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リーマンの問題で新聞に掲載されている言葉で

「住宅ローン担保債権」とありますが、

これは「住宅を担保にしてローン(お金を借りる)を組む、それを返済する義務」 という
解釈で合っているのでしょうか?

日本でよく耳にする住宅ローンは「住宅を購入するために借りるお金(ローン)」 と
思っているのですが、、、
そこらへん 解りやすく詳しく教えてください。
住宅購入もしたこととない素人なのでよくわかりません。

A 回答 (3件)

違いますよ。



これは、アメリカの金融会社がはじめたもの
    ↓
住宅ローンを借りる人がいる(サブプイライムローン)
    ↓
それを一ところで扱うとリスクが高くなるので
その金額を細分化して、証券化する。
    ↓
その証券を転がして運用し商売にする金融商品にした
    ↓
これが「住宅ローン担保債権」です。

これには、サブプライムローンに融資すための資金を
集めるために、この手法が考え出されたようですが
ローンの借主が返済が滞らないうちはうまく回りますが
想定以上に返済が滞り、ローンの借主が返済不能にでも
なろうものなら、その仕組みはもう成り立ちません。
その金融商品の価値自体が落ちたのと同じことなのです。

今回のリーマンブラザースはこの金融商品を多く扱っており
サブプイライムローンの焦げ付き(いわゆる返済不能に陥る)
金融価値のない証券がでてきてしまい、従って多く扱って
いればいるほど損失額も大きくなり、今回の破綻に追い込まれたということです。

日本の土地バブルでも似たようなことがありましたよね。
それとまったく同じ種類の失敗をしています。
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この回答へのお礼

解りやすいご回答どうも有難うございました!

お礼日時:2008/09/22 18:19

住宅ローンの借用証書を銀行が持っていて、その証書の担保にローンを借りた人は(土地を購入して)家を建てたり、マンションを購入したりします。

ローンを借りている人にとっては債務(借金)です。ローンを貸している銀行にとっては債権(借金を取り立てる権利)となります。
その債権には住宅ローンの担保物権がついていてもし返却できない時は住宅ローンの担保物件を差押えて競売にかけお金に換えることができる。これが住宅ローン債権で、この住宅ローン債権を担保にして、発行される債権が住宅ローン担保債権です。
土地や住宅の価格が下がると住宅ローン債権の担保価値が低下します。ローン借用者が返済できなくなったとき、担保物件を差押えても住宅ローンの借用証書の金額の評価額を割ってしまいます。つまり、住宅ローン債権の評価額が額面より低下し、それを担保にした住宅ローン担保債権の評価額も連動して低下します。
沢山の住宅ローンを借りている人が給料が低下したり、リストラにあって、返済不能になることが多発し、貧しい人が住宅を建てなくなると、住宅建設が減少し、土地や住宅の評価額が下落していきます。そうすると住宅ローンの返済が滞った人の住宅が競売に掛けられても銀行は貸しただけのローンの金額を回収できなくなって、銀行も大損をします。住宅ローン債権を担保にした住宅ローン担保債権を購入する会社や個人が減少して住宅ローン担保債権が暴落して行きます。その債権を沢山保有していた銀行や証券会社や生命保険会社や年金を運用する公共団体の運用資産が数100億円~数10兆円も目減りしたのがニュースで報じられています。日本の国民年金の3割もそのような住宅ローン担保債権を組み込んだ債権を購入して運用されていた為一晩の内に6~7兆円の運用損失がでたとの報道が流れ、銀行や証券会社や年金運用機関や生命保険など莫大な評価が下がった債権を保有して大きな運用損が発生して、米国発のサブプライムローンによる世界的な不景気や信用不安が発生しているわけです。
これから一般庶民も支給される年金が減らされるなどの影響がでてくるかと思われます。
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この回答へのお礼

詳しいご回答どうも有難うございました。
よくわかりました。

お礼日時:2008/09/22 18:18

「住宅ローン担保債権」とはわかりやすく言うと、



「住宅取得資金のための融資(ローン)でその住宅が担保となっている債権」

のことを言います。
で、債権という言葉なのですが、「一定の給付を請求しうる権利」になります。
お金を貸した場合にはその返済を請求することが出来ますよね。その権利のことを債権といっているわけです。

ちなみに、借りた人は返済しなければなりませんが、それを債務といいます。債権は貸した人が持つ権利で、債務は借りた人が持つ義務ですね。

ですから通常の住宅ローンですと債権は銀行が持ちます。

ただ日本でも証券化ローンといい、その債権を証券化して販売するという手法があります。この場合、銀行が一度融資するけど、それを証券化してその債権を他の人に売るわけですね。
アメリカで問題となったのはこの証券化した債権が焦げ付いたというのが問題の本質です。
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この回答へのお礼

なるほどという気持ちです。どうも有難うございました!!!

お礼日時:2008/09/22 18:17

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