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 学生のころ授業できいたのですが出典がわかりません。
 
 井原西鶴が源氏物語についてある花魁に質問をしたところ、その花魁からは質問の答えはなくただ湖月抄の版本が渡されてきました。
 それで西鶴は近頃の花魁は情けない、花魁ともあろうものならちゃんとした名のある公家の手による源氏物語の写本をもっていて、質問に
すらすら答えられて当然なのに、と憤慨したそうです。

 おもしろいエピソードなので出典をちゃんと確認したいと思いました。ご存じの方お教えいただければ幸いです。

A 回答 (1件)

まず、井原西鶴が「花魁」などという単語を使うわけはないと思いますが。


「花魁」という単語は現代だと遊女の名称として一般的かも知れませんが、西鶴の時代には「遊女」が基本。もし西鶴が会えるとしたら「太夫」で精一杯じゃないでしょうか。
なので「花魁」なんて単語が出てくる時点でかなり眉唾なお話です。
面白いエピソードにきこえるかもしれませんが、出典を見つけてもおおかた嘘くさいと思いますよ。

大体井原西鶴については史実でほとんど判っていません。作家のエピソードが詳細に残されるようになるのは実録が盛んになって以降です。

ちなみに、源氏物語と西鶴の関係も、「湖月抄すら読んでいたか怪しい。」という説が有力です。ちゃんと読んでいたと言っている学者は少数です。
そんな西鶴が質問者様のおっしゃるような発言をしていたとしたら…とても残念な人ですね。
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この回答へのお礼

 そうだったんですか!
井原西鶴についてはほとんど知らないもので、大変勉強になりました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/09/07 22:32

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