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塩酸と水酸化ナトリウムを中和させて塩化ナトリウムを作ります。
この塩化ナトリウムを精製する方法としては、どのような方法がありますか?

また、もっと水溶性が強い物質の精製はどうやってやるのが一般的でしょうか??(でも物質によっても変わりますよね)

A 回答 (2件)

こんにちは。


どういうレベルまで精製したいのか不明ですが、一般的な塩酸と水酸化ナトリウムの中和反応では、塩酸を少し過剰にして蒸発乾固します。
塩酸を過剰にするのは、逆だと、水酸化ナトリウムが残存し、蒸発乾固後水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムが残るからです。
塩酸は蒸発乾固で塩化水素として飛んでしまうので残りません。

塩化ナトリウムは800度まで融けませんので、赤熱する程度まで加熱精製する事ができます。
この温度では有機物は酸化除去が可能ですね。
これを再度純水で溶解後、濾過して蒸発乾固すれば残存した炭などの不溶解物も除去可能です。
また飽和溶液で沈澱を洗浄すれば、微量に混合してる他のイオンなども溶解除去可能です。

塩化ナトリウムでは、温度による溶解度変化がすくなくこれを利用した再結晶法がつかいにくいので、この程度だと思います。

精製法は、目的の物質、入ってる夾雑物、目的物濃度、量、許容できる純度等によっていろいろな方法が使われますので、一概にこんな・・とは言えないですね。
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一般に結晶性が良い物質の精製には再結晶が適用されます。



再結晶は「温度の変更」「溶液の濃縮」「溶媒の混合」等により目的とする物質を優先的に析出させる操作です。

食塩の場合は「溶媒の混合」が最も簡単であり水溶液にメタノール等を添加するだけで充分に純度の高い結晶が獲得できます。
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