プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 H10年式トヨタアルテッツァAS200に乗っています。タイヤはダンロップのルマンLM702のサイズ205/55/17を5年くらい履いておりまして、1ヶ月ほど前にアライメント測定のためにショップを訪れました。その際に店員さんから
「タイヤが結構磨り減っていて危険ですので新品のタイヤを購入してから調整なさってはいかがですか?」
と提案していただいたのですが、予算の兼ね合いもありその古いタイヤのまま測定を行い、その結果若干狂っていましたので、調整も行いました。
 その後やはり危険であると判断し、本日同ショップにて同じサイズのトーヨーT1Rに交換を行い、バランスもとってもらって帰途に着いたのですが、ハンドルが若干右に傾いた状態でまっすぐ走るためショップに戻り状況を伝えたところ、
「おそらくアライメントが狂っているために調整が必要です。」
と説明を受けました。
 同サイズへのタイヤ交換だけで再度アライメント調整は必要なのでしょうかか?私のイメージでは車高を落とした場合や、インチアップをした場合、縁石にヒットした場合は必要なのかな…とは思うのですが…(もちろんこの1ヶ月の間にそのような事実はありません)
 タイヤ交換でもアライメント調整が必要と分かっていたら、最初に訪れたときに新品のタイヤに交換した後に調整をしてもらえば良かったと今すごく後悔しています。
 長文になりましたが、ご教授のほどよろしくお願いします。

A 回答 (5件)

 クルマの研究で食ってる者です。


 正直なところ、非常に憤慨しています。

※アライメントは、車両組立て時に既にバラつきがありますが、それは『性能に明確な差が出ない』範囲で押えられています。

※車両の走行距離が伸びるとアライメントは狂いますが、これも『性能に明確な差が出ない』範囲に収まっているかどうか、新型車の開発過程でちゃんと検証されています。そしてもし、走行距離で性能が著しく劣化するのであれば、取り扱い説明書に『XXXkm走行毎にサスペンションのオーバーホール』と記載します(日本車では、こういう記載事項が入っているクルマは無いはずです)。
 クルマの開発者は、明確な性能劣化をほったらかしにしておくほどマヌケではありません。

※現実問題として、年数が経ったクルマでは明確な性能劣化が起こっていますが、それはアライメントが狂っただけではありません。この場合は車体剛性の低下(車体は、設計段階で『しなり』が考慮された構造体なので、繰り返し応力による剛性低下は免れません)、車両重量の変化(例えば・・・古いクルマでは車体閉断面部へのホコリの堆積なども明確に車両重量が変化しています)など幾つかの原因の複合で、性能が劣化します。
 どんな機械にも耐用年数があります。クルマが古くなったことによる性能劣化は、単に機械としての耐用年数が近付いている(或いは既に耐用年数に達している)だけです。この場合、おカネをかけてブシュ類を打ち変えたりアライメントを調整するだけで、どれほど性能が戻るのか・・・?

※タイヤ交換だけでアライメントが狂うことは絶対にありません。
 理論的に考えてみてください。タイヤ交換ではアライメントに影響する様な作業はありません。『ブシュ類が劣化していると・・・』と言う話はよく聞きますが(よくユーザー様から『聞かされます』が)、実際にブシュの劣化でどれほどホイールロケーション(ホイールの位置決め)がずれるのか、実際には誰もデータを持っていないはずです。(勿論、クルマを開発している側は明確なデータを持っており、その結果アライメントがどれほどズレるかも検討した結果、取扱説明書に『XXXkm走行毎にサスペンションのアライメント調整』『XXXXkm走行毎にサスのオーバーホール』などとは書かないワケです。)
 ショップのヒトはすぐに『アライメントが狂って・・・』と言いますが、具体的にどこがどう狂うのか説明を求めてみてください。工学的に明確な回答は得られないはずです。(そもそもそんなヤワなサスでは、アライメントなどいくら調整してもブレーキ一発で狂ってしまいます。もし逆に『いや、コレコレこういう理由でココが狂う』という反論があったなら、ここで再度アップしてください。全て工学的に論破します。)

※さて、タイヤ交換後に偏向性が出たという件ですが。

1)タイヤ交換前は、本当に完全な直進性が得られていましたか?
 タイヤ自体は、カンタンに言うと布を重ねた様な構造です。重なっているのが布である以上、編み込みに方向性があり、これがタイヤ毎のクセとなって現れます。
 今までも弱いながらも偏向性があり、タイヤ交換でそのクセが増幅された、という話しは結構あります。

2)もし今までは完全な直進性が得られていたなら、今までのタイヤの偏向性とクルマの特性(サスや車体を完全に左右対象に作ることは不可能なので、ある程度のクセを持ちます)が良く一致していたと考えられます。(交換前のタイヤは、新車装着タイヤでしょうか?メーカ装着タイヤは、見た目が市販タイヤと同じでもタイヤ自体のチューニングが違うので、直進性や乗心地に関しては市販タイヤよりマッチングが良いタイヤとなっています。更に、工場の完成検査で直進性がNGになった場合、許容誤差内で左右のアライメントを調整し、直進性を確保するという手直しも行われます。この様にタイヤ込みでチューニングされたサスに汎用タイヤを装着した場合、直進性が明確に劣化することは十分考えられます。)

3)一方、全く別の原因も考えられます。疑いだしたらキリがない、という感じですが・・・それはズバリ、『タイヤ交換前のアライメント調整』です。
 アライメントは何というメーカの計測器で測定したのでしょうか?或いは、測定作業はどの様な段取りで行われたのか?
 ワタシ、ちょうど昨年末から半年ほどかけて、仕事でアライメント測定装置のメーカ毎の誤差や誤作業による測定ミスの範囲について調査したところですが、正直なところ、装置や作業者によっては必ずしもアテにはならない、という結論となりました。
 っと言うワケで、アライメント調整後何か変化はありませんでしたか?
 何か微妙な変化があったなら、アライメント調整自体が間違っていたか、元々上記2)の理由で、左右のアライメントを正確に対象にしてはいけないクルマだったのかもしれません。
 一方、もしアライメント調整をしても何も変化が無かったのなら、最初の狂いは『設計上の許容誤差内』に収まっており、神経質に調整しなくても性能は変わらなかったという事に・・・。

※さて対策ですが、直進性が確保出来るように前後左右のアライメントを調整するだけです。
 左右のアライメントが同じにならない可能性もありちょっとキモチ悪いですが、上述致しました様にクルマの製造段階で完全な左右対称とすることは現実的に不可能なので、アライメントの左右差で直進性を改善することは普通に行われています。(これも、いわゆるサスペンション・セッティングの一つであり、レーシングカーの様な精密なクルマでも行われています。市販車では・・・具体的な車名は言えませんが・・・左右のキャスタ角の差を0.5deg以上も付け、それを直進性の市場クレームに対する改善手段としているクルマもあるほどです。)
 このアライメント調整は、ホントは『走っては調整し、走っては調整し』を繰り返さなければなりませんが、慣れているメカニックの方なら一度か二度の調整でベストなセッティングを出されるでしょう。アライメントを計測されるショップでよく相談してみてください。アライメントの修正に独自の工夫と見解を持っているショップなら、『アライメントを調整した結果直進性が悪くなった』という状況を見過ごしはしないはずなので、ハンドル偏向性がガマン出来るレベルまではアライメントを調整してくれると思われます。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/15 08:44

他の方のおっしゃるとおり、同サイズのタイヤであっても、磨耗したタイヤから新品タイヤに交換してもアライメントは狂います。


足回りがゴムブッシュでなく全てピロボール化されていればほとんど変化はないかもしれませんが・・・。

タイヤショップの店員さんのアドバイスは、もっとも経済的で親切なものであったと思います。今、とても後悔されているとのことですので、高い勉強代と思って今後に役立ててください。
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この回答へのお礼

おっしゃるとおり、店員さんのアドバイスはとても親切なものでした。そうですね、勉強代を支払ったと考えます(苦笑)。

お礼日時:2008/08/14 23:27

アライメントとは何でしょう。

ほとんどが車両装着されたタイヤと路面の相関関係を数値にしたものですよね。ということはサイズが同じタイヤでも磨耗度合いによって値が変わってくるのは当然のことです。

ちなみに新車でアライメントが取れていても、走行しているうちに各ブッシュのヘタリや馴染み、タイヤの磨耗などによって変わっていきます。さらに言えばアライメント測定時の燃料の量や積載されている荷物などを考慮していますか?車両整備解説書にはそこまで記載してありますし、アライメントとはそこまで微妙なものです。
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この回答へのお礼

 さらに言えばアライメント測定時の燃料の量や積載されている荷物などを考慮していますか?~
 いつもどおり荷物を積んだまま調整していました。微妙なものなのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/14 23:23

縁石にヒット=アライメント調整 は大きな間違いです


変形部分の修理、交換後の調整が正解です

タイヤ交換でアライメント調整が必要なのではありません!
タイヤが偏磨耗している状態で正規のアライメント調整はできませんので新品タイヤに交換後アライメント調整を行うのです
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この回答へのお礼

タイヤが偏磨耗している状態で正規のアライメント調整はできませんので~
なるほど、同サイズであれば必要ないと思っていました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/14 23:20

アライメント自体走行でも変わってきます


タイヤ交換をしたということなら5mmから10mmは確実に変わるのでアライメントがずれて当然なんです

タイヤ交換する前のアライメントと交換した後のアライメントは確実に変わるのものなので
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この回答へのお礼

5mmから10mmでも変わるものなのですね。ありがとうございます。

お礼日時:2008/08/14 23:18

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