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ウパシクマとは?

A 回答 (2件)

アイヌ語でupaskuma、ウチャシクマとも言います。

 

1.萱野茂さんの著作、『カムイユカラと昔話』(小学館)によれば「言い伝え」とあります。
年寄りが若者に聞かせる話で、コタンの歴史、本人の家系、お祈りの時の神々の名などやその他大事なことを教えます。…先祖のことなどを知ることができます。
 ―とあります。

2.中川裕さんの著作、『アイヌの物語世界』(平凡社ライブラリー)によれば「いわれ話」とあります。
自分の土地や一族についての伝承。地名や慣習に関するいわれ話や、こういうときにはこうするものだというような生活上の教えを含むものであり、形式はあまり一定していない。自分の一族の家系に関する話などは、これに数えられるようである。
 ―とあります。

つまりアイヌに伝わる自分たち一族に関わる言い伝えという意味です。


それと、余談ですが、妊娠・出産のジャンルに投稿されていたのが気になったのですが、もしかしてhappyusaさんは青木愛子さん述著『アイヌお産ばあちゃんのウパシクマ』(樹心社)をご存じなのでしょうか?
青木愛子さんの言葉によれば、
昔からアイヌが現実にやってきたこと、あったことの話。そこには先祖らの知恵がある。
 ―と、あとがきにあります。この本のサブタイトルは「伝承の知恵の記録」

ただ単に言い伝えというよりも、「生活や伝統に根差した知識として大切に語り継がれたもの」だと言えましょう。
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「祖先からの言い伝え」という意味のアイヌ語です。


http://www.snkkoi.com/books/b218_235upaskuma/boo …
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