No.5ベストアンサー
- 回答日時:
さすがにshoyosiさんは目の付け所が違いますね。
回答してからもう少し考えてみたのですが、朝日新聞社の『アエラムック マルクスがわかる』は現代のマルクスに関する学説や情報をしっかり載せていて、参考になります。また、巻末にリーディングリストがあり、これも参考になります。
ちょっと深く突っ込みたいという向きには『マルクス カテゴリー事典』(青木書店)などはいかがでしょうか。
実際にマルクス経済学をかじってみるのも一つの手ではありますが、適切な文献の紹介ができません。ご容赦下さい。
ご解答ありがとうございます。
自分なりに調べた結果、現代書館「資本論」と
今回お勧めいただいた朝日新聞社「マルクスがわかる。」
の二冊を購入することにいたしました。
まずはこの二冊で読んでみようと思います。
本当にありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
現代書館の「資本論」はどうでしょうか。
この本は、本シリーズの他の本と同じく、漫画を基本に書かれていますが、程度は高いです。参考URL:http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN4-7684-0 …
ご解答ありがとうございます。
他の方からのアドバイスも大変参考になったのですが、
shoyosiさんが勧めてくださっているこの本が
私の考えていた本に一番近い気がします。
「フォー・ビギナーズ・シリーズ」というのを初めて
知ったのですが、他にも興味深い本が沢山ありました。
早速手に入れて読んでみようと思います。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
sassyさんが書かれているとおり、第1章から読むと挫折するでしょう。
今マルクスを読むとしたら、「経済学」や「左翼思想」とは全く切り離した、辞書か聖書、お経のようなものとして味わうことをオススメします、「資本論解説書」も星の数ほどあれど、所謂「マル経」の立場から書かれた本はどれもこれもとおり一遍で面白くありません。私のオススメは元ロンドン大教授森島通夫氏の「マルクスの経済学」(確か日本経済新聞社刊)です。彼自身はバリバリの数理経済学者で、変な色眼鏡なしに、マルクスを再構成しようとしています。「近経」学者から揶揄された労働価値説にしても、「集計因子」の観点から捉え直され、マルクスはワルラスと並ぶ一般均衡理論の創始者、当時類を見ない動学の開祖として高く評価されています。
解説書なしで読むなら、冒頭述べたように、19世紀の英国事情を表わした「辞書」としてパラパラ眺めたりすると面白いです。有名なウエッジウッドの陶磁器も出てきます。幕末日本からの主要輸出品である襤褸切れの話も出てきます。
あと、第1章にでてくる「価値形態論」を眠くならないように読むには、これを「不完全ではあるが現代数学を先取りした理論」として読むことをオススメします。数学では、「同値」、「同値関係」という概念があり、きちっと定義もされているのですが、微分積分も満足にできなかったマルクス氏が独力で「同値関係」を
「発見」しかけていたというのは感動に値します。
もう一つ。背景として「聖書」と「シェイクスピア」はある程度知っておく必要がありますね。
ご解答ありがとうございます。
軽い気持ちで考えていたのですが、やっぱり難しいそうですね・・・。
それにしても、何を勉強するにも「聖書」と「シェイクスピア」に
ぶるかるんですね。
詳細なご説明、ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
資本論への導入書としては、やはりマルクスの書いた『賃労働と資本』『賃金・価格および利潤』(岩波文庫)を読むのが手っ取り早いと教わったことがあります。
もの分かりのいい人は、これをベースにマルクスの経済学が見えてきます。また、岡崎次郎『資本論入門』(国民文庫)というものもあります。もう少しかみ砕くとなると、書籍選択が厳しくなります。
学説史として、例えば根岸隆『経済学の歴史 第2版』(東洋経済新報社)の第5章に「マルクスの経済学」という章があります。また、経済学史の本(例えばtntさんご推薦の宇沢弘文『経済学の考え方』)にはマルクスについての解説がありますから、それを手がかりに探ってみてはいかがでしょう。
マルクス・レーニン主義については、新日本出版社の本が良いのですが、これについてはわかりません。申し訳ありません。
追記:資本論は前から読んでいくと挫折します。
2巻・3巻から読むとわかりやすいようです。
早々のご解答ありがとうございます。
あまりに詳しく、かつご丁寧でびっくりしました。
早速どんな本なのか調べてみたいと思います。
本当にありがとうございました。
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