アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

友人や親族が若くして亡くなった時に、現実には間々使われています。
例 ・・歳で早い一生を終えた
  なんと早い一生だったのだろうか
  あまりにも早い一生を終えられたんですね 等々
違和感も不自然さも感じていなかったところ、誤用=間違いの指摘を受けました。理由は「一生は期間(線)であり、早いは亡くなったその時を形容するもの。線である一生を形容するものではない(形容できない)使われていても間違いは間違い!」とのことです。
短いは正しいが早いは間違い・・
国語(学)としての、評価、解説をお願いします。

A 回答 (3件)

はじめまして。



ご質問1:
<短いは正しいが>

その通りです。

1.その方の言われる通り一生は「期間」であり、時間幅を表します。

2.時間幅は「時間の長さ」になりますから、長短で表します。
例:
5時間=5時間の長さ

3.英語でも期間を尋ねる場合は、How longとlong「長い」を使って、長さを尋ねます。

4.一生=人生という人が生きる時間は「時間の長さ」になるので、長短を使って表すのが一般的です。
例:
「長い人生」
「短い一生」


ご質問2:
<早いは間違い>

その通りです。

1「早い」はある決まった時間を基準にして使われる形容詞です。

2.つまり、「ある決まった時間=時を点と考える」ことが基本にあります。

3.例えば、ご質問のケースなら、「死ぬ時」を特定の時=点と考え、それを基準にして、「死ぬ時が早い」=「死ぬのが早い」「死が早く到来した」などという文脈で使えます。

4.上記の例は形容詞「早い」の叙述用法ですが、他にも限定用法として「早い死」などのように名詞を修飾する用法としても使えます。

この時、「死」は「死の時」という特定の時間を一点としてみています。

5.以上から、ご質問文を「早い」を使って表すには、「死」のような一点の時を示す単語と併用する必要があるのです。
例:
「・・歳で早い一生を終えた」(X)
→「・・歳で早い死(最期)を迎えた」(O)

「あまりにも早い一生を終えられたんですね」(X)
→「あまりにも早い死(最期)を迎えられたんですね」(X)


ご質問3:
<なんと早い一生だったのだろうか>

この表現は慣用的には可能です。

1.「早い」は期間を表す「一生」には使わない、という回答を上記でしましたが、期間を終点から見つめる場合に使えることがあります。

2.その場合は、その期間が「早く過ぎ去った」「あっという間に過ぎた」という、経過のスピード間に言及する意味で、内包する意味を補充して、慣用的・比喩的に使われています。
例:
「早い一週間だった」→「早く過ぎた一週間だった」→「一週間があっという間に終わった」

3、比喩表現でも「駆け足人生」「猛スピードで駆け抜けた人生」などという表現があります。「早い人生」は、このような比喩的な感覚で使われている慣用表現で、許容範囲にあります。


以上ご参考までに。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

当方の質問に対し、詳細、丁寧、個別具体的に教えていただき、恐縮しております。
大変な手数をおかけしましたが、一々納得いたしました。
特に質問3へのご回答(慣用的には可能)の部分は、こちらでのやり取りでも触れられていなかったので、特に勉強になりました。
本当に有難うございました。心からお礼申し上げます。

お礼日時:2008/10/05 00:05

正しくは「短い生涯(一生)を終えた」ですね。



一生とは生まれてから死ぬまでの期間なので長短で表します。
(例)あまりに短い一生だった。20歳という短い一生を終えた。
「短命」や「長寿」という言葉がありますね。
死別の年齢を他の形容詞で表すなら「若い」です。
(例)あまりに若くで亡くなった。20歳という若さで亡くなった。

なお、「早世」という言葉がありますが、
これも「人が早く世を去る」=「若くで亡くなる」という意味です。
このあたりから「早い」という表現が派生したのでしょうね。

また、若年の死には「夭折」という表現があります。

美しい日本語を使いたいですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳細なご回答有難うございました。
これまで無頓着でしたが、改めて言葉を大事にしたいと思います。
お世話になりました。

お礼日時:2008/10/04 23:50

そうかもしれません。


その方鋭いですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

即刻のご回答有難うございます。端的な表現で、結論も見えた気がします。今後言葉の使い方にも気をつけたいと思います。
有難うございました。

お礼日時:2008/10/04 23:41

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!