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夏目漱石の「こころ」を買おうと思うのですが、新潮文庫と集英社文庫の二種類があってどちらにしたらいいか悩んでます。
どちらの方がいいですか?
また何か違いはあるのでしょうか?
教えてください、お願いします。

A 回答 (3件)

もうすぐ50歳になるオジサンです。


漱石は、明治・大正・昭和・平成・・読み継がれている代表的な作家で、早い年齢で出版社はどうであれ「こころ」を全篇一冊読み通すと言うのは、とても良い経験になるでしょう。国語の教科書等に部分的に掲載されていたり、作品解説を目にすることも多い小説ですが、通して読み終えると全く印象が変わると思います。私も初めて中学生の時に読んで以来、人生の節目、失恋・就職・入院・・・の時に読み返し、その都度新たな発見をしています。テーマは思った以上に現代的で、今の役者さんや歌手の方で、ドラマや映画にしてもおかしくありません。

さて、文庫選びですが客観的な部分で、当然各社毎に紙の質、文字のポイントの大きさやフォントの種類、一行の文字数・各頁の行数などレイアウトが異なります。
作品の理解を手助けする「注書き」「註釈」も出版社毎に相違があります。対象に選ぶ語句もそうですが、頁毎に解説も表示しているものもあれば、本編の後にまとめて数頁に渡り解説しているものもあります。
また、作品当時の写真や年表、地図などを巻頭に掲載しているものもあります。私が中学生の頃は東京には雑司が谷・早稲田・谷中辺りを歩くと、明治の面影を残す建物や、風情ある町並みがまだまだありましたが、「こころ」のように100年近く前の時代が舞台の場合、今の読者が作品のイメージを掴むのに役立つと思われます。

ところで、皆さんの話題になっている有名漫画家やイラストレーターの表紙絵ですが、私などは相当違和感を覚えます。インパクトが強すぎて、売上は伸びるかもしれませんが、小説自体に変な先入観と言うか色をつけてしまうような気がしまうので、古典と云われる作品には向かないと思います。大きな書店でないと取り扱いがありませんが、岩波文庫緑ラベルの漱石作品は全作品統一(ハード版の布表紙全集を模している。)のカバーになっています。

以上、長々書きましたが意外と本の装丁とか文字組って気になって、買ってはみたものの、しっくりこなくて読まなかったということがありますね。
どうぞ、手に取って数頁読んでみて、読みやすいモノをお選び下さい。
沢山の良書と出会いますように。
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こんばんは、高校生のものです。



私は集英社の、表紙が漫画家さん(デスノートを書いていた人)の本を買い、読みました。
新潮文庫のとも迷いました。最初に答えて下さった方のとうり、白を基調としていてシンプルで綺麗でした。
それに今は読みやすいように、と文の色がオレンジだったりの横書きの「こころ」もあるそうです。(出版社はわかりません、すみません。)

中身はさほどかわりは無いと思います。
表紙などが違うだけだと思います。(違いましたらすみません。)
なので、表紙で決めるのも手だと思います。
参考までに、新潮文庫・集英社・横書きの「こころ」の表紙のリンク先を載せておきます。

横書き→http://akasaka.keizai.biz/headline/43/
集英社(私が購入した本です。)→http://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%93%E3%82 …
新潮文庫→http://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%93%E3%82 …
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私は数年前に集英社の「こころ」を購入しました。

作者や妻の写真、実際の原稿、モデルとなった場所などの写真や解説が豊富で、作品にリアリティをもって読むことができました。
新潮文庫の「こころ」は買わなかったのですが、新潮文庫の太宰治の「人間失格」を、装丁の美しさと中身のシンプルさで買いました。そこで最近集英社から出された「人間失格」を少し見てみたのですが、やはり集英社の「こころ」と一緒で写真や解説が豊富でした。
私の経験から言うと、新潮文庫はシンプルで、作品そのものを楽しむといった感じです。集英社は作者や時代背景も含めて、といったところでしょうか。でも私が購入したのは数年前なので、現在は少し内容も変わっているかもしれません。あくまでも私の経験をもとにしているので、ご参考までに。
(最近集英社は漫画家さんの書いた表紙の「こころ」や「人間失格」などを出しているようなので、その点も参考にしてみてはどうでしょうか。)
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