プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

フィギュアスケートが好きでよく見ています。

「スケーティングがうまい」と言われるスケーターは
スピードがある、ディープエッジ、イーグルやイナバウアーが上手等と言われますが
スケーティングの質が良くない選手は
上記のような滑りができないということなのでしょうか。

漠然としていますが、「スケーティングが上手い」の定義を教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

スケーティングが上手でなくても、スピードがある滑りをすることはできます。

速く滑るだけだったら、ただ左回りの円を回っているスピードスケート選手がいちばん速いわけですよね。 
フィギュアスケートで「スピードがある」と褒める場合には(難しいことをやっているのに)スピードがある、ということです。ジャンプを飛ぶ前後にスピードが落ちないとか、難しいステップを踏みながらスピードはキープしてるとか。ただ速くクロスで滑ってるだけでは「ランが多い」と言われるだけで褒められません。

イーグルやイナバウアーについては、生まれつきの股関節の作りによって、できるかできないかが決まるようで、スケーティング技術とは直接は関係ないです。スケーティングが上手な人は、イーグルやイナもやっぱり上手だったりはしますが。

ディープエッジというのはスケーティングが上手い人への褒め言葉で、スケートのエッジが、氷に対して直角に近い人はヘタ。(リンクに遊びに行くレベルの素人は、まっすぐ立ってしか滑れませんよね)
氷に対してエッジが鋭角になればなるほど「ディープ」で上手なんですね。その鋭角を素早く、細かく、右に左に自在に使い分けている人がスケーティングが上手な人、ということになります。

非常におおざっぱな説明ではありますが、いかがでしょう。
    • good
    • 1

更に、トリノ・オリンピックの女子の場合、各選手のスケーティング技術の評価点によりランキングすると次のとおりです。

(評価点 7.00以上の選手を総て列挙した。)
 
ショート・プログラム。 ( )内はSP順位、SP総合点。
1位:荒川静香 7.82 (3位、66.02)
2位:スルツカヤ 7.79 (2位、66.70)
3位:コーエン 7.75 (1位、66.73)
4位:村主章枝 7.39 (4位、61.75)
5位:コストナー 7.36 (11位、53.77)

フリー・スケーティング。 ( )内はFS順位、FS総合点。
1位:荒川静香 8.04 (1位、125.32)
2位:スルツカヤ 7.96 (3位、114.74)
3位:コーエン 7.75 (2位、116.63)
4位:村主文枝 7.54 (4位、113.49)
5位:コストナー 7.18 (9位、99.73)
6位:ロシェット 7.07 (5位、111.42)

もちろん、スケーティング技術の評価はフィギュア・スケートの多くの評価のうちの一つに過ぎませんので、これのランキングが即実際の順位というわけではありませんが、これらを比較すると明らかに高い相関性があります。すなわち、スケーティング技術が高く評価される選手は概ね高い順位を占めているようです。また、トリノ・オリンピックでの荒川静香選手はスケーティング技術の評価点から見る限り、決して、他の選手が失敗したので実力も無いのに運良く優勝したわけでは無いことがわかります。
    • good
    • 4

男子の場合:


国際スケート連盟(ISU)の競技会において、この定義に基いて実際に評価された、スケーティング技術(スキル)(SS)の評価点により、各選手の自己ベストでランク付けして見ると、次のようになります。
もちろんこれは各選手の自己ベストであるので、順位は常に成立すると言うわけではありませんが、ISUの現在の判定基準において、スケーティングが上手いとされる選手の目安にはなると思います。

条件:2006/2007シーズンおよび2007/2008シーズンの期間のGPシリーズ、ヨーロッパ選手権、4大陸選手権および世界選手権での結果による。

1位: 高橋大輔 8.29 (2008 4大陸選手権 FS)
2位: ブライアン・ジュベール 8.05 (2006 GPファイナル FS)
3位: ステファン・ランビエール 7.95 (2007 GPファイナル FS)
4位: トーマス・ベルネル 7.93 (2008 ヨーロッパ選手権 FS)
5位: ジェフリー・バトル 7.89 (2008 世界選手権 FS)
6位: 織田信成 7.80 (2006 GPS-NHK杯 FS)
7位: ジョニー・ウェアー 7.79 (2008 世界選手権 SP)
8位: エバン・ライザチェク 7.75 (2008 4大陸選手権 SP)
9位: パトリック・チャン 7.35 (2007 GPS-フランス大会 FS)
10位: セルゲイ・ボロノフ 7.21 (2008 ヨーロッパ選手権 FS)
    • good
    • 1

スケーティングの定義の説明を聞いても、学術的すぎて却ってイメージし難くなるとおもいますので、国際スケート連盟(ISU)の競技会において、この定義に基いて実際に評価された、スケーティング技術(スキル)(SS)の評価点により、各選手の自己ベストでランク付けして見ると、次のようになります。


もちろんこれは各選手の自己ベストであるので、順位は常に成立すると言うわけではありませんが、ISUの現在の判定基準において、スケーティングが上手いとされる選手の目安にはなると思います。

条件:2006/2007シーズンおよび2007/2008シーズンの期間のGPシリーズ、ヨーロッパ選手権、4大陸選手権および世界選手権での結果による。
1位: 浅田真央  8.00 (2007世界選手権 FS)
2位: キム・ヨナ 7.89  (2007 世界選手権 FS)
3位: キミー・マイスナー 7.71 (2007 世界選手権 FS)
4位: カロリーナ・コストナー 7.70  (2007 GPファイナル FS)
5位: 安藤美姫 7.68 (2007 世界選手権 FS)
6位: 村主章枝 7.50 (2006 NHK杯 FS)
6位: 中野友加里 7.50 (2008 世界選手権 FS)
8位: ジョアニー・ロシェット 7.30 (2006 スケート・カナダ FS)
9位: エミリー・ヒューズ 7.25 (2006 4大陸選手権 FS)
10位: アリッサ・シズニー 7.00  (2006 スケート・カナダ SP)
10位: サラ・マイヤー 7.00 (2007 フランス大会 FS)
    • good
    • 0

補足説明:


イーグルやイナ・バウアーはスケーティング技術の定義にも評価基準にも規定されていませんので、それをしないことで選手のスケーティングの質が低く評価されることはありません。 しかし、それをしたならば、それを上手にする選手はその技を可能にしている、エッジを使いこなす力や技術の正確さや無理の無い滑走といった面で間接的或は主観的に高めに評価されるかも知れません。(下手な選手はその逆に)
    • good
    • 1

補足説明:


なお、構成点の10段階の採点は、ポイント毎に、1.00:大変劣っている、2.00:劣っている、3.00:弱い、4.00:まあまあ、5.00平均、6.00:平均以上、7.00:良い、8.00:大変良い、9.00:優れている、9.75および10.00:抜群、を意味しています、さらに、それぞれへの0.25刻みの加算は双方の中間を意味します。

参考文献: ISU Communications No.1284, (2004. 8.23).
Page.33  Skating Skills

ただし、この文献で「スケーティング技術」に関しては構成点の10段階を一枚のシートで図示しているのみで詳しい説明はありませんのでURLは省略します。 また全38ページのうち32ページまでは技術要素点に割かれているが、これらは、後日すでに改訂されています。
    • good
    • 1

補足説明:


URL欄に記入したらアドレスが分離してしまい、上手く再現できませんので補足します。

参考文献; ISU Judging System: 08A Program Components Explanations.(2004.07.31) 
http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11 …
    • good
    • 1

「スケーティングがうまい」の定義とは、ISU(国際スケート連盟)の定める、「スケーティング技術(スキル)」の質の定義に該当すると思われます。



ISUは次のように定めています。(シングル・スケートについてだけ説明します)

スケーティング技術

定義: 全体的なスケーティングの質つまり、エッジ、ステップ、ターンなどのスケーティングを駆使する力と技術の明確さとスピードを加速したり、変えたりする無理の無い力の使用により表現される氷上でのエッジ・コントロールと流れのことである。

評価基準: 
・バランスとリズミカルな膝の動作と足運びの精度 
     リズムと強さときれいな蹴りと傾きの効果的な使用とでブレードに安定した滑走を作っているか、そして体重の楽な移動により無理なく、加速しているか。
・ディープ・エッジとステップとターンのクリーンさと確実さ
    スケーターはクリーンで良くコントロールされたカーブとディープ・エッジとステップを見せているか。   
・力とスピードと加速の多様な使用
    多様は段階的で、そのいくつかは微妙かもしれません。 
・多方向へのスケーティング 
    前方と後方および両方向への回転を含む時計方向と反時計方向の総ての方向へのスケーティング。 
 片足スケーティングの熟達
    両足でのスケーティングを使いすぎないこと。 


審査員はこの定義と評価基準に基き、0ポイントから10ポイントまで、0.25ポイント刻みでスケーティング技術を評価します。
この評価については、ジャンプやステップやスパイラルなどの要素点の場合ほど明確な基準は無いので、審査員の知識と経験と研鑽に頼る部分が大きいと思います。


参考文献; ISU JS: 08A Program Components Explanations.(2004.07.31) 
参考URLのとおり

参考URL:http://www.isu.org/vsite/vfile/page/fileurl/0,11 …
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!