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現在、高機能素材のゴアテックスに倣った防水、透湿素材が数多く開発されていますが、やはりそれらはゴアテックスほど優れてはいないのでしょうか?
モンベルやザ・ノースフェイスから独自の素材が開発されていますが、それらはどうなのでしょうか?

ご回答いただければ幸いです。

A 回答 (2件)

 ゴアテックス以外のウエアメーカーオリジナルの防水透湿性素材をいくつか挙げます。



・モンベル
 ドライテック(ブリーズドライテック)、スーパーハイドロブリーズ
・ノースフェイス
 ハイベントD
・パタゴニア
 H2No
・マウンテンハードウエア
 コンデュイット
・ミズノ
 ベルグテック
・フェニックス
 ディアプレックス
・オンヨネ
 ブレステック

 私もそれら全てを使用して試したわけではないので、まあ話半分くらいに聞いておいていただければと思うのですが、とりあえず「耐水圧」については数値上はゴアテックスが飛び抜けています。
 ただ、これは実用上必要とされる域を遙かに超えたところでの話なので、とりあえずレインウエアとして使用するには、上に挙げた素材で使用に耐えないモノはないでしょう。

 最も重要な性能である透湿性については、数値上はゴアテックスを上回るものはいくつかあります。ですが測定法が複数あるので同一軸での数値評価は難しい状況です。
 少なくともいくつかを使用して試してみたところ、ゴアテックスと決定的な差があるものはありませんでした。性能的にはどれも大差はないのではないでしょうか。

 ですからあとはウエアの造りによる全体的な性能や耐久性が重要になると思います。
 その点ゴアテックスは、きちんとメンテナンスすれば10年くらいは軽く保つことが実証されてます。私もつい最近まで20年経ったレインウエアを持っていましたし、シュラフカバーは20年モノがまだ現役です。
 他の素材はそこまでの耐久性はまだ証明されていませんし、ある種のコーティング素材は明らかに耐久性が大幅に落ちるであろうモノもあります(その分安いのでそれはそれで良いのですが)。

 それともうひとつ。
 ゴアテックス製品は、ゴアテックスのメンブレン自体の重量がそこそこあるためか、または製品としての造りがゴアテックス社によってコントロールされていることもあるのか、「軽量化」の分野では不利です。
 例えばゴアテックスのテントは、フライシートを省略してシングルウォール化してもダブルウォールの同型テントとほとんど同重量か下手すれば重いモノすらあります。はっきり軽いのはブリーズドライテックとかピラミッドとか、つまり「ゴアテックス製ではない」製品ばかりです。
 レインウエアも、例えば3レイヤーのジャケットで見ると、ゴアテックスではおそらくモンベルのストームクルーザージャケットが310gで世界最軽量だと思いますが、そのモンベルは自前のブリーズドライテックだと280gというモデルを造っています(ピークシェル)。
 パタゴニアも軽量化には熱心なメーカーで、一時180gのプルオーバーを出していましたが(これは2.5レイヤー)、これもパタゴニアオリジナルのH2Noでした。そもそもパタゴニアはゴアテックス製品をほとんど造っていませんし。
 なので「軽量化」にプライオリティを置いたモノ選びをすると、多分選択するモノはゴアテックス製以外から、ということになるかと思います。価格もゴアテックスよりは安いモノがほとんどですし。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ゴアテックスは耐久性があるけども、重くて高い。他社の製品には軽くて安いものがあるけども、耐久性に不安。耐水性には大差がない。
ということですね。
大変参考になりました。

お礼日時:2008/10/13 18:20

私も以前、こちらで同じような質問をしました。


私の使用用途としましては、主に登山用として購入しました。
モンベルのブリーズドライテックを所有しております。
実際、登山の場合は、天候を入念にチェックした上入山しますので、雨に降られた事がありません。
登山の時は基本的にザックに入れて歩いてありますが、実際の用途としては防寒と、風除けです。
あとチャリキャンの時の雨が降ってきた時に何度か利用しました。
パンツは、いまだに使ったことがありません。
したがって、山行の内容にもよるとは思いますが、透湿性としては、ゴアに勝るものはないかもしれませんが、めったに使わないものは、軽さも含めて自分の山行にあったものをお選びになられてはいかがでしょうか。
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