プロペラシャフトの異音
ジャーガーXの2001年製の車です。 フロアーの右後輪あたりから異音がしましたので、デイラーで見てもらったらプロペラシャフトの交換が必要とのことで、高額な見積もりを提示されました。発進の時に鳴ったり鳴らなかったりで常時鳴っていません。どちらかといえば低速でなり、スピードが上がればとまります。シャフトは別にぶつけたこともないので交換まで必要なのでしょうか。またこのまま乗っていて問題ないでしょうか。判る方教えてください。
1.プロペラの重大な故障では無さそうですね。
車庫入れの時のように前後進を切り替えた最初だけ鳴りますか?
前進でも後退でも、必ず切り替えた最初だけ鳴るのであれば、問題ありません。
音色が『カッキン』とか『チーン』とか言う音ならば、コンパニオンフランジの端面とベアリングの端面が擦れる時に生じる音です。
デフのプロペラとの接続に使われているフランジと、プロペラの中間軸受けに使われるフランジがあります。
共にナットで数トンと言う軸力で締め付けられていますが、スプラインのガタが数ミクロンあって、トルクが掛かった最初だけ、軸力で押さえているのがトルクに負けてガタ分だけずれます。
これ自体は音はしませんが、プロペラのチューブをスピーカーにして反響します。
日本車ではフランジとベアリングの間に滑りやすい材質のワッシャーを入れてやって積極的に滑らせたり、プロペラのチューブの中に紙のダンパーを入れて、音を減衰させています。
『カシャン』とか言う音の場合は、A/Tのギアのバックラッシュがプロペラのチューブの中で反響しているものです。
A/Tは噛合っているギアがいくつもあって、ギアのバックラッシュを合計すると、それなりの量になるのですが、前後進を切り替えるとその分のギアの叩きがあって、『カシャン』と言う音がでます。
いずれのケースとも、最初の発進の一回だけで、走っている時は鳴りません。
『右後輪あたりから』とのことですが、もしかしたら、この辺りにも回転方向のガタを持つものがあるかも知れませんね。
2.ユニバーサルジョイントは特に欧州のメーカーの物はベアリングのシールがプアで、グリス洩れや水が内部に入る等の不具合が起こることも考えられますが、この場合は常に異常な音と振動が発生しますから、質問者さんの言われている症状と合致しません。
ユニバーサルジョイントを使っているプロペラであるならば、ジョイント部をつかんで上下や回転方向に揺さぶってみて、明らかなガタが無ければジョイントの故障ではないでしょう。
合わせて締結ボルトの緩みも見ておけば良いでしょう。
3.同じ欧州車のベンツやBMWはコンパニオン・ディスクと言うゴムで出来たカップリングを使っていますが、内部に入れているナイロン製のコードが良く切れるそうです。
その場合はショックが大きくなるとブログ等に書かれているのを見ましたが、私はこれに直面したこともありませんし、ジャガーにこのカップリングが使われているか否かも知りませんので、あまり参考にならないかも知れません。
もし使っているならば、コイツも臭いですね。
4.私は部品メーカーでプロペラの開発をしていて、最近もベンツやBMWのプロペラを分解調査したりしましたが、ジャガーは見ていません。
日本車は冒頭で説明した『カッキン』のような機能上問題の無い音に対して対策をしているものが多いのですが、ベンツもBMWも特に紙のダンパーを入れるとかの配慮はされていませんでした。
”走り”では欧州車の評価は高いものもあると思いますが、細かい部分までの配慮は日本車の方が優れていると思いますけど。
参考になりましたでしょうか。
この回答へのお礼
詳しく説明していただき、有難うごだいました。大変参考になりました。
以前、XJSに乗っていましたがジャガーは部品・工賃共に国産車よりゼロが一つ多いですね。
XJSのワイパーモーターが部品代だけで20万円以上しましたから。
そのときはアメリカから部品を輸入したら少し安く買うことができました(レートの関係もあるでしょうが)。
またはXタイプなので、フォードに相談してみては如何ですか?
外装以外はモンデオとほぼ共通だと思いますので。
ジャガーですから、
部品はアッシーでしかリリースされていないと思います。
まさか、イギリスまで行って買い付けるわけにも行きませんし…
高額になりますが
ジャガーですから、直るだけ「良し」とすべきではないかと存じます。
ご参考下さい。
シャフトとは、動力を車輪に伝道する棒状のものですよ。簡単に壊れるもんじゃありません。そのシャフトとエンジンや車軸に連動させるユニバーサルジョイントと云う、自在に動く連結器に異常があると思われます。お値段は何とも、申し上げられませんが、シャフトの数十分の一のお値段でしょう。
他の修理工場で点検されたほうをお進めします。
この回答へのお礼
回答有難うございました。他の工場もあたってみます。
プロペラシャフトの異音は、ほとんどの場合がベアリング部のグリス切れかベアリングの破損によるものです。
通常ならば、ベアリング部だけの交換で済むのですが、たいていのディーラーは、壊れていないシャフト部から丸ごと交換しようとします。
このまま乗っていると、いつかはシャフトごと交換しなければならないような事態になると思われますので、ディーラーではなく、良心的な修理工場を探して持ち込んでみてはいかがでしょうか?
この回答へのお礼
回答有難うございました。参考になりました。
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