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エリクソンの発達課題というのを最近目にして驚いている者です。
ずぶのど素人ですが簡単に易しく教えていただけたらお思います。

この発達課題を不成功のまま時期がどんどん過ぎていったらどうなるのですか?

この不成功の項に書かれている大部分の感情が自分には強く昔からあるのですが、この心理的側面というのはこのように認識できる感情のことでしょうか?

よく分からないのですが、学習期間が決まっていることから、とても焦りを覚えるのですが。

発達障害とここでいう発達課題とは関係ありますか?

A 回答 (2件)

「幼児期の発達課題をクリアーしていないので、どうしようもないことか」という補足に対して回答します。

結論から先に述べれば、ある程度「修復可能」だと思います。躾し直しはできると思います。定期テストの前に頭痛・腹痛を訴える不登校傾向の女子高生の原因は分かりませんでした。ただ「甘えたいときに甘えられなかった。」と一言漏らしました。それで、母親の対応を変えるようにしたら高校を無事卒業し、大学進学できました。

躾し直しといっても、自我の芽生えたひげ面の青年を母親が抱っこしてやると言っても、あまり効果はないと思います。幼児期は、母子関係が重要です。その関係において「信頼」という発達課題を獲得します。矛には母性が必要ですが、母性というと女性というイメージがあるので似たような言葉で、父性原理、母性原理というものがあります。父性原理は理性によって、物事に対して厳しく対処していきます。母性原理は何事にも対して受容し、暖かく包み込みます。これらは、男性女性どちらにも同様に存在します。
ですから、思春期以降の躾直しは母親でなくても良いと思います。友人、恋人、上司、先輩などが援助資源になると思います。ユングは、人種、時代を超えた母性原理としてグレーとマザーという元型が各々の無意識の世界に存在していると述べています。そのユングもフロイトに出会ったときに、フロイトは父親のような存在だと述べています。

出会いというのは、大切だと思います。それは人だけでなく、書物も同じだと思います。私もエリクソンは最初は、知識として知っていました。しかし、人生の黄昏時期になって再びエリクソンを読んで、自我の再統一ということと現在の自分との一致に驚きました。質問者も、同じだと思います。それを元にしてどのように生きていくかが問題になっていくと思います。

今後そのような出会いを求めていく必要があると思います。そのような出会いがない場合は、カウンセリングを受けると言うことも一つの手だと思います。しかし、カウンセラーにも得手不得手があるのでエリクソンを理解している人と出会えればいいのですが、そうでない場合はとんちんかんな方向へ行く場合があります。
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最初の質問の「発達課題が不成功のまま・・・」ということですが、エリクソンはその時期の発達課題を達成できなければ、その次の発達課題に行き着くことはできないと言っています。

ですから発達課題が達成できなかったら、そのところに停滞と言うことになると思います。

2つめの質問の「認識でき感情か」ということですが、私の経験からするとただぼんやりとおかしいなと認識できると思います。私事になって恐縮ですが、定年をあと10年というときに黄昏症候群に近い感情に陥りました。黄昏症候群というのは夕暮れ時を黄昏といいますが、日没ちかくなると「ああ今日も1日終わったな。」というメランコリーな状態になります。それを人生に例え、初老時期にメランコリーな状態を黄昏症候群と呼ばれています。定年まであと10年どのように生きていくか悩みました。
そんなとき幼児の発達課題を調べていると、熟年期の発達課題として今まで生きてきた人生を振り返り、これでいいのかと改めて考えることと書かれていました。それを熟年期の発達課題として「自我の再統一」と呼ばれています。これを読んだときには、なるほどと思いました。エリクソンを知らない人は、発達課題をクリアーできないかというとそうではないと思います。知らず知らずのうちに、解決していると思います。それは、ただ漠然と解決するのではなく、読書、友人や先輩などの語らいなどからその解決方法を見いだしていると思います。

3つめの「学習時間が・・・」はよく分かりませんので、パスします。

4つめの発達障害と発達課題ですが、全く異質のものです。発達障害というのは器質障害と呼ばれるもので、発達過程において脳自身に何らかの障害が起こり知能の発達が阻害されるものです。発達課題の未解決による問題行動は、心因性と呼ばれるものです。抽象的なので例を自動車で例えると、発達障害は自動車の部品が故障して動かないというものです。心因性の場合は自動車の部品には故障がないが、その部品の動きが悪くて動かないというものです。

この回答への補足

hipotamaさん回答ありがとうございます。
わかりやすかったです。
私の場合どうも幼児期の発達課題をクリアしないまま今に至っているようです。
どうしようもないことなんでしょうか。

補足日時:2008/08/30 23:53
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