MHzどまりと考えると
良いでしょう。10mなら1MHzです。

75Ωは主に映像系の接続に使います。

BNCなどのコネクタにも同じ概念があります。50ΩのBNCと75ΩのBNCは
形が違います。時々混同している製品を見かけますのでご注意を。
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>何の抵抗値なのでしょうか?


ケーブルの単位長当たりの自己インダクタンスL、静電容量Cとすれば
特性インピーダンスZ0は
Z0=√L/C Ω となります。

 信号源側のインピーダンスZsとケーブルのZ0に合わす必要がある。
負荷側もZ0似合わす必要がある。異なる場合はインピーダンス整合が
必要です。
 
 75Ω系はTV受像器、FM受信が多く、50Ω系は業務用の無線機に多い。
 
 当然Z0とBNCコネクターの特性インピーダンスは合わす必要がある。 
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>恐らくインピーダンスマッチングのことを考えて選択するのだと思うのですが、


そうです。抵抗値では有りません。

>装置(回路側)インピーダンスが分からない場合などの具体的に選択の仕方
とりあえずは適当なケーブルを使ってみましょう。よほどの高周波(GHz)や長距離では無い限り、影響は有りません(無いことは無いですが、あっても僅か)。

####そもそも、高周波設備で線路インピーダンスが明記されていないはずはありません。もっとよく取説関連を調べてください。
まさか、商用製品(業務用)に対するご質問では有りませんよね。
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もうひとつの質問に答えていませんでした。



>恐らくインピーダンスマッチングのことを考えて選択するのだと思うの
>ですが

そのとおりです。考えてといっても簡単で、50Ω系の装置には50Ωを選択
する、というだけの話しです。

ではインピーダンスが解らない装置ではどうするのか・・・。
インピーダンスが解らないだけで本当はきっちり決まっている場合は
やはり調べるしかありません。ちがう特性インピーダンスのケーブルを
つなぐと所定の特性がでないと思います。

なかには、特性インピーダンスのことを全く気にしなくて良い低周波の
装置もありますから、その場合はどちらでもかまいません。たいていの
場合75Ωの方が出力段にとってケーブル負荷が軽減されます。

以上は一般論ですから、具体的にどんは装置でどのくらいの長さの
ケーブルをつなぎたいのかを明らかにしていただければ、より具体的
なアドバイスができます。
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