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パ・リーグでは西武とオリックスが好調です。共通しているのは、目に見えるような金をかけた補強はしていないということです。

西武好調、特に打線が好調なのはコーチ陣が「結果を恐れずフルスイングすることを指導したからだ」といわれています。しかし、これが高校や中学のチームならまだしもプロ野球選手が「思い切ってフルスイングしろ!」で好調になるなら私だってコーチができそうです。しかも渡辺監督はコーチとしての実績もあるわけではなく、監督としての力量は未知数だったといえるでしょう。経験豊富な黒江氏がヘッドコーチをしていますが、おじいちゃんですしかつて在籍したチーム全てでいつも上手くいったわけでもありません。

一方、オリックスの大石監督がコリンズ前監督からチームを引き継いだときその状態はボロボロでした。確かコリンズ退団直前は6番以降の平均打率が2割程度だったとかで、それを新聞で読んで当時は「それじゃあ勝てないよなあ」とコリンズ氏に大いに同情したものです。
しかし現在はその打線が好調。しかもローズ、カブレラの大砲頼みではなく、積極的に機動力を使ったり細かい野球もしているとか。コリンズ氏が退団したとき「コリンズ監督は機動力を中心とした細かい野球を目指したがチームからはローズやカブレラ、清原といった大型選手ばかり補強されて思うようなチーム作りができなかった」といわれましたが、今のチーム状態を見るとやはり単純に前監督はへぼだったのではないかと思わざるをえません。

この両チームの好調の原因はなんでしょう?特に両チームのファンの方々から見て「以前に比べてどう変わったように見えたか」に興味があります。

A 回答 (5件)

オリックスファンです。



監督は結果論だと思います。当然結果には原因があると思いますが、その原因を特定することは難しいですし、監督にすべての原因があるわけではありません。

一応コリンズ監督を擁護すると、辞任当時(5/21)、ラロッカ.169、濱中.224、カブレラ.229、 大引.206、後藤.243とレギュラー陣が低打率にあえぎ、投手も開幕ローテの中山、光原は炎上し即2軍行き、開幕投手の金子は防御率4.643、オリックスの柱である川越が5.523と崩れました。更に平野、デイビーとここ数年投手陣を引っ張っていた選手も怪我となり、やりくりに戸惑ったはずです。勿論若手の坂口の急成長、打撃強化の日高の好成績、中継ぎだった小松、山本の躍進があったのも事実ですが、頭を抱えたのは間違いないでしょう。

この中で20勝27敗だったのだから、個人的には、そこまで貶されるような監督手腕だったとは思えません。

他の回答者様のおっしゃるように、対話しない、練習の制限、等で、選手側に不満があったのは間違いないでしょうが、上記の理由からコリンズの監督手腕が酷かったとはあまり思えません。

大石監督は、コリンズ監督のヘッドコーチだったので、悪いところを修正し(対話、2軍視察、練習)、チームの状態をよい方向に持っていっていると思います。またNO3の方もおっしゃるように2軍監督を経験しているのも大きいのではないでしょうか。

具体的には選手起用はバランス良く、ベンチの選手のモチベーション低下を防いでいますし、足の使える選手も積極起用し、長打重視からバランス重視に脱却できていると思います。しかも軸となる選手が軒並み好調で、これは対話の結果なのかな、と思います(結果論かもしれませんが)。
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この回答へのお礼

ファンからの回答ありがとうございます。

おっしゃるように、コリンズ前監督が辞任したときのチーム状態を新聞で読んで、「こりゃあ辞めたくもなるわなあ」と同情しました。しかし、いくらなんでも辞任後の驚異的な快進撃を見ると野村監督の言葉を借りれば「勇将の下弱卒なし」と思わざるを得ないのは事実かと思います。なにしろ、戦力補強なんざほとんど皆無ですからね。
オリックスのルーツは阪急ブレーブスですが、バファローズは近鉄時代からよくわからぬ爆発力(大阪弁でいうところの「あかんたれ」)がありました。大石監督はバファローズ出身ですから、そういうDNAを持っているのかもしれないですね。

お礼日時:2008/09/17 00:19

パリーグについてはどこのファンということもないのですが。



>プロ野球選手が「思い切ってフルスイングしろ!」で好調になるなら私だってコーチができそうです。

そうですね。でも監督・コーチにとって重要なのはフルスイングさせること自体ではなくて、フルスイングできるようにするためにはどうすればいいかであって、それを西武はしっかりと考えているという事です。
フルスイングして軸がぶれないようにするための体力強化ももちろんですが、同時に相手投手や捕手の配球傾向をスコアラーが分析し、こういう場面ではこういう球種が多いといった情報を捕手出身の大久保打撃コーチが指導している、というのも大きな要因です。ある程度配球を読めるからフルスイングしていい結果が出るわけです。
同時に恐らくホームランだけを狙うような考え方はさせていないと思います。それをしないとただの扇風機になってしまいますから。
西武打線が好調なのは、練習面、情報面、考え方の3つを選手が納得する形で指導しているからでしょう。

オリックスの場合は球団幹部の思惑と監督の目指す野球が違ったのでしょう。ただし現在の一発ばかり狙っていないカブレラやローズを見ていると、これも大石監督がコミュニケーションを重視して選手の意識付けをし、うまく選手を操縦していると言えるのではないでしょうか。

今年のオリックスは、外人監督だから外人選手を操縦できるだろうとか、大物選手が多いから監督も大物でないとだめだろうと考えるのは大間違いだという証明をしてくれました。結局監督というのはいかに選手を気分よくプレーさせて実力を最大限発揮させるかで力量が問われます。名前だけ有名な監督ではダメだということですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>名前だけ有名な監督ではダメだということですね

まったく、そのとおりです。最近だいぶそういうふうになりましたが、まだまだ「世間の認知度は高くないが優れた力量を持つ指導者」に対する評価が足らないような気がします。上田監督なんて方がいましたけどね。
早く日本もメジャーのように「選手としての評価と指導者としての評価は別」になってほしいものです。それにしてもすごいよ、大ちゃん。

お礼日時:2008/09/15 21:47

だって、戦力が替わらないのに、ここまで劇的にチームを変えたというのは監督の差です。


コリンズは言うまでもなく人格に問題ありでした。対話しない、選手の意見は聞かない、選手をけなす、ほめない、二軍を一度も見なかった、昨年の契約更新でほとんどの選手からコリンズへの不満があった、など、監督としてどうこうよりも、人間としてどうなんだという欠陥人物でした。
伊東前監督はとにかく暗い、チーム全体がどんよりした空気。
両方とも「監督のために頑張ろう」という雰囲気があるどころか、逆に「早くこの監督辞めないかな」と思っていたでしょう。
交代した大石監督、渡辺監督(デーブ大久保コーチも)はとにかく明るいということ。チームの雰囲気がよくなり、監督を胴上げしようという意欲が出てきたのではないでしょうか。
また両監督に共通しているのは二軍監督の経験があること。若手の能力から性格まで知り尽くしているし、二軍選手の気持ちを痛いほど理解しています。若手の抜擢も思い切って出来ます。
阪神・岡田監督、近鉄時代の梨田監督も二軍監督から昇格して、二軍で自分が鍛えた選手を中心にして優勝しました。
二軍監督から昇格したら、監督としての采配の基礎が出来ている上に選手個人の特徴も知り尽くしているので、いい監督になる早道と思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

コリンズ氏はタレントの女の子?を連れて帰りませんでしたっけ?何しに来たんだろうなあ。というか、それでもメジャーで豊富な経験はあったはずなんですよねぇ。いわゆるカルチャーショックを乗り越えることができなかったんでしょう。

お礼日時:2008/09/15 21:43

西武の場合は確かに監督・コーチの存在が大きいです。


大久保打撃コーチが主導してアーリーワークというのを日課として行なっています。
これはデイゲームのときは7時からの早朝練習らしいです。
そこでは昨日の試合で見えた課題を個人で取り組んでいるようです。
それによって選手たちの自主性を養っているのではないでしょうか?
練習量も増えるので、フルスイングしろという指導がいい形で
チームの力になっているのだと思います。
渡辺監督の場合は一軍監督の前に二軍監督をし、
そのときに今の西武の主力である片岡や栗山、中島、中村らを指導していて、
それもあって信頼関係も出来上がっているといいます。
渡辺監督の指導力は高いと思います。
過去に台湾でコーチ兼選手としてやってました。
言葉の通じない選手への指導はいい経験として今役立っていると思います。
監督・コーチ陣のそういった取り組みが大きな力になっているんでしょう。
ついでにですが、伊東前監督のときには今のようなまとまりはありませんでした。
伊東に関しては悪いうわさが多く、
ミーティング中も競馬新聞を読んでいるほどのギャンブル狂だとか。
そこを比べると今年のチームには監督・コーチ・選手のまとまりがあります。
金に関しては確かにあまりかけていません。
しかし、西武はいつも結構当たりの外国人を連れてきます。
ブラゼル、ボカチカともに活躍してますし。
過去ではマルティネスやカブレラも。
そこに二軍の選手を地道に育ててきたことが加わっていい効果を発揮しているんでしょうね。


オリックスの場合は、コリンズはメジャー流トレーニングで、
練習中も球数制限や時間制限を作り、自主練も禁止だったそうです。
そしてコミュニケーションすらとらないことから、
トレーニング不足、監督との確執、モチベーションの低下が原因となり、
大きく負け越していたのでしょう。
大石監督になってからはそれらを撤廃し、
自主性を重んじる方針に切り替えたことによって
選手たちが本来の力を取り戻し、モチベーションも上昇。
今までたまっていた鬱憤を晴らすように爆発しているんでしょう。
オリックスに詳しいわけではないですが、
そういったところが大砲と機動力がかけ合わさり、
今の好調を生み出しているんだと思います。

西武ファンなので、かなり偏った視点になってしまいましたが参考までに。
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この回答へのお礼

西武ファンからのご意見ありがとうございます。

渡辺監督は現役末期にヤクルトに来たことがあったのですが、そのときの態度は批判されました(必死さがないとかどうとか)。そのため私はあんまり彼に対する評価って高くなかったんです。台湾の恵まれない環境で野球をやっていい意味で変化したんでしょうね。

それにしても伊東監督はうまくいきませんでしたね。黄金時代を支えた人ですから、上手くやるんじゃないかと思いましたが、伊原、石毛、伊東と西武黄金時代を支えた人たちは(渡辺監督もそのひとりですが)どうも指導者として成功しませんね。
そもそも伊東監督は無理やり引退させられた上、有無をいわさないような形で監督をやらされたようなものですからちょっと同情するところもありますね。私は、西武グループの体質をよく知っていますから余計です。

お礼日時:2008/09/15 21:39

私が思うに、監督が替わったことでチームが活性化したのではないでしょうか?


前任監督に使ってもらえなかった選手は、ここぞとばかり張り切るでしょうし、前任監督に重用された選手も、ここで干されてはかなわないってことで、必死になるのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

確かに、そのとおりですね。

お礼日時:2008/09/15 21:31

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