プロが教えるわが家の防犯対策術!

高校生や大学一二年生を対象に文学的文章(小説や物語など)を紹介したいのですが、できれば同じくらいの年齢の主人公が出てくる書籍を紹介し、その主人公の心情を実感してもらいたいと考えています。できるだけ多く紹介したいのですが、お勧めの本はありませんでしょうか。よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

こんにちは。

良かったら参考にして下さい。
●芦原すなおさん「青春デンデケデケデケ」「東京シックブルース」
 映画化された芦原さんの出世作です(直木賞受賞)。香川の片田舎(観音寺市)でベンチャーズに憧れる高校生男子の面白く切ない青春を描いています。「東京~」はその続きといった感じで、高校を卒業し東京の大学に進学した主人公を描いています。http://books.yahoo.co.jp/book_detail/18738529
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30746750
●井上ひさしさん「青葉繁る」
 最近読みました。井上ひさしさんってこんな爆笑青春記を書いているんだ!とビックリです。東北(宮城県)の伝統的名門高校の落ちこぼれ男子達の笑いとちょっとHな青春記です。時代は戦後すぐなのでちょっと古いですが、面白いです。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31997124
●金城一紀さん「GO」「レヴォリューションNo.3」「SPEED」
 「GO」は映画化されましたので既読かもしれませんが、在日の男の子の恋愛と親子関係などを描いた傑作です。「レヴォリューション~」はゾンビーズというメンバーのクールで個性的な高校生の男の子達の爆笑青春記です。「SPEED」は高校生の女の子が主人公で、少しゾンビーズが出てきます。3冊ともお勧めです。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31889822
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32112109
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31559370
●みうらじゅんさん「色即ぜねれいしょん」
 みうらさんの自伝的小説で、今度映画化されるようです。京都の仏教系の男子校に通っている男の子が主人公で、とある島はフリーセックスらしいという男子高校生らしい(?)噂を聞きつけて、ギター片手に乗り込みます。爆笑青春記で何度も笑えてお勧めです。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31902383
●浅田次郎さん「霞町物語」「活動写真の女」
 浅田さんの自伝的小説で、写真屋さんを営む家に生まれた主人公の高校生活を描いた話です。浅田さんらしく切なくホロリとする名品が詰まっています。「活動写真~」の方は京都大学に通う事になった学生の少し不思議な話です。映画がお好きなら気に入ると思います。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30746663
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31116265
●原田宗典さん「平成トムソーヤ」「十九・二十」
 「平成~」は天才的なスリの腕を持ちながら母親の過干渉に鬱屈した毎日を送る高校生の男の子の前に現れたスウガクとよばれる皮肉屋の男の子とキクチという可愛い女の子との間に繰り広げられる冒険の話です。後半はスピードがあって一気に読めます。「十九・二十」は著者の自伝的小説で、東京の大学(早稲田)に進学した著者の切ない青春物語です。親が破産したり夜逃げしたりしたのでそこら辺も書かれています。エッセイ「十七歳だった!」は一転して著者の爆笑高校生物語ですのでこちらも併せて読んでみて下さい。カバンを煮た話は爆笑でした。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/28362201
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/18759492
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19759740
●乃南アサさん「鍵」「窓」
 聴覚に障害を持つ高校生の女の子の物語です。兄弟とのすれ違いや障害があるという事などを悩む主人公にふとした事件が起こります。すれ違いに少し疑問を抱きますが、最後はホロリとします。「窓」は続編で、恋愛や他の聴覚障害者との出会いも描かれて主人公が成長した様が分かります。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19855636
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30555443
●森絵都さん「リズム」
 高校生の女の子が主人公です。従兄弟との関係や出来すぎるシッカリモノの姉との関係など色々ある中で、自分なりのリズムで生きていけばよいと気づくスローで優しい話です。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/09891687
●重松清さん「きみの友だち」「ビフォア・ラン」
 今の中高校生の心情を書かせたら重松さんは抜群だと思います。映画化された「きみの~」は高校生活だけの話ではなく、事故を負った小学生から大人になるまでの話です。その中で本当の友だちとは?という事は真摯に投げかけている小説です。「ビフォア~」は高校3年生のまさしく「飛び立つ前」の高校生達の話です。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32068539
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30453884
 
 長文失礼しました。良かったら読んでみて下さいm(__)m。

 
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山本文緒「きらきら星をあげよう」「野菜スープに愛をこめて」


元はコバルト文庫から出ていたものが、一般書籍として出されたものなので
普段本をあまり読まないような子にも読みやすいかも(女の子向けです)

リリー・フランキー「東京タワー」
映画やドラマにもなっていますしなじみがあるのでは。
ずっと高校生~大学生辺りなのではなく子供時代~就職まで描かれてはいますが…。

井上靖「夏草冬涛」「北の海」
古いものなので普段本を読まない人には面白くないかもしれませんが
旧制中学(今なら高校生くらい)で、奔放に少年期を過ごす男の子たちの姿です
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私のお勧めは、直木賞作家である山田詠美の「ぼくは勉強ができない」です。

ちょっと変わった男子高校生が主人公のライトな連作短編で、学校や家庭が主な舞台になっています。いわゆる成長物語なんですが、登場人物に捻りが利いていて楽しく読めました。
 リアルな今の十代の環境を表現しているとは言えないかも知れませんが、比喩の使い方などは天才的な作家ですし、わかりやすく文学的な内容を描ける人でもあります。そして、何と言っても面白いです^^)
 十代という年齢は、自分が何を考えているかを明確に意識し難い時期です。そして現代はそういう時代でもありますから、表面上は軽めに描かれていた方が、登場人物の心理を若者が自然に感じやすいのではないかと個人的には考えます。 
 質問者様は、教育関係の方かと推察しますが、文学に興味を持ってもらう為には、非常によい作品です。また、文学を通して、人間について考えてもらいたいということであっても、本作品はおそらく適しているでしょう。
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「名前探しの放課後」(辻村深月・講談社)高校生が、事前に同じ学校の生徒が自殺する、とわかったため、その自殺を防ぐために協力してつきとめようとするが……というストーリー。

ふつうの高校生の日常がうまくきりとられています。
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山田詠美『ぼくは勉強ができない』


http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4101036160.h …

竹内真『自転車少年記』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4101298513.h …

そして、時代小説なのですが
宮本昌孝『藩校早春賦』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4087474658.h …
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こんにちは。

私は一浪して大学に入ったのですが、その浪人時代に結構本を読んだので、紹介させていただきます。


・恩田陸「六番目の小夜子」
高校生が主人公で、結構ミステリー性が強いですが、高校時代を思い出して楽しかったです。

・恩田陸「夜のピクニック」
これも高校3年生が主人公ですが、これを浪人時代に読んだ時、本気で「高校3年生の時に読みたかった!!」と思いました。
高校最後の、友達との大切な時間を思い出します。大好きです。

・竹内真「風に桜の舞う道で」
これは、浪人生の男子寮の話です。浪人生って・・・私もそうでしたけど、ずーーーーっと机にかじりついているわけじゃなく、友達との楽しい時間がたくさんありました。
それを、うまく描写されていて、この本もとても好きです。

・村上春樹「ノルウェイの森」
これは・・・大学1年の時に、英語の先生に「今の君たちの年代の話だから、今読むと良いよ」と勧められて読みました。
私は・・・・上記の作品ほど「好き!!」とはならなかったです(笑)

まぁ・・・こんな感じでしょうか・・・。
私は「夜のピクニック」が1番好きですね(^-^)
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純文学ということですか? であれば



『GO』金城一紀
『69』村上龍(ただし、若い読者は内容を誤解しがち)
『時計じかけのオレンジ』アンソニー・ バージェス
『レス・ザン・ゼロ』ブレット・イーストン・エリス

あたりでいかがでしょう。
全部、主人公が男性ですが、読書が進まない女性である私に、すっと入ってきました。といっても、私は40代。ただし、『時計じかけ~』は、高校生の時に初めて読み、当時、読破した数少ない小説のひとつです。

女性には『キッチン』など吉本ばなな作品や村上春樹が受けるのかもしれませんが、わたしは、どうも。

ちなみに、今の若い人にはライト・ノベルズが受けるようですね。純文学とは違いますが、読書への入り口として悪くないと私は思っています。
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宮部みゆきさんの「蒲生邸事件」



恩田陸さんの「夜のピクニック」
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