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自衛隊は世界最高レベルの戦力を保有していますが、実戦経験がないという弱点があります。軍事組織にとって実戦経験とはどれぐらい重要な地位を占めているのでしょうか?

A 回答 (6件)

日本の防衛は、まず海や空で行われます。


こうした作戦の場合、どの程度の国が実戦経験があるのでしょうか?むしろ、海軍や空軍にはろくな訓練を施していない国の方が多いと思います。
確かに陸上戦は貧弱なゲリラ戦を含めれば、あちこちでやっています。兵士を鍛えるだけなら、簡単でしょう。しかし、航空戦はアメリカ軍やロシア軍ぐらいしか、十分な経験がありません。海での戦いとなると、アメリカの独壇場でしょう。(イギリスとアルゼンチンも1980年代にドンパチやりましたが、両国がアメリカに勝るとは思えませんし、)
また、海や空の戦いは、科学技術力の要素が大きいですよね。レーダーやセンサーで索敵して、ミサイルを敵に命中させるのです。訓練による経験でも、相当役に立つはずです。

訓練の頻度やレベルでは、自衛隊は中国や北朝鮮よりも密度が濃いはずです。燃料代もかかるし、艦船や航空機はある程度稼働させると整備点検や補修が必要です。自動車の車検と違い、軍事装備の点検整備には時間がかかり、そうライフサイクルにおける稼働時間の比率は意外に低いんです。そうなうと、装備の信頼性や耐久性が、実動戦力に響きます。

それに、海上自衛隊は実は旧日本海軍の伝統を受け継いでいます。それは技術面においてもです。たとえば、掃海のノウハウ、艦船のダメージコントロール(敵の大砲を食らっても、被害を最小限にとどめて、戦闘を継続したり、帰港して修理を受ける技術)、またダメージコントロールを最大限に引き出せる艦船の設計思想などです。

航空自衛隊はF-X問題が長引いて心配ですが、しかしパイロットの訓練時間の長さは十分ですし、戦闘機の稼働率も世界トップクラスです。また、レーダーの性能やミサイルは、すでに述べたように勝敗を分ける重要な要素ですが、電子産業が得意な日本はこうしたアビオニクス(航空電子)でも高い技術を持ち、独自の装置やミサイルも開発しています。

さらに、自衛隊はリムパックやレッドフラッグなど米軍やその同盟国による共同訓練、在日米軍との連携も図っています。陸上自衛隊も、アメリカに行って火器の性能試験や訓練を行うことがあります。その中で、米軍から現代の戦闘におけるノウハウも吸収しているはずです。

油断は禁物ですが、そう心配することもないと思いますよ。
ただ、ゲリラ戦やテロは、自衛隊だけではなく、警察や地方行政、社会の対応能力も問われるので、こちらはやや不安ですね。東京は、石原都知事がその辺の心配をしていて、自衛隊を街中に出させて、訓練を実施しているみたいですが。。。。
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>以前民間の船が事故か何かで爆破、沈没させる。


>ということで自衛隊が練習として短魚雷を発射し爆沈
>しようとして、四本撃って二本はずした。

 この件に関しましては,兵器の本来の使い方ではない使い方をされたためであって,実力を測る目安としては適当ではないように思われます.
http://mltr.ganriki.net/faq05j.html#14066
を参照していただけると幸いです.

 自衛隊の実力ですが,
http://mltr.ganriki.net/faq05b.html#04620
を一読いただければお分かりのように,「戦ってみなければわからない」というのが正解かと存じますが,他方,予算面で考察するならば,

>この限られた防衛費で整備できるのは,「中ぐらいの国」の軍事力がせいぜいなのです.

ということになり,この評価が目安としてはちょうどよいのではないかと存じます.
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以前民間の船が事故か何かで爆破、沈没させる。


ということで自衛隊が練習として短魚雷を発射し爆沈
しようとして、四本撃って二本はずした。
とか聞いた覚えがあります。
停止目標への発射ということで実戦とは違うでしょうが、
それでも実際にやってみないことには実力を測れないだろう、
と思います。
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実戦経験も大切ですが、日本の自衛隊は憲法の制約もあり、専守防衛、シビリアン・コントロールされているから、みだりに戦争を経験する訳にはいきません。


だから、訓練と規律が大切な要素となると思います。
戦場においても規律は大切です、某国のように非戦闘員を無差別に殺害し、女性を強姦のやり放題した規律のみだれた軍隊もいます。

また現代戦はハイテク兵器を多く使用するから、それを如何に迅速に使いこなすか、如何に味方と協力態勢を取れるか等、今まで行われた他国の戦争を研究し、色々な想定を考えた、たゆまぬ訓練の積み重ねが実戦に役立つものと思います。
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 実戦経験とは、ノウハウの積み上げですから重要だと思います。



 ただし、自衛隊の場合、米軍が実戦で得たノウハウ(役に立つ装備・役に立たない装備、敵の行動に対する有効な対処法と、それを踏まえた訓練等)を高い代価を払いつつも共有しています。

 経験豊富と言われる米軍でも、全ての兵士が戦場で殺し合いの経験を積んでいる訳ではない以上(と言うか経験しているのは少数派だと思います)、経験の有無よりも、経験から導き出されるノウハウの有効活用と軍全体での共有が出来ているかが重要だと思います。

 この種の情報の共有が高い次元で行われている事が米軍の強みであり、自衛隊も一定の範囲で共有対象に入っています。(というか、防衛上の情報を政府経由でなく、直接米軍に聞いたりする位ですから、かなり一体化しています…。)
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あんまり重要ではないと思います。

ゲリラ戦をやるのでしたらともかく、軍備が最高なら、勝率も勝手に上がると思います。
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