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中学校の教師をしています

生徒から恋愛についての話をされることがあります。
基本的には生徒から相談されたら真摯に答える、こちらからは干渉しないというスタンスでやってきたのですが、ときどき迷うことがあります。
次の3つのケースについてご意見を聞かせてください。

1・「30代の男性と付き合っている」とか「彼とうまくいかなくてリストカットをしている」などという内容を相談されたことがありました。
私はひたすら話を聞き、「自分で答えを出しなさい」と言い続けました。「私だったら、そういう恋は選ばない」という感想は伝えましたが……。本人が自分で「もう、むりなのかな?」というまで、正直言って聞くのがイヤになるくらい時間がかかりました。
卒業後、「他の先生は全員『すぐ別れろ』と言ったけれど、先生は違った。そのおかげで自分が納得のいく結論を出すことができた」と言われました。その言葉はうれしかったのですが、同時に「自分の指導は他の先生方とはずれているのか」と不安になりました。

2・私的な時間の個人的な付き合いは教師が口を出すことではないと思っていますが、学校(公の場)でベタベタしている場合は注意するべきだと思っています。
以前、教室や放課後の活動中にで女子が男子の腕や肩や胸を手の甲で撫で回したり、一つの椅子に2人で座ったり……という仲良しがいたので注意をしました。その結果、女子の方が意地になり、男子は私に対して心を閉ざすようになりました。もっとうまい指導の方法があったのではないかと気になりました。その程度のことで口を出すのはお節介ですか?

3・恋愛にのめりすぎていたのが原因で高校受験に失敗した生徒が高校になじんでいない様子をみると「もっとはっきり言ってあげればよかったのか」と悩みます。進路の面談では親御さんの前だったので、恋愛については何も触れませんでしたが、深夜までのメールや授業に集中できていない点については指導しました。これが担任の限界で、あとは本人の責任だと思いたいのですが。

教科指導、生活指導でも忙しいのに、生徒と恋愛の話をすること自体シャットダウンするべきかなと思うこともあります。

A 回答 (3件)

こんにちは


一般人の意見として聞いてください

1・「30代の男性と付き合っている」とか「彼とうまくいかなくてリストカットをしている」などという内容を相談されたことがありました。

他人が結論を出す問題ではないですから、話を聞く、というのはよいスタンスだと思います。
リストカットなどについては、個々の教師がなんとかできる問題ではないと思うので、先輩などにそれとなく相談してみるのがいいのかなと思います

同時に「自分の指導は他の先生方とはずれているのか」と不安になりました。

そうですね。
そもそも相談に乗らない先生のほうが多いかもしれません。
ただ、学校の先生というのは、教育の専門家として給料をもらっているわけなので、なんとなく相談にのる、というのはまずいのではないかと思います。
乗るならなぜ乗るのか、乗らないならなぜ乗らないのか、専門家としての姿勢を明確にすべきだと思います

2・私的な時間の個人的な付き合いは教師が口を出すことではないと思っていますが、学校(公の場)でベタベタしている場合は注意するべきだと思っています。

これは問題ないと思います。
しこりが残るのはしょうがないですし、それをプラスに変えられるかは指導力のレベルの問題ですから、少しずつ経験を重ねるしかないのではないかと思います

教科指導、生活指導でも忙しいのに、生徒と恋愛の話をすること自体シャットダウンするべきかなと思うこともあります。

それぞれの考え方ですから、そういう選択もありえると思います。
ご自分の性格、能力を考えて、どちらが学校全体のためになるのかを考えることを忘れなければ、最悪の選択はしないのではないかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

一般の方からのご意見をいただけてありがたいです。自分が生徒指導をするとき一番頭にあるのは「社会に出て通用する指導をしたい」ということなので。

>学校の先生というのは、教育の専門家として給料をもらっているわけなので、なんとなく相談にのる、というのはまずいのではないかと思います。
乗るならなぜ乗るのか、乗らないならなぜ乗らないのか、専門家としての姿勢を明確にすべきだと思います

この言葉は大変参考になりました。正直言うと、自分自身「自分の指導は間違っていない」という自信のようなものは持っています。でも、生徒の恋愛について他の教員と意見交換することは少ないので(他にも、進路とか生活指導とか話さなければならないことはたくさんありますので)、広い範囲の方々から意見を伺ってみたいと思ったのが今回相談したきっかけでした。立場の違う方の意見を聞けて、改めて自分の仕事の責任と誇りを感じました。ありがとうございました。

今後も「生徒の話をよく聞く」自分の持ち味は大切にしていきたいと思います。でも、100%うまくいくことは少ないのがこの仕事です。前々から思っていた通り、自分の能力と時間と生徒との距離をはかりつつ、同僚とも協力し合いながらバランスのよい指導をして行こうと思いました。

お礼日時:2008/08/11 21:36

中学校の指導の現状を考えると、様々な課題がありますが、もっとも大きな課題は(1)サブカルチャー指導(2)性教育、の2点と思います。



中学生にとって、きわめて大きな問題であるにも関わらず、激しい変化に指導する側が十分ついて行っていない点が共通していると思います。

恋愛そのものは個人の自由なのでしょう。
しかし、現状は、性についての基礎知識が乏しく、マスメディアの貧困な恋愛観(人間観)の影響を強く受けている生徒が圧倒的多数であるように思われます。
生徒だけでなく、保護者や教員でさえも、保守的な純潔主義を振りかざすだけで、実態に応じた指導になっていないケースがきわめて多いのではないでしょうか。

1.最終的に生徒自身が結論を出すのは当然のことです。
しかし、男性本位の商業的な性文化に包まれて育ってきている子どもたちに、正しい性知識を伝えることは重要でしょう。
本来は、3年間を見通して計画的に性教育を進めるのが基本なのですが、及び腰で、具体的な中身に切り込んでいない地域も珍しくありません。
そうした場合は、このような個別指導を通じて、補う必要があると思います。
男女平等であることが理想であること、現状はそうなっていないこと、男女の性衝動のちがい、傷つくのは女性側が圧倒的であること、などを双方に伝えておきたいものです。

「自分の指導は他の先生方とはずれているのか」という質問には「イエス」という回答になるのでしょう。
そして、はずれているから良いのだ、ということも理解していただきたいと思います。

指導する側が同一歩調で、ということはしばしば強調されることです。
それは決して間違いではありませんが、常に「本当にこの指導で良いのか」という点検を怠らないようにしないと、全体主義に陥り、形式的な指導になりがちです。

2.どんな指導でも、生徒の実態に合わせて指導言を選択する必要があります。
正論を押し出すのが逆効果な場合は多々あるのです。
そうしたケースで「言うことを聞かない生徒が悪い」という分析は、指導する側の進歩につながらないのです。

「愛があればどこまでも許して良い」というムードは、マスメディアによって美化され、広まっています。
しかし、男の側の性衝動(これは愛情とは別物です)に女性がふりまわされて、ゆがんだ恋愛関係を引きずる事例はたくさんあるのです。
それが事件化すると、DVやストーカーにもつながります。
そうした話がじっくりできないと、大人目線での「モラル」は反発を買うのが通例です。
計画的な性教育が進んでいない状況では、公共の空間での過度のスキンシップが問題であることを納得させるのは困難です。
他の生徒への影響がありますから、納得させられなくても、指導するのはやむを得ないでしょうが、反発されて終わりではなく、フォローを教員集団で考えたいところです。

3.もちろん、何でも指導が通るスーパーティーチャーなど現実にはいません。
そういう意味では、恋愛関係自体を指導することは考えない方が良いでしょう。
しかし、生活指導は、集団行動や身だしなみだけが独立して指導できるわけではありません。
たいていの良くない現れは、生徒自身が何か悩みを抱えていることのヘルプサインであり、その多くは人間関係のトラブルであり、家族・友人の次に恋愛関係もまた、根っこにある可能性が高いのです。

普通の学校では、生徒と恋愛の話ができる先生は少数派なのではないでしょうか。
貴重な情報源を失うことは、結局、生活指導全般をやりにくくすることにつながります。
くだらない仕事がどんどん増える中で、カウンセリングに当てられる時間が相対的に減ってきているのは痛感していますが、可能な限り、直接生徒と関わる時間を大切にしていただきたいものです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

実は回答を見てすぐにお礼の文章を書いたのですが、朝の忙しい時間帯だったので送信するのを忘れていたようです。申し訳ありませんでした。

おそらく同業者である方に回答をいただき、なおかつ自分と似たスタンスの方だと感じホッとしました。進路指導や非行の指導についてはすぐ同僚に相談し歩調を合わせて進めるようにしています。しかし、恋愛に関することは(生徒本人にとっては真剣な話であっても)同僚にも興味本位で聞かれたり、バカにしたような反応が返ってくることも少なくありません。また、生徒の話をじっくり聞いた日は、そのあと通常の仕事をかたづけるので夜遅くまで1人で職員室に残るハメになることもあります。

自分は自分が納得行く形で仕事ができているし、やりがいも感じているのですが、忙しさと疲れで気持が折れそうになることがあるのです。ご指摘のように「くだらない仕事」がどんどん増えてきて、生徒と向き合う時間が減っています。自分でも時間のつかい方を工夫しながら、よいと信じることは貫き通せるようにしたいです。

お礼日時:2008/08/15 13:33

教職志望でただいま受験中の者です。


Yuh6544さんのような先生に自分はなりたいと思いました。
生徒とは教育実習やボランティアへの参加、塾講師の仕事としてしかせっしたことがなく、ほとんど教育現場経験はありません。「理想と現実」の自分なりの理想の部分しかもっていない若輩者の書き込みをさせてください。

1.教師は他の教師と協調して指導に当たる必要はあるものの同じである必要はないと考えます。実際に指導をなさった生徒から感謝の言葉ももらっているわけですし、少なくともその生徒に対する指導は間違っていなかったと思います。

2.私は学校を社会へ出る前の準備機関と考え、社会へ出た際にその行動がどのように評価されるのかを中心にして指導の必要があるのかあるいはないのかを判断します。ですから口を出すこと自体はまったくおせっかいではないと考えます。

3.教職はやろうと思えばどこまでも仕事が増えていく限界のない職だと思います。「夜回り先生」や「金八先生」のような熱い教師では私自身の場合は肉体的にも精神的にももたないと考えています。自分の出来る範囲で教職の情熱は中火でも長く教職を続けられる教師になりたいです。

現場での経験がなく、複雑な教育現場をまだまだ理解していないのにすみません。Yuh6544さんのような先生を支持する者がいることを知っていただきたく書き込みをさせていただきました。
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この回答へのお礼

お返事どうもありがとうございました。職場の中では「生徒のことをよく知っている」というのが、同僚も生徒も認めてくれている私のポジションなので、今後も自分の持ち味は生かして生きたいと思います

生徒同士のいじめやいさかいの情報が早く入る点に関しては誇りを持っているのですが、中学生の恋愛はすぐ付き合ってすぐ別れる淡いものが多い(もちろん、そうでないものもあります)ので正直まともにとりあいたくないことも多いです

私がとりあえず生徒の恋の話を真剣に聞くのは、いじめの原因が「好きな人がかぶった」だったり、元気のない原因が「不安定な恋愛」だったりするケースも多いからで、生徒のような関心を持って聞くことはもう絶対にできません。ただ、evyさんのご意見を読んで、今後もなるべく生徒の話を丁寧に聞く教師であり続けようと思いました。

今後も自分のペースと生徒との距離感をはかりつつ、バランスのいい仕事をして行こうと思いました

お礼日時:2008/08/11 21:15

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